井筒八ツ橋
先日、妻が東海在住の友人と京都で会うことになっているということなので、「お土産は八ツ橋でいいよ」と言って送り出しました。当然のようにお土産を指定するというのも我ながらどうかと思いますが、こういうときは大抵の場合何かしら買ってきてくれるので、変に悩ませるよりいいかと思って、久しぶりに食べたいという気持ちもあったので伝えてみました。また、八ツ橋と言っても様々なタイプがあるので、「皮だけでいい」「生と硬いのと両方」という指定も添えました。
するとしっかり指定通りに購入してきてくれたのですが、それが井筒八ツ橋本舗の井筒八ッ橋(角ぎり)と井筒の生八ッ橋 ニッキの2つです。八ツ橋はニッキが強く効いているので好き嫌いが分かれると思いますし、特に小さい子供にはウケが良くないのではないでしょうか。私も小さい頃は特に焼いた八ツ橋があまり好みではなかったような気がしますが、いつからかとても好きになりました。
今回購入してきてくれた「角ぎり」は一般的な湾曲した短冊状のものではなく、ほぼ正方形のものを軽く湾曲させたような形で、一口で食べられるのでより手軽に食べられるようになっています。これも井筒だけのものというわけではなく、他の八ツ橋販売店でもよく似たものがあるようですし、どれも大きくは違わないでしょう。カリッとした食感と、ニッキの香りが甘みと一緒に広がって、とても美味しいと思います。
生八ツ橋は小豆餡をくるんで三角形に畳んだものが有名ですが、私は皮こそが八ツ橋の本体だと思っています。しっとり柔らかい生地でニッキの香りを味わうのもいいのですが、焼いたものと比べるとちょっと食べにくいのが難です。なお、生八ツ橋は1960年代に考案されたものとのことで、比較的新しいもののようですが、現在はその生八ツ橋の餡入りのものが京都土産の定番商品となっているというのが面白いですね。
しかし、京都駅の土産物売り場などでもたくさんの銘柄の八ツ橋が売られていて、一体どれを買ったらいいのかよくわからなくなりますが、京都大学から「私たちはお土産にどの八ッ橋を買えばよいのか(PDF)」という論文が出ているようです。どこまで真面目に書かれたものなのかわかりませんが、しっかり銘柄を出しているのでいい加減なものではないのでしょうね。ここでは餡入りのものを対象にしていますが、京栄堂と聖護院八ツ橋総本店がおすすめとされています。聖護院の方は私も買ったことがありますが、京栄堂の方は知らなかったので、また機会があれば買って食べてみたいと思います。
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