22歳の新鋭がキャリア2勝目、メインレースは元“最年少王者”フラーガが快勝/SCB第10戦

 アルゼンチン遠征に続き、ウルグアイに入国したSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”は、10月24~26日に初開催地ウルグアイはエル・ピナールにて第10戦が争われ、スプリントではシリーズに台頭する新世代“New Kids on the Track”を構成するひとりでもある、22歳の新鋭エンツォ・エリアス(クラウン・レーシング/トヨタ・カローラ)がキャリア通算2勝目、レギュラー参戦での初優勝を達成。  日曜メインレースでは、豪雨の予選で今季初ポールポジションを奪っていた“史上最年少王者”のフェリペ・フラーガ(ブラウ・モータースポーツ/シボレー・クルーズ)が、23歳のドゥドゥ・バリチェロ(モービル・エール・フルタイム/トヨタ・カローラ)を抑えてシリーズ復帰後の初勝利を飾り、所属先のブラウ・モータースポーツとの最初の勝利を記録するとともに、キャリア通算20勝目に到達している。

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3冠王者セラが“祭典”制覇の通算26勝目、現役王者も逆転勝利でマッサは選手権首位奪還/SCB第9戦

 国境を越えて隣国アルゼンチンへと向かい、10月4~6日に首都ブエノスアイレスのアウトドローモ・オスカー・ファン・ガルベスにて開催されたSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第9戦は、ふたりのチャンピオン経験者が土日両ヒートを制することに。  土曜レース1は22歳の新鋭アーサー・ライスト(フルタイム・スポーツ/トヨタ・カローラ)がストックカー初勝利を飾るかに思われたが、変則的なプッシュ・トゥ・パス操作により処罰を受け、シリーズ3連覇記録を持つダニエル・セラ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)がSCB通算26勝目をマーク。

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21歳の新鋭たちが躍動しトヨタが表彰台独占。ペテコフ初勝利、バプティスタ兄弟はワン・ツー達成/SCB第8戦

 ブラジル南部リオグランデ・ド・スル州に位置するアウトドローモ・ヴェロパークにて、9月7~8日に開催されたSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第8戦は、ともにレーシングカート時代から切磋琢磨してきた南米流『黄金世代』とも言うべき21歳が躍動する週末に。  ともに“New Kids on the Track”と称されたジャンルカ・ペテコフ(フルタイム・スポーツ/トヨタ・カローラ)が土曜スプリントでキャリア初優勝を飾ると、日曜メインレースではフェリペ・バプティスタ(クラウン・レーシング/トヨタ・カローラ)が、前戦に続く連勝で今季3勝目を飾ることに。

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リカルド・ゾンタを抑えたフェリペ・マッサが通算3勝目。日曜降雨中止でランク首位浮上/SCB第2戦

 開幕戦から3週間のインターバルを経て、アウトドローモ・ヴェロチッタで開催されたSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第2戦は、このラウンドで通算300レースの節目を迎えた3連覇王者ダニエル・セラ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)が、金曜フリープラクティス(FP)と土曜予選で最速タイムを記録する幕開けに。  しかし今季2024年より導入された新フォーマットの土曜スプリントでは、移籍2戦目のフェリペ・マッサ(TMGレーシング/シボレー・クルーズ)が昨季終盤から続く連続表彰台記録を更新。最後はリカルド・ゾンタ(RCMモータースポーツ/トヨタ・カローラ)を抑え切ってシリーズ通算3勝目を飾り、日曜メインレースが豪雨による開催中止に追い込まれたことから、自身初の選手権首位浮上を果たしている。

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メルセデスAMG、2024年ワークスドライバー19名を発表。アルジュン・マイニがジュニアから昇格

 メルセデスAMGは2月1日、2024年シーズンのカスタマーレーシングで活動を行う19名のワークスドライバーを発表した。この中で、昨年は“ジュニア”ドライバーとして活躍したアルジュン・マイニが、“パフォーマンス”ドライバーに昇格している。  また、フランク・バードとフェリペ・フラーガ、デビッド・レイノルズの3名を新たなファクトリードライバーとして、陣営内に迎えたことを明らかにした。

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