
マスタングのキャメロン・ウォーターズ、予選PPから3戦全勝の開幕“クリーンスイープ”発進/RSC開幕戦
オーストラリアを代表する観光名所シドニー・ハーバー・ブリッジを封鎖し、壮観な“アクティベーション・ラウンチ”を開催していたRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップは、そのまま2月21~23日のシドニー・モータースポーツパークにて2025年開幕戦『スリフティ・シドニー500』に突入。
ここでフォード陣営のエースに君臨するキャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)が記録的な強さを発揮し、週末すべての予選シュートアウトでポールポジションを射止めると、ウエットでもドライでも、昼でも夜でも。無敵の3連勝を成し遂げ、レースウイーク完全制覇の開幕“クリーンスイープ”発進を決めている。
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RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
オーストラリア大陸を代表するRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップにて、今季2024年限りでフルタイムのレギュラーシートから退くことを表明していた2015年王者マーク・ウインターボトム(チーム18/シボレー・カマロZL1)が、早くも去就を発表した。
古巣でもあるティックフォード・レーシングに復帰し、キャメロン・ウォーターズ(フォード・マスタング)のエンデューロ(耐久カップ)登録ペアとして後輩を支えることが決まったのだ。
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フォード・マスタング1-2勝利も失意のペナルティ。最終ヒートは王者コステッキが制覇/RSC第11戦
シリーズも終盤戦に突入したRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの第11戦『ゴールドコースト500』が、10月25~27日に名物市街地のサーファーズ・パラダイスで争われ、オープニングヒートでポール・トゥ・ウインを決め、僚友トーマス・ランドルを引き連れたキャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)だったが、レース後にペナルティを受けワン・ツー・フィニッシュという結果こそ維持されたものの、大量のポイント剥奪と罰金の処分が課されることに。
続くレース2は、タイトルを争う名門トリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)のウィル・ブラウンとブロック・フィーニー(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)を退けた、今季『レプコ・バサースト1000』覇者の王者ブロディ・コステッキ(エレバス・モータースポーツ/シボレー・カマロZL1)が勝利を飾っている。
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王者コステッキが2年連続予選最速から、貫禄のポール・トゥ・ウイン達成/RSC第10戦バサースト1000
オーストラリアが誇るシリーズ最大の祭典『Repco Bathurst 1000(レプコ・バサースト1000)』が、今季もRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの第10戦としてマウントパノラマで開催され、予選シュートアウトで最速を奪った王者ブロディ・コステッキ(エレバス・モータースポーツ/シボレー・カマロZL1)が、ペアを組んだトッド・ヘイゼルウッドとともにポールポジションから決勝も支配。このふたりに挑んだブロック・フィーニー/ジェイミー・ウインカップ組(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)も退け、レース時間『5時間58分3秒』という史上最速のポール・トゥ・ウインを飾っている。
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ポール獲得のウィル・ブラウン&スコット・パイ組が今季最初の耐久カップ戦を制覇/RSC第9戦
今季初の“エンデューロ(耐久)”ラウンドとして9月14~15日の週末に開催されたRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの第9戦『サンダウン500』は、予選トップ10シュートアウトでポールポジションを奪った名門トリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)のウィル・ブラウン/スコット・パイ組(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)が、僚友ブロック・フィーニー/ジェイミー・ウインカップ組(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)との接触バトルも制し、耐久カップ初戦を飾った。
次戦に控える“祭典”こと『バサースト1000』を前に、シーズン最初の耐久カップ登録イベントとなったサンダウンの週末は、公式練習から断続的な降雨による赤旗を経験するなど悪天候に見舞われる。
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接触多発、乱戦の週末でレッドブル艦隊が撃沈。伏兵パーカットとウォーターズが勝利/RSC第8戦
オーストラリア本土から南東に約240kmのタスマニア島に上陸したRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップは、8月16~18日にシモンズプレイン・レースウェイにて『NED Whisky Tasmania SuperSprint(ネッドウイスキー・タスマニア・スーパースプリント)』の週末を迎え、土日の両ヒートともに名門トリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)のレッドブル・アンポル・レーシング陣営が、予選の赤旗から集団内バトル、接触アクシデントにより受難の展開を強いられることに。
