
フェラーリが劇的追い上げで耐久カップタイトルを奪取。GTWC初開催のジェッダを制したのはウインワードAMG
2024年シーズンのファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)第10戦が11月30日、サウジアラビアのジェッダ・コーニッシュ・サーキットで行われ、メルセデスAMG・チーム・マンフィルターの48号車メルセデスAMG GT3エボ(ルーカス・アウアー/ダニエル・モラド/マーロ・エンゲル)が総合優勝を飾った。
このシーズン最終戦は同シリーズのエンデュランス・カップのフィナーレ・イベントでもあり、ポールポジションからスタートし最終的に3位表彰台を獲得したAFコルセ・フランコルシャン・モーターズの51号車フェラーリ296 GT3が耐久カップの栄冠をつかんでいる。
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チームの控訴でレース結果が取り消しに。勝訴したWRT、GTWCヨーロッパ・スプリントのタイトル獲得
10月12日にスペインで開催された、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第9戦/スプリント・カップ第4戦『バルセロナ』レース1の結果は、チームWRTがセーフティカー(SC)の導入手順に関する異議申し立てを行った後に無効となり、その後のポイント整理の結果、ベルギーチームがオーバーオール・チームタイトルを獲得することとなった。
2024年のスプリント・カップ最終大会は10月11日から13日にかけて、カタロニア・サーキットで実施された。週末のふたつのレースのうち最初のレース1は、大雨の影響で早々にSC導入がコールされ、終盤になってリスタートを迎えたあとブーツェンVDSの9号車メルセデスAMG GT3エボ(ジュール・グーノン/マクシミリアン・ゲーツ組)が勝利した。
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エンゲル/アウアー組がスプリント・カップ初戴冠。マシン炎上&豪雨のレースでWRTを逆転/GTWCヨーロッパ
10月11日から13日にかけて、スペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)第9戦/スプリント・カップ第4戦が開催された。
全5戦で争われるスプリント・カップの最終ラウンドとなった週末は、土曜のレース1をブーツェンVDSの9号車メルセデスAMG GT3エボ(マキシミリアン・ゲーツ/ジュール・グーノン)が、日曜のレース2はルトロニック・レーシングの96号車ポルシェ911 GT3 R(スヴェン・ミューラー/パトリック・ニーダーハウザー)が制した。
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史上初! ブロンズチームが総合優勝。GTWCヨーロッパ第8戦はWRTのBMWがワン・ツー達成
9月22日、イタリアのモンツァでファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)第8戦が行われ、ブロンズカップ・チームであるOQ・バイ・オマーン・レーシングの30号車BMW M4 GT3(アハマド・アル・ハーティ/サム・デ・ハーン/イェンス・クリングマン組)が、シリーズ史上初めてプロ以外のチームによる総合優勝を達成した。
レース終盤に30号車BMWをドライブしたクリングマンは、ドリス・ファントール駆る32号車BMW M4 GT3(チームWRT)と、これを猛追するアレッサンドロ・ピエール・グイディの51号車フェラーリ296 GT3(AFコルセ・フランコルシャン・モーターズ)を抑え、イタリアの伝統的なトラックで勝利しチームWRTのワン・ツー・フィニッシュを導いた。
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WRTとウインワードがマニクールで勝利を分け合い、2点差でスプリントカップ最終戦へ/GTWCヨーロッパ
8月23~25日にフランスのマニクール・サーキットで開催された、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS(GTWCヨーロッパ)第7戦。スプリント・カップの第4ラウンドとなった同イベントでは、土曜夜のレース1をチームWRTの32号車BMW M4 GT3が、翌日曜のレース2をウインワード・レーシング・チーム・マンフィルターの48号車メルセデスAMG GT3エボが制した。
この週末にそれぞれ勝利を収めた、WRTのシャルル・ウィーツ/ドリス・ファントール組とウインワードのルーカス・アウアー/マーロ・エンゲル組は、わずか2ポイント差で最終戦を迎えることとなっている。
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ランボルギーニが2021年以来の耐久カップ優勝飾る。GRTにとっては7年ぶり/GTWCヨーロッパ第7戦
7月28日、ドイツのニュルブルクリンクでファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS(GTWCヨーロッパ)の第7戦が行われ、163号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2(GRTグラッサー・レーシング・チーム)が優勝を飾った。
フランク・ペレラ、マルコ・マペッリ、ジョーダン・ペッパーのトリオ乗り込んだ163号車は日曜日に行われた3時間レースを制し、2021年のニュルブルクリンクでオレンジ1・FFFレーシングチームが勝利して以来およそ3年、1057日間にわたって遠ざかっていたエンデュランス・カップでの優勝をランボルギーニにもたらしている。
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3年ぶりエミル・フレイが勝利の美酒。ウインワードAMGはBMWとの接戦を制する/GTWCヨーロッパ第5戦
7月19日(金)から21日(日)にかけて、ドイツのホッケンハイムで2024年ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS(GTWCヨーロッパ)第5戦が開催された。
スプリント・カップの今季第3戦となったイベントは、週末に各60分の決勝が2回行われ土曜のレース1は、ルーカス・アウアー/マーロ・エングル組48号車メルセデスAMG GT3エボ(ウインワード・レーシング・チーム・マンフィルター)が優勝。翌日開催のレース2では、ベン・グリーン/コンスタ・ラッパライネン組14号車フェラーリ296 GT3(エミル・フレイ・レーシング)がスイス国籍のチームに3年ぶりの勝利をもたらしている。
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WEC/GTWCヨーロッパ/DTMに同時参戦するボルトロッティ。ランボルギーニのエースに聞く、各シリーズの難しさと自己管理方法
ランボルギーニのナンバーワン・ワークスドライバーとして、名実ともにトップドライバーの称号を得ているミルコ・ボルトロッティ。WEC世界耐久選手権では今季2024年にデビューしたLMDhカー『ランボルギーニSC63』、DTMドイツ・ツーリングカー選手権とファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・エンデュランス・カップでは『ウラカンGT3エボ2』をドライブし、計3つのシリーズに並行参戦するなど、もっとも多忙なドライバーのひとりである34歳のイタリア人ドライバーに、シーズン前半戦を過ぎたいま、その展望ついて聞いた。
<h2>■自信につながった初参戦でのル・マン完走</h2>
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ハイレベルな競争は「ル・マンでもスパでも大歓迎」ピエール・グイディが語るフェラーリドライバーの役割とWEC後半戦への意気込み
昨季2023年のWEC世界耐久選手権において、この年ハイパーカークラスにデビューしたフェラーリ499P(フェラーリAFコルセ51号車)をドライブし、ル・マン24時間レースでは見事総合優勝を勝ち取り、1年後の今年は総合3位表彰台を獲得するなど、その強さを見せるアレッサンドロ・ピエール・グイディ。
WECの活動と並行してファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパのエンデュランス・カップへ、ハイパーカーと同じ『51』を掲げたフランコルシャン・モータースのフェラーリ296 GT3を駆りシリーズに参戦をするグイディに、スパ24時間レースの会場で今季のWECやGTレースの活動について話を聞いた。
<h2>■ル・マンとスパで対照的なキャラクター</h2>
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“3番目に速いクルマ”でスパ24時間優勝「アストンマーティンにとって素晴らしい成果」とソーレンセン
コムトゥーユー・レーシングのアストンマーティン・バンテージAMR GT3をドライブしてスパ24時間レースを制したニッキ・ティームはチームの勝利を称賛し、コ・ドライバーのマルコ・ソーレンセンは「運」も味方についたと認めた。
<h2>■勝利を逃したフェラーリには「本当に同情する」</h2>
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