
3冠王者セラが“祭典”制覇の通算26勝目、現役王者も逆転勝利でマッサは選手権首位奪還/SCB第9戦
国境を越えて隣国アルゼンチンへと向かい、10月4~6日に首都ブエノスアイレスのアウトドローモ・オスカー・ファン・ガルベスにて開催されたSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第9戦は、ふたりのチャンピオン経験者が土日両ヒートを制することに。
土曜レース1は22歳の新鋭アーサー・ライスト(フルタイム・スポーツ/トヨタ・カローラ)がストックカー初勝利を飾るかに思われたが、変則的なプッシュ・トゥ・パス操作により処罰を受け、シリーズ3連覇記録を持つダニエル・セラ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)がSCB通算26勝目をマーク。
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21歳の新鋭たちが躍動しトヨタが表彰台独占。ペテコフ初勝利、バプティスタ兄弟はワン・ツー達成/SCB第8戦
ブラジル南部リオグランデ・ド・スル州に位置するアウトドローモ・ヴェロパークにて、9月7~8日に開催されたSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第8戦は、ともにレーシングカート時代から切磋琢磨してきた南米流『黄金世代』とも言うべき21歳が躍動する週末に。
ともに“New Kids on the Track”と称されたジャンルカ・ペテコフ(フルタイム・スポーツ/トヨタ・カローラ)が土曜スプリントでキャリア初優勝を飾ると、日曜メインレースではフェリペ・バプティスタ(クラウン・レーシング/トヨタ・カローラ)が、前戦に続く連勝で今季3勝目を飾ることに。
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AO・バイ・TFが1秒差で辛勝、宮田莉朋組は終盤に表彰台を失う。木村武史組が乱戦LMGT3を制覇/ELMSスパ
8月25日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで2024年ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第4戦の4時間レースが行われ、ポールポジションからスタートしたAO・バイ・TFの14号車オレカ07・ギブソン(ジョニー・エドガー/ロバート・クビサ/ルイ・デレトラズ)が総合優勝を飾った。
LMGT3クラスでは、ケッセル・レーシングの57号車フェラーリ296 GT3(木村武史/エステバン・マッソン/ダニエル・セラ)が後続に37秒の差をつけ圧勝。木村は2023年の第3戦に続き、ELMSのGTカテゴリーで2勝目を記録することとなった。
<h2>■LMGT3のポールポジションは濱口弘が獲得</h2>
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初開催スタジアム市街戦はトヨタのカミーロがスプリント制覇。マッサが選手権首位浮上/SCB第7戦
ブラジル南東部ミナスジェライスの州都ベロオリゾンテにて、8月16~18日の週末に開催されたSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第7戦は、特徴的なインバーテッドグリッドの規則を活かしたチアゴ・カミーロ(イピランガ・レーシング/トヨタ・カローラ)が土曜スプリントを初制覇し、歴代2位タイのキャリア通算40勝目に到達。
続く日曜のメインレースでは、ポールシッターのSCB“3連覇”経験者ダニエル・セラ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)を仕留めたフェリペ・バプティスタ(クラウン・レーシング/トヨタ・カローラ)が今季2勝目を飾り、ネルソン・ピケJr.(カバレイロ・スポーツ/シボレー・クルーズ)とシリーズ5冠の“帝王”カカ・ブエノ(KTFスポーツ/シボレー・クルーズ)が続く表彰台に。
そして今季好調を維持するフェリペ・マッサ(TMGレーシング/シボレー・クルーズ)が、2021年のフルシーズンデビュー以来初となる選手権リーダーに浮上している。
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父ルーベンスの得意トラックで愛息ドゥドゥがスプリント初制覇。本戦は2冠王者が完勝/SCB第6戦
今年で開設50周年を迎えた伝統のゴイアニアにて、7月27~28日に争われたSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第6戦は、元F1ドライバーやタイトル獲得経験者に混じり、新世代のチャンピオン候補が台頭する週末に。
