タイムペナルティとラスト10分の激走で、0.2秒差の逆転決着。WRTがインディ8時間を制す/IGTC第4戦

 チームWRTの31号車BMW M4 GT3は、レース後のライト・モータースポーツへのペナルティを受け、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第4戦インディアナポリス8時間レースの優勝者と宣言された。これにより、シャルル・ウィーツはドライバーズ・タイトルを獲得した。  アダム・アデルソン/エリオット・スキアー/ローリン・ハインリッヒのドライブするライトの120号車ポルシェ911 GT3 Rは、10月5日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われた8時間レースで最初にフィニッシュラインを通過したが、オハイオ州を拠点とするこのチームはピット手順違反により最終結果に5秒が加算されたため、レースの総合優勝を逃すこととなった。

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南アフリカ出身のケルビン・ファン・デル・リンデがドイツ国籍取得。ハイパーカー模索で気になる“アストンとの距離”

 2015年からワークスドライバーを務めたアウディを2023年をもって離れ、現在はフリーランスのプロレーシングドライバーとしてDTMドイツツーリングカー選手権にABTのアウディR8 LMS GT3 EVO2を駆って参戦するなど活躍している南アフリカ・ヨハネスブルク出身のケルビン・ファン・デル・リンデ。今季はアコーディスASPチームのレクサスRC F GT3でWEC世界耐久選手権にも参戦している。  彼は先日開催されたDTMのノリスリンク戦を控えた定例記者会見の場で、突如ドイツ国籍を取得したことを口にして話題を呼んだ。  故郷から遠く離れ、若くして単身ドイツへ移住。現在は、所属するABTスポーツラインのファクトリー近くで暮らす。ドイツへ移住直後から、多忙なレース活動の傍らドイツ語学習を熱心にこなし、いまや記者会見やインタビューにもネイティブレベルの流暢なドイツ語で対応するケルビンに、ドイツ国籍取得への経緯やアウディを離れた今後の活動目標などを聞いた。  なお、実の弟シェルドンはBMWワークスドライバーとして、WEC世界耐久選手権やスパ24時間、ニュルブルクリンク24時間、そして兄と同じくDTMに参戦するなど活躍しており、兄弟そろって実力派のドライバーとして高く評価されている。 <h2>■レクサスでル・マンを走り改めて実感した“夢”</h2>

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DTMがル・マンに配慮しスケジュール変更。オランダから“テストデーへの往復”が可能に

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権は、ル・マン24時間レースのテストデーと日程が重複している6月のザントフォールト戦について、日曜日のレースのタイムスケジュールを変更することを明らかにした。

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BMW Mハイブリッド V8、WEC2戦目にして「士気を大きく高める」6位入賞。トヨタとのバトルも

 シェルドン・ファン・デル・リンデとBMW Mモータースポーツ・ディレクターのアンドレアス・ルースは、BMW Mチーム WRTがWEC世界耐久選手権第2戦でトップ5フィニッシュを目指して戦った後、6位入賞を果たしたことは、今季WEC最高峰クラスにデビューを果たしたドイツブランドの士気を大きく高めるものだと考えている。  イタリアのアウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(イモラ・サーキット)で4月21日午後に行われた6時間のレースでは、20号車のファン・デル・リンデ/ロビン・フラインス/レネ・ラストが、ハイパーカークラスでBMWにとっての最高位フィニッシュを獲得した。

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