日本でも活躍した元スーパーカー王者ジェームス・コートニーが2025年限りで引退へ「すべてをやり遂げた」

「僕は大成功を収めた、と言っていいキャリアを歩んでこられた。すべてをやり遂げて素晴らしい時間を過ごしたし、自分の条件で終わらせたい」  全日本F3選手権でのチャンピオン獲得やスーパーGTなど、日本のモータースポーツシーンでも活躍を演じ、オーストラリア大陸に凱旋した後は2010年のシリーズチャンピオンを皮切りに、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップでもトップドライバーとしての地位を確立してきたジェームス・コートニーが、来季2025年限りでのフルタイム引退を表明。現時点で19年目を数えるスーパーカーでのフル参戦に終止符を打つと宣言した。

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マスタングの“同士撃ち”で盟主T8陣営が4戦3勝。ニック・パーカットも4年ぶり勝利/RSC第2戦

 今季2024年もGMシボレーとフォードがしのぎを削るRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップにて、おなじみとなったF1オーストラリアGP併催の第2戦『メルボルン・スーパースプリント』が3月21~24日にアルバートパークで開幕。この華々しい舞台にて、ブロック・フィーニーとウィル・ブラウン(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)の2枚看板を擁するトリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)陣営が、4ヒート中で3勝を飾ってライバルを圧倒する結果となった。  豪州大陸に上陸したF1サーカス一行が2024年シーズン第3戦『フォーミュラ1・ロレックス・オーストラリア・グランプリ』を開催するのにあわせ、グランプリ前週から“アデレード・モータースポーツ・フェスティバル”が催された現地では、元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーが2010年のスーパーカー王者ジェームス・コートニーのドライブで“ホットラップ”を経験したのに続き、日本でも活躍したリアム・ローソンがその「正しい側(ドライバーズシート)」に座った。

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元ハースF1代表がジェームス・コートニーのサイドシートを体験「年齢を感じたよ(笑)」/RSC | 海外レース他 | autosport web

 すでに2月末にも2024年の開幕戦『スリフティ・バサースト500』を終えているオーストラリア大陸最高峰のRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップは、今週末に迫ったF1オーストラリアGPとの併催イベントである第2戦『メルボルン・スーパースプリント』を前に、恒例のアクティヴィティ・ウイークに突入。  昨季2023年までハースF1の代表を務めたギュンター・シュタイナーが、最新のGen3規定フォード・マスタング・スーパーカーに同乗し、2010年王者ジェームス・コートニーのドライブで“ホットラップ”を体験した。

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