そんななかレース1で4番グリッドからスタートを切った“伏兵”ニック・パーカット(マット・ストーン・レーシング/シボレー・カマロZL1)が、チャズ・モスタート(ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド/フォード・マスタング)を0.6142秒差で抑え切って勝利を飾ると、日曜はトーマス・ランドル(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)とタイトル候補のブロック・フィーニー(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)がクラッシュに散るなか、キャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)が今季3勝目を手にしている。
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またもフォード陣営が躍進。ウォーキンショーのモスタートがナイトレースで連勝劇/RSC第7戦
旧イースタンクリークことシドニー・モータースポーツパークで争われたRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第7戦『シドニー・スーパーナイト』は、前戦タウンスヴィルに続き第7世代フォード・マスタング・スーパーカーが躍進。土曜の予選トップ10シュートアウトではキャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)が最速を射止めると、日曜は“復権”を期す名門DJR所属のウィル・デイビソン(ディック・ジョンソン・レーシング/フォード・マスタング)が今季初ポールポジションを獲得することに。
そんななか、チャズ・モスタート(ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド/フォード・マスタング)が土曜ナイトレースと続く日曜で逆転の連勝劇を飾り、ランキング2位に急浮上している。
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次世代王者候補ブロック・フィーニーが逆襲。僚友ウィル・ブラウンを降し連勝を達成/RSC第5戦
オーストラリア大陸北端に位置するヒドゥンバレー・レースウェイにて、名物イベント『ダーウィン・トリプル・クラウン』が開催されたRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第5戦は、北米大陸でのNASCARカップシリーズ挑戦を終えた選手権首位の僚友ウィル・ブラウン(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)を打ち負かし、ブロック・フィーニー(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)が土日両ヒートを制する連勝を記録。改めて、名門トリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)所属の次世代チャンピオン候補としての存在感を見せつけた。
北部ノーザンテリトリー州において、参戦各車が現地先住民に敬意を表する“インディジナス・リバリー”の特別カラーまとうイベントを前に、シリーズは前戦『パース・スーパースプリント』を実施したウエストオーストラリア州パースにて、2026年より「新たなストリートレースを開催する」とのプランを発表した。
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フォード・マスタング躍進。チャズ・モスタート&キャメロン・ウォーターズが今季初勝利/RSC第4戦
オーストラリア大陸最高峰のRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第4戦『ボッシュ・パワーツールズ・パース・スーパースプリント』が5月17~19日にバルバガロ・レースウェイで開催され、このオフ期間にも精力的に空力開発に取り組んだGen3規定フォード・マスタングが躍進。チャズ・モスタート(ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド/シボレー・カマロZL1)とキャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)の陣営内エースがともに予選最速を記録するとともに、フォードに2024年初勝利をもたらしている。
北米大陸NASCARへの挑戦者が続々と名乗りを挙げ、世界的なGT&ストックのドライバー輩出に関してさらに実績を積み重ねつつあるシリーズだが、西オーストラリア州のトラックではオセアニア地域でGT3の名手としても経験を積むモスタートが、まずはFP最速を記録して主導権を握った。
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豪州からの刺客が続々。キャメロン・ウォーターズにRSC首位ウィル・ブラウンがNASCARカップ参戦へ
この週末にシリーズ第4戦『ボッシュ・パワーツールズ・パース・スーパースプリント』を控えるRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップより、昨季2023年に続いて北米大陸への挑戦者が名乗りを上げ、実力者2名のNASCARカップシリーズ同時参戦が決定。すでに直近にてNASCARクラフツマン・トラック・シリーズの2戦を経験したキャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)と、今季より名門トリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)に移籍したウィル・ブラウン(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)が、ともに6月のソノマ・レースウェイで開催されるシリーズ第16戦『トヨタ/セーブ・マート350』で最高峰へのデビューを果たす。
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