4月27日、中国の独占禁止当局である国家市場監督管理総局(SAMR)は、香港の長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス)がパナマ運河の港の運営権を米資産運用大手ブラックロック率いるコンソーシアムに売却する計画を注視しており、計画の関係者は反トラスト法審査の回避を試みるべきではないとする声明を出した。パナマ運河のバルボア港で3月撮影(2025年 ロイター/Enea Lebrun) - 中国の独占禁止当局である国家市場監督管理総局(SAMR)は27日、香港の長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス)(0001.HK), opens new tabがパナマ運河の港の運営権を米資産運用大手ブラックロック率いるコンソーシアムに売却する計画を注視しており、計画の関係者は反トラスト法審査の回避を試みるべきではないとする声明を出した。SAMRは「いかなる事業の集中も、承認なしで実施されてはならない。さもなければ法的責任を追求されるだろう」とした。16日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、パナマ運河の2つの港を巡る対立が解決され、ブラックロックのコンソーシアムに加わっているスイスの船会社MSCが売却契約の大半を実行に移すための協議を行ったと報じていた。SAMRの声明は、この記事に反応したものだ。米中貿易摩擦が激化する中、長江和記実業によるパナマ運河の港の売却計画は政治問題化し、パナマ運河の運営を取り返したいと繰り返し主張するトランプ米大統領は、長江和記実業による売却計画を賞賛する一方、中国国営メディアは「裏切り」だと批判している。私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
関係者によると、オーストラリアの主要な年金基金を標的とした組織的なハッカー攻撃により、国内最大の年金基金オーストラリアンスーパーでは一部加入者の貯蓄が盗まれたほか、2万件以上の口座が危険にさらされた。(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration) - 関係者によると、オーストラリアの主要な年金基金を標的とした組織的なハッカー攻撃により、国内最大の年金基金オーストラリアンスーパーでは一部加入者の貯蓄が盗まれたほか、2万件以上の口座が危険にさらされた。国家サイバー・セキュリティー調整官のミシェル・マクギネス氏は声明で、総額4兆2000億豪ドル(約2兆6300億ドル)にのぼるオーストラリアの退職貯蓄の口座を狙う「サイバー犯罪者」の存在を認識しており、政府、規制当局、業界全体で対応策を練っていると表明した。業界団体であるオーストラリア退職年金基金協会は、先週末に「多数の」基金がハッカー攻撃の影響を受けたと発表。全容はまだ不明だが、国内最大のオーストラリアンスーパー、2番手のオーストラリアン・リタイアメント・トラスト、小売り業従事者の年金基金レスト・スーパー、年金基金MLCを所有するインシグニア・ファイナンシャル(IFL.AX), opens new tab、ホストプラスはいずれも4日にサイバー攻撃を受けたと認めた。オーストラリアンスーパーは、加入者350万人を抱え、3650億豪ドルを運用する国内最大の年金基金。最大600人の加入者のパスワードがハッカーに盗まれたことを確認した。同基金の担当者は「直ちに口座をロックし、加入者に通知する措置を取った」と述べ、全加入者にオンラインで残高を確認するよう呼びかけた。関係筋によると、オーストラリアンスーパーの加入者4人は、合計50万豪ドルを引き出され、本人のものではない口座に移されたという。オーストラリアンスーパーからのコメントは得られていない。オーストラリアン・リタイアメント・トラストは、加入者240万人、運用総額3000億豪ドルで、数百の口座に影響を与える「異常なログイン操作」を検知したと説明。不審な取引などはなかったものの、予防措置として影響を受けた口座をロックしたという。レスト・スーパーは、加入者約200万人の約1%に相当する約2万の口座に影響を与える攻撃を受けたと発表。先週末に加入者アクセスポータル上での不正行為に気づき、同ポータルを閉鎖、調査を行い、サイバーセキュリティー事故対応を開始したという。加入者180万人以上、運用総額1150億豪ドルのホストプラスの広報担当者は、加入者に損失は発生していないが、攻撃の規模について調査中だと述べた。アルバニージー首相は、一連のサイバー攻撃について報告を受けたとし、政府機関が検討した上で対応すると説明。また、サイバー攻撃は同国では頻繁にあり、6分おきに発生していると語った。私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab