
強豪パラディーニがトヨタ陣営を離脱。2025年はカローラからリンク&コーにスイッチへ/TCR南米
南半球で最大規模のリージョン選手権となるTCRサウスアメリカ・シリーズにて、トヨタ・ガズー・レーシング・アルゼンティーナ(TGRA)独自開発モデルとなる『トヨタ・カローラGRS TCR』を走らせてきた強豪パラディーニ・レーシングが、今季に向け車両スイッチを発表。2025年シーズンはトヨタからリンク&コーに乗り換え、シリーズへ2台のリンク&コーCo 03 TCRを投入する。
同じ南半球を中心にTCRオーストラリアなどで声を挙げていた各国の潜在的カスタマーに対し、先月の時点で「南米以外で販売する予定はない」と述べていたTGRAだが、その脚元であるサウスアメリカでも陣営内から離脱するチームが出現することになり、これでユーザーチームは事実上のファクトリー運営チームとして、コルドバ本拠のトヨタ・チーム・アルゼンティーナ(TTA)と、ブラジル系チームであるコブラ・レーシングのみとなった。
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ホセ-マリア・ロペス緊急参戦の週末はクプラとホンダが勝利。ブラジル国内王者も確定/TCR南米第8戦
アルゼンチン最高峰のFFツーリングカー選手権『TC2000』との併催にて、首都ブエノスアイレスが誇る国際トラック、アウトドローモ・オスカー・ファン・ガルベスで10月4~6日に開催されたTCRサウスアメリカ・シリーズ第8戦は、レースウイーク直前に“緊急参戦”がアナウンスされた元ツーリングカー世界王者ホセ-マリア・ロペスが話題を振り撒くことに。
そんな週末のレース1はガリッド・オスマン(W2プロGP/クプラ・レオン・VZ TCR)が、続くレース2はファン-マヌエル・カゼッラ(スクアドラ・マルティーノ/FL5型ホンダ・シビック・タイプR TCR)が勝利を収め、同シリーズで選手権首位に君臨するペドロ・カルドソ(PMOレーシング/プジョー308 TCR)が、まずは初年度のTCRブラジル王者を獲得している。
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アルゼンチンの王者ペーニャが貫禄のTCR初優勝。プジョー308が完全制覇/TCR南米第6戦
最高峰『FIA TCRワールドツアー』との併催2連戦を終え、引き続きウルグアイのメルセデス・オートドロームで8月23~25日に開催されたTCRサウスアメリカ・シリーズ第6戦は、レースウイークを通じて激しい暴風雨にさらされるなか、次期型の登場も噂されるプジョー308 TCR陣営が躍進。
世界戦でクラス連勝を飾って選手権首位を行くペドロ・カルドソ(PMOレーシング/プジョー308 TCR)がレース1を制してそのリードを拡大すると、続くレース2ではシーズン途中から僚友を務めるTC2000“3冠“王者リオネル・ペーニャが、抜群のスタートを決めてTCR初優勝を飾っている。
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世界戦併催TCR南米ラウンドにて、ネルソン・ピケJr.が先代シビックRで初参戦「前輪駆動は新たな課題」
創設2年目となる『FIA TCRワールドツアー』と合流し、7月19~21日にインテルラゴスのホセ-カルロス・パーチェで開催されるTCRサウスアメリカ・シリーズ第4戦に向け、元F1ドライバーのネルソン・ピケJr.がTCR初参戦を表明。これまでスクアドラ・マルティーノ所属のロドリゴ・バプティスタがドライブしていた先代FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCRのステアリングを握る。
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スター選手の饗宴。TC2000王者とSCBタイトル候補が快勝。バリチェロもテスト参加/TCR南米第3戦
引き続きTCRブラジルとの併催にて、6月14~16日にサンパウロの内陸部に位置するヴェロチッタで争われた2024年TCRサウスアメリカ・シリーズ第3戦は、南米大陸が誇るスター選手を擁するPMOレーシングのプジョー308 TCRが躍進。アルゼンチンより“南米最高峰のテクニカルシリーズ”と称するFFツーリングカー選手権、TC2000で3冠を誇る王者リオネル・ペーニャと、地元の最高峰SCBストックカー・ブラジル“プロ・シリーズ”で今季タイトル候補にも挙げられるラファエル鈴木が、それぞれ今季初勝利を飾る結果に。
