次世代王者候補ブロック・フィーニーが逆襲。僚友ウィル・ブラウンを降し連勝を達成/RSC第5戦

 オーストラリア大陸北端に位置するヒドゥンバレー・レースウェイにて、名物イベント『ダーウィン・トリプル・クラウン』が開催されたRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第5戦は、北米大陸でのNASCARカップシリーズ挑戦を終えた選手権首位の僚友ウィル・ブラウン(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)を打ち負かし、ブロック・フィーニー(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)が土日両ヒートを制する連勝を記録。改めて、名門トリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)所属の次世代チャンピオン候補としての存在感を見せつけた。  北部ノーザンテリトリー州において、参戦各車が現地先住民に敬意を表する“インディジナス・リバリー”の特別カラーまとうイベントを前に、シリーズは前戦『パース・スーパースプリント』を実施したウエストオーストラリア州パースにて、2026年より「新たなストリートレースを開催する」とのプランを発表した。

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悪天候のNZ初開催地で地元の英雄ハイムガートナーが初勝利。ブラウンも僚友を撃破/RSC第3戦

 シリーズ恒例F1オーストラリアGP併催の第2戦を経て、豪州大陸から海を渡ったRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップは、隣国ニュージーランドの新規会場にて4月20~21日に第3戦『ITMタウポ・スーパー400』を開催。生憎の悪天候で“カオス”と化したレースでは、地元の英雄アンドレ・ハイムガートナー(ブラッド・ジョーンズ・レーシング/シボレー・カマロZL1)がニュージーランドのファンに捧げる2021年以来の勝利を記録。明けた日曜レース2では、名門トリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)陣営の2枚看板、ブロック・フィーニーとウィル・ブラウン(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)が直接対決を繰り広げ、ランキング首位ブラウンがリードを拡大する勝利を飾っている。  開幕直前に突如の“休息”を表明した新王者ブロディ・コステッキ(エレバス・モータースポーツ/シボレー・カマロZL1)の復帰戦としても話題を集めたタウポ・モータースポーツパークでの週末は、事前の天気予報で集中豪雨が予想される事態に。現行のGen3規定スーパーカーでの同地初走行を控えるドライバーたちからも「縁石の処理を筆頭に、雨がかなり“スパイシー”な要素になる」と、警戒する声が聞かれた。

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