
国内でのタイトル決定と引退報道に感じたこと。渡航で悩ましい空港事情とトラブル【宮田莉朋“三刀流“コラムLAP 11】
2023年にスーパーGT、スーパーフォーミュラでダブルタイトルを獲得したTOYOTA GAZOO Racing(TGR)の宮田莉朋選手。2024年は海外に拠点を移してFIA F2、ELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)に参戦しつつ、WEC(FIA世界耐久選手権)でテスト・リザーブドライバーを務めています。
第11回となる今回のコラムでは、日本のモータースポーツの近況に関して、そして海外への渡航で必ず使うことになる空港での過ごし方、そして空港でのトラブルやアクシデントについてご報告します。
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宮田莉朋所属のクール・レーシングがリブランド、2025年からチーム名称を変更へ
ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2クラスに参戦するクール・レーシングは、2025シーズンからチーム名称を『CLXモータースポーツ』に変更すると発表した。
この変更は、11月29日にこのスイス籍チームがソーシャルメディアに投稿した短い声明で明らかにされたもの。「2025年以降、クール・レーシングCLXはCLXモータースポーツという新しい名称になる。新たな名称だが、原動力は同じだ」と声明には記されている。
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「改善策を考えて臨んだので、嬉しい」宮田莉朋、ELMSデビューシーズン最終戦で待望の2勝目飾る
10月17〜19日、ポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われたELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第6戦ポルティマオ4時間レースに出場したTGR(TOYOTA GAZOO Racing) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋は、中盤の2スティントを担当し、見事首位を奪取。チームは、開幕戦以来となる今季2勝目を挙た。
マルテ・ヤコブセン、ロレンツォ・フルクサとともにトリオを結成し、クール・レーシングの37号車オレカ07・ギブソンをドライブ、2024年のELMSおよびル・マン24時間レースに出場してきた宮田は、この体制での最終レースを迎えた。
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宮田莉朋組が最終戦で2勝目。LMGT3は最終周最終コーナーでの逆転で濱口弘組が戴冠/ELMS第6戦ポルティマオ
10月19日、ポルトガル南部のポルティマオ近郊に位置するアウトドローモ・インテルナシオナル・ド・アルガルベでELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ最終戦となる第6戦の4時間レースが開催され、クール・レーシングの37号車オレカ07・ギブソンをドライブするロレンツォ・フルクサ/マルテ・ヤコブセン/宮田莉朋組が優勝を飾った。
LMP2クラスのタイトルは、総合2位に入ったAO・バイ・TFの14号車(ジョニー・エドガー/ルイ・デレトラズ/ロバート・クビサ)の手に渡った。14号車はタイトルを争うインターユーロポル・コンペティションよりも前でフィニッシュしたことで、年間タイトルを決定付けた。
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観光を含めて海外でおすすめしたいレース現地観戦、ベスト3を発表します【宮田莉朋“三刀流“コラムLAP 9】
2023年にスーパーGT、スーパーフォーミュラでダブルタイトルを獲得したTOYOTA GAZOO Racing(TGR)の宮田莉朋選手。2024年は海外に拠点を移してFIA F2、ELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)に参戦しつつ、WEC(FIA世界耐久選手権)でテスト・リザーブドライバーを務めています。
第9回となる今回のコラムでは、ELMSムジェロ戦のためのイタリア遠征と、宮田選手がオススメする海外サーキットについてランキング形式でお届けします。
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戦慄の大クラッシュで赤旗中断。カイローリ組初優勝、木村武史組フェラーリは逆転でGT連勝飾る/ELMS第5戦ムジェロ
9月29日、イタリアのムジェロ・サーキットでELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第5戦の4時間レースが行われ、アイアン・リンクス・プロトンの9号車オレカ07・ギブソン(ヨナス・リード/マセオ・カピエット/マッテオ・カイローリ)が優勝を果たした。
LMGT3クラスでは、ケッセル・レーシングの57号車フェラーリ296 GT3(木村武史/エステバン・マッソン/ダニエル・セラ)が、前戦スパ・フランコルシャンに続いて今季2勝目を挙げている。
<h2>■アイアン・デイムスが周回遅れをプッシュし大事故に</h2>
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AO・バイ・TFが1秒差で辛勝、宮田莉朋組は終盤に表彰台を失う。木村武史組が乱戦LMGT3を制覇/ELMSスパ
8月25日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで2024年ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第4戦の4時間レースが行われ、ポールポジションからスタートしたAO・バイ・TFの14号車オレカ07・ギブソン(ジョニー・エドガー/ロバート・クビサ/ルイ・デレトラズ)が総合優勝を飾った。
LMGT3クラスでは、ケッセル・レーシングの57号車フェラーリ296 GT3(木村武史/エステバン・マッソン/ダニエル・セラ)が後続に37秒の差をつけ圧勝。木村は2023年の第3戦に続き、ELMSのGTカテゴリーで2勝目を記録することとなった。
<h2>■LMGT3のポールポジションは濱口弘が獲得</h2>
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宮田莉朋の復帰で日本人は再び4名に。アルバカーキ、イェロリーが代役出場へ/ELMS第4戦スパ
8月25日にベルギーのスパ・フランコルシャンで行われるELSMヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第4戦スパ4時間レースの暫定エントリーリストが発表された。8月14日にリリースされたこのリストには、4クラス43台のマシンが名を連ねている。
LMP2クラスでは、宮田莉朋がクール・レーシング37号車オレカ07・ギブソンのシートへと復帰するのが一番のトピックだ。ロレンツォ・フルクサ/マルテ・ヤコブセン/宮田の37号車トリオは、2024年第1戦バルセロナで優勝。第2戦ル・カステレでも終盤まで首位を走っていたが、トラブルによりレースを失っていた。
続いて出場したWEC世界耐久選手権第4戦ル・マン24時間レースでもクラス優勝を争ったが、終盤ワイパートラブルもあり順位を落としていた。
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宮田莉朋の代役が決定。WECでアルピーヌをドライブするシャタンがELMSイモラ参戦へ
クール・レーシングは、7月7日にイタリアのイモラで開催されるヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第3戦に向けてドライバーラインアップを調整、FIA F2シルバーストン戦への参戦を優先する宮田莉朋に代わって、ポール・ループ・シャタンを起用することが明らかとなった。
このイベントのために発表された43台のエントリーリストに含まれていたことが確認されたシャタンは、イモラ4時間レースでロレンツォ・フルクサ、マルテ・ヤコブセンとともに37号車オレカ07・ギブソンをドライブする。
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スピンも首位争いも経験。宮田莉朋が触れた「やっぱり簡単には勝たせてもらえない」ハイレベルなル・マンの世界
今季、TGR(トヨタGAZOO Racing) WECチャレンジプログラムのドライバーとしてFIA F2とELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦しながら、トヨタのハイパーカーチームのテスト&リザーブドライバーを務めている宮田莉朋。WEC第4戦ル・マン24時間では、決勝1週間前のテストデーで、ハイパーカーのドライバーとしてコースデビュー。5周の経験を積んだ後は、ELMSで所属するクール・レーシングへと戻り、マルテ・ヤコブセン、ロレンツォ・フルクサとともに37号車オレカ07・ギブソンをドライブして、自身初めてのル・マン24時間レースに挑んだ。
<h2>■「リスクを取らなければいけない」難しさ</h2>
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