おなじみルーベンス・バリチェロ(モービル・エール・フルタイム/トヨタ・カローラ)が通算8勝を重ねてきた、得意のアウトドローモ・インテルナシオナル・アイルトン・セナのトラックにて、22歳の愛息“ドゥドゥ”ことエドゥアルド・バリチェロ(モービル・エール・フルタイム/トヨタ・カローラ)がスプリント初制覇を飾り、偉大な父から勝利の遺産を引き継ぐことに。
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荒天中止の第2戦代替を含む変則3ヒート開催。セラが通算25勝目も押し寄せる世代交代の波/SCB第5戦
ブラジル・サンパウロの内陸部モジ・グァスーに位置するアウトドローモ・ヴェロチッタで6月28~30日に争われたSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第5戦は、豪雨中断となった第2戦ファイナルの代替を含む変則3ヒート開催の週末に。
その仕切り直し第2戦メインレースを“3連覇”経験者ダニエル・セラ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)が制すると、本来の第5戦スプリントをガエターノ・ディ・マウロ(カバレイロ・スポーツ/シボレー・クルーズ)が獲り、今季9戦目にしてようやく初の2勝目を飾るドライバーに。そして日曜ファイナルでは、現在42歳のベテラン、フリオ・カンポス(ポール・モータースポーツ/シボレー・クルーズ)がポール・トゥ・ウインを達成する結果となった。
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バリチェロの愛息“ドゥドゥ”がスプリント制覇。ポール発進ダニエル・セラは悲運に沈む/SCB第4戦
ブラジル南部パラナ州に位置するカスカバルこと、アウトドローモ・インテルナシオナル・ジルマー・ビューで5月17~19日の週末に争われたSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第4戦は、土曜午後の30分スプリントで元王者ルーベンス・バリチェロ(モービル・エール・フルタイム/トヨタ・カローラ)の愛息“ドゥドゥ”ことエドゥアルドが3番手発進からスパートを決め、シリーズ通算2勝目をマークする結果に。
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リカルド・ゾンタを抑えたフェリペ・マッサが通算3勝目。日曜降雨中止でランク首位浮上/SCB第2戦
開幕戦から3週間のインターバルを経て、アウトドローモ・ヴェロチッタで開催されたSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第2戦は、このラウンドで通算300レースの節目を迎えた3連覇王者ダニエル・セラ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)が、金曜フリープラクティス(FP)と土曜予選で最速タイムを記録する幕開けに。
しかし今季2024年より導入された新フォーマットの土曜スプリントでは、移籍2戦目のフェリペ・マッサ(TMGレーシング/シボレー・クルーズ)が昨季終盤から続く連続表彰台記録を更新。最後はリカルド・ゾンタ(RCMモータースポーツ/トヨタ・カローラ)を抑え切ってシリーズ通算3勝目を飾り、日曜メインレースが豪雨による開催中止に追い込まれたことから、自身初の選手権首位浮上を果たしている。
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20歳の新鋭がポール・トゥ・ウイン。マッサ2位入賞もバリチェロは表彰台ならず/SCB開幕戦
トヨタ・カローラとシボレー・クルーズによる争いも今季が最後となるSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”の開幕戦が、3月2~3日にゴイアニアことアウトドローモ・インテルナシオナル・デ・アイルトン・セナで開催され、その大会名も直前に逝去した英雄の名を冠し『GP Wilson Fittipaldi Júnior(ウィルソン・フィッティパルディ・ジュニオールGP)』として幕を開けた。
その初陣で予選から輝きを放ったのが20歳の新鋭で、今季よりKTFレーシングからトヨタ陣営に移籍して実質トニー・カナーンの後任を務めるフェリペ・バプティスタ(クラウン・レーシング/トヨタ・カローラ)が、新フォーマットの決勝も制してポール・トゥ・ウインを達成。自身SCB通算2勝目を手にしている。
autosport web給油中に火災も「あれで暖かくなったよ!」昨年ル・マンウイナーの“跳ね馬使い”ふたりがデイトナでもクラス優勝の快挙
ジェームズ・カラドは、8か月以内にル・マン24時間レースとデイトナ24時間レースの両方で勝利を収めたことは、彼と、同じくフェラーリのファクトリードライバーであるアレッサンドロ・ピエール・グイディにとって、「驚くべき成果」であると信じている。
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