また、レースウイーク後に実施されたテストセッションでは、SCB参戦中のルーベンスとエドゥアルドのバリチェロ親子がPMOモータースポーツのリンク&コー03 TCRのステアリングを握り、ともに初のTCRマシンを試乗した。
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旧型FK8シビックRが完勝。パルディーニ・レーシングのカローラGRS艦隊も1-2達成/TCR南米第2戦
開幕戦の“変則耐久フォーマット”から、通常の2ヒート制スプリントに回帰した2024年TCRサウスアメリカ・シリーズ第2戦は、すでに旧モデルとなったFK8型ホンダ・シビック・タイプR TCRに乗るロドリゴ・バプティスタ(スクアドラ・マルティーノ)が、予選ポールポジションからの“ライト・トゥ・フラッグ”でオープニングヒートを制覇。続くレース2では、ファビアン・シャナントゥオーニとファン-アンヘル・ロッソ(パルディーニ・レーシング)のトヨタ・カローラGRS TCR艦隊が、リバースグリッドの好機も活かしてワン・ツー・フィニッシュを飾っている。
開幕戦インテルラゴス同様に今回もTCRブラジル併催となったアウトドローモ・カスカバルには、この第2戦に向け隣国アルゼンチンから大物ゲストが参戦。南米大陸で“最高峰のテクニカルシリーズ”と称するFFツーリングカー選手権、TC2000で3冠を誇る王者リオネル・ペーニャが、ルノー・フルーエンスGTからプジョー308にスイッチしてTCR初挑戦を果たす。
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今季唯一の耐久戦は新型クプラ・レオンVZ TCRのレイス&フォレスティ組が制覇/TCR南米開幕戦
南米大陸を舞台とするTCRサウスアメリカ・シリーズと、併催TCRブラジルの開幕戦としてインテルラゴスにて開催されたシーズン唯一の“変則耐久フォーマット”の1戦は、今季より供給が開始された新型『クプラ・レオンVZ TCR』の世界第1号をドライブしたラファエル・レイス/ルーカス・フォレスティ組(W2プロGP)がデビューウインを飾っている。
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ついに開発ドライバーが本格参戦。マティアス・ロッシがカローラGRS TCRをドライブ/TCR南米
アルゼンチンで最も成功したツーリングカードライバーのひとりであり、国内最高峰シリーズのTC2000(旧スーパーTC2000)ではシリーズ“5冠”を誇るマティアス・ロッシが、今季2024年より満を持してのTCRサウスアメリカ・シリーズ参戦を表明。ともに車両開発を担当してきたトヨタ・チーム・アルゼンティーナ(TTA)に加わり、改めて『トヨタ・カローラGRS TCR』のステアリングを握ることとなった。
autosport webSCBの強豪フルタイム・スポーツがリンク&コー陣営とジョイント。トヨタのパラディーニは体制維持/TCR南米
ルーベンス・バリチェロやリカルド・ゾンタ、ネルソン・ピケJr.やトニー・カナーンら、世界的ビッグネームが多数参戦するSCBストックカー・ブラジル“プロ・シリーズ”にて、長年トップチームに君臨してきた強豪フルタイム・スポーツがPMOモータースポーツとの提携を発表。今季のTCRサウスアメリカ・シリーズと併催のブラジル・シリーズにおいて、4台のリンク&コー03 TCRを走らせるとアナウンスした。
その南米大陸を代表するTCRリージョン選手権では2024年体制が続々と確定しており、TOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナ謹製のトヨタ・カローラGRS TCRを走らせるパラディーニ・レーシングは、ファン-アンヘル・ロッソとファビアン・シャナントゥオーニの2台体制を継続。18歳の新鋭イグナシオ・モンテネグロ(スクアドラ・マルティーノ/FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR)が初タイトルを獲得したホンダ陣営は、ファン-マヌエル・カゼッラが引き続きFL5型ホンダ・シビック・タイプR TCRのステアリングを握る。
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