
チップ・ガナッシ・キャデラックが有終の美。GTP王座はポルシェ・ペンスキーが獲得/IMSA最終戦
10月12日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第11戦『モチュール・プチ・ル・マン』がアメリカ・ジョージア州のミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで行われ、キャデラック・レーシングの01号車キャデラックVシリーズ.Rが優勝した。
セバスチャン・ブルデーとレンガー・バン・デル・ザンデのペアに第3ドライバーとしてスコット・ディクソンが加わった、チップ・ガナッシ・レーシングが運営するキャデラックチームは、2024年シーズンの最終戦となった10時間レースの序盤、センサー関連の違反で後れを取ったが、これを克服し劇的な勝利を収めている。
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女性ストラテジストがハイパーカーで活躍中「ル・マンで勝つことが夢」と“情熱のトライ”重ねる
9月13〜15日、富士スピードウェイで行われたWEC世界耐久選手権第7戦・富士6時間レース。レースはポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ6号車のシーズン2勝目で幕を閉じたその一方、“残念無念”と言うしかないクラッシュで戦列を去ったのが、予選で初のポールポジションを獲得し、決勝でも活躍が期待されたキャデラック・レーシングの2号車だった。ブルーのカラーリングも眩いキャデラックVシリーズ.Rは、最後は前が見えないぐらいの痛々しいダメージを負ってしまった。
さて、このキャデラック陣営を率いているのが、ゼネラルモーターズ(GM)のスポーツカーレース・プログラムマネジャーを務めるローラ・ウォントロップ・クラウザーさんというのは、よく知られた話。数あるマニュファクチャラーの中で、唯一の女性トップである。
だが、実はキャデラック陣営には、彼女の他にも注目の女性スタッフがいる。
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ブルデー、タイトルを争う01号車キャデラックの「悔しい結末」を嘆く。GTP初代王者は絶望的に
セバスチャン・ブルデーにとって、9月22日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第10戦『バトル・オン・ザ・ブリックス』の決勝で見舞われたタイヤトラブルは、彼とキャデラック・レーシングのチームメイトであるレンガー・バン・デル・ザンデが挑戦しているGTPタイトルの獲得を遠ざけることとなった。
ブルデーとバン・デル・ザンデがドライブする01号車キャデラックVシリーズ.Rは、日曜に行われた6時間レースをポールポジションからスタートしたが、フィニッシュまで残り90分を切ったところでのピットイン直後、アウトラップで右リヤタイヤのパンクに見舞われた。
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WEC初ポール獲得のキャデラックはもう0.2秒速かった? ロングランも悪くなく「混戦に入り込めるかも」
WEC世界耐久選手権でキャデラックVシリーズ.Rに初めてのポールポジションをもたらしたアレックス・リンは、2年近く「小さな勝利」を目指してきたチームにとって、富士で予選最速となったことを「素晴らしい勝利」と称賛した。
リンはチップ・ガナッシ・レーシングが運営するキャデラック・レーシングの2号車のステアリングを握り、日曜の決勝レースに先駆けて行われた『富士6時間耐久レース』の予選で最速タイムを記録。4年連続でポールポジションを獲得してきたTOYOTA GAZOO Racingから“指定席”を奪ってみせた。
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特別な鍛錬重ねたリンと「マレーシアに住んでいたから大丈夫」のバンバー。キャデラック、酷暑のCOTAで『完璧』目指す
キャデラックのドライバー、アレックス・リンとアール・バンバーは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)の高温とGフォースがふたりを限界まで追い込むため、体力的に「非常に厳しい」WEC世界耐久選手権第6戦『ローンスター・ル・マン』に備えている。
リンとバンバーは、シーズン開幕戦のカタール1812kmとル・マン24時間レースを除き、2024年のWEC世界耐久選手権のレースで2名編成で2号車キャデラックVシリーズ.Rをドライブしてきた。
しかし、今週末のCOTAでのシーズン6戦目は、サーキットの特性上、高速コーナーが多く、気温も30度を超えるため、体力的にはるかに厳しい試練となることは間違いない。
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4年ぶり開催のCOTAにドライバーは期待寄せるも「デグラデーションが激しく戦略的には難しい」と予想
WEC世界耐久選手権に参戦するドライバーたちは、シリーズが来月サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)へと戻ることを楽しみにしているようだ。
8月30~9月1日に行われる『ローン・スター・ル・マン』は、世界を駆け巡るシリーズが4年ぶりに、高く評価されているテキサス州・オースティンの会場に戻ることを意味する。また、今季よりセブリング戦が外れたことで、WECのトップカテゴリーであるハイパーカークラスを米国で観戦できる唯一の機会でもある。
<h2>■この冬、路面の再舗装も完了</h2>
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大事故&赤旗の原因となったキャデラックに、次戦ル・マンでグリッド降格ペナルティ/WECスパ
キャデラック・レーシングのドライバー、アール・バンバーは、5月11日に行われたWEC世界耐久選手権第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースを中断させる事故を起こしたとして、6月の第4戦ル・マン24時間レースにおける5グリッド降格ペナルティを言い渡された。
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中団から抜け出せないキャデラック。現状、優勝争いは「ほど遠い」とバンバー/WECスパ
アール・バンバーは、キャデラックがWEC世界耐久選手権でライバルのハイパーカーに迫るには多くの努力が必要であることを認め、盛況のシリーズで拡大されたトップクラスで勝利に挑戦するには「ほど遠いようだ」と指摘した。
バンバーと彼のチームメイトであるアレックス・リンは、降雨の影響を受けた先月の第2戦イモラ6時間レースで10位入賞を果たし、ハイパーカークラスのドライバーズランキングで現在14位につけている。
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WEC第2戦イモラのエントリーリストが発表。開幕戦で“失格”のキャデラックは3人目を起用せず
チップ・ガナッシ・レーシングが運営するキャデラック・レーシングは、4月19~21日にイモラ・サーキットで開催される2024年WEC世界耐久選手権第2戦で3人目のドライバーを起用せず、レギュラーのふたりのみで6時間レースに臨むことが確認された。
今月2日(火)に公開された今季第2戦『イモラ6時間』の暫定エントリーリストによると、グリッド上の唯一のキャデラックマシンである2号車をドライブするのはフルタイムドライバーのアレックス・リンとアール・バンバーのみで、サードドライバーの名前は見当たらない。
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最多97周リードも0.8秒差で優勝逸したキャデラック。トラブルと闘っていたとブルデー/IMSA
セバスチャン・ブルデーは、伝統のセブリング12時間レースを2位でフィニッシュした後、チップ・ガナッシ・レーシングがオペレートする01号車キャデラックVシリーズ.Rを後退させた電気系トラブルについて語った。
キャデラック・レーシングのバナーの下、チップ・ガナッシ・レーシング(CGR)が運営する01号車キャデラクは、ブルデーとレンガー・バン・デル・ザンデ、助っ人ドライバーのスコット・ディクソンによってドライブされ、優勝した40号車アキュラARX-06(ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ)に次ぐ総合2位となった。ブルデー曰く、このクルマはIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦の決勝レース中に電気系の問題を抱え、チームは12時間にわたってトラブルと戦い続けたという。
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