中国人民銀行(中央銀行)は21日、国有企業の海外進出において、人民元による決済を優先するよう促すと表明した。本部で2020年撮影(2025年 ロイター/Jason Lee/File Photo)[上海 21日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は21日、国有企業の海外進出において、人民元による決済を優先するよう促すと表明した。トランプ米大統領が高関税措置を連発し世界的に貿易摩擦が激化する中、元の国際化を加速させる取り組みとみられる。人民銀行は、国家金融監督管理局、国家外為管理局、上海市政府と連名の通知で、上海の商業銀行に対し、企業の元資金の調達コストを引き下げ、元建ての輸出入を促進するため、国境を越えた信用供与の拡大を促した。「クロスボーダー銀行間決済システム(CIPS)の構築を強化し、.ブロックチェーン技術の応用を研究・推進し、元建ての国際取引、海運、投資、融資に対し安全で効率的な決済・清算サービスを提供する」と述べた。さらに、上海金取引所が海外の取引所と協力し、世界の主要市場で人民元基準価格の適用を拡大することを支援するとした。この通知は人民銀行のウェブサイトに掲載された。私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるイタリア中銀のパネッタ総裁(写真)は31日、米通商政策を主因に不確実性が高まっているため利下げには慎重になる必要があるとの見解を示した。昨年5月撮影(2025年 ロイター/Massimo Pinca)[ローマ 31日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるイタリア中銀のパネッタ総裁は31日、米通商政策を主因に不確実性が高まっているため利下げには慎重になる必要があるとの見解を示した。ローマでの講演で総裁は「インフレとの戦いはまだ終わったとは言えない。時として矛盾した米貿易政策の発表を主因に不確実性が高まっており、政策金利引き下げの道筋には注意が必要だ」と述べた。ハト派とみなされる総裁だが、先週には現実的でデータに基づく金利決定を求め、今日の講演でも慎重な姿勢を改めて示した。「(インフレの)2%目標を妨げる可能性のある全ての要因を注意深く監視することが不可欠」と指摘。ユーロ圏の弱い景気と地政学的緊張が消費と投資を押し下げインフレ抑制に寄与している一方、不確実性の高まりで金融政策の急激な緩和には警戒する必要があるとし、これら相反する要素のバランスを取る必要があると述べた。私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab