
前日まで車両が決まらないのは“無駄”「ル・マン優勝車にすべき」とポルシェがルーキーテスト変革を提言
ポルシェのファクトリーLMDhディレクター、ウルス・クラトルは、WEC世界耐久選手権のルーキーテストでシリーズから選出されたルーキードライバーは、シーズンタイトルを獲得したエントリーではなく、ル・マン24時間レースで優勝した車両に乗るべきだと提案した。
これは、今年の指名ドライバー、レシャド・デ・ジェラスが、今週末のシーズン最終戦バーレーン8時間レースで世界選手権を制す可能性のある3つの異なるハイパーカーメーカーで、テストに向けた準備を事前にしなければならなかったことを受けての提言だ。
autosport web
ポルシェ963、LMDh初の“ジョーカー”導入を確認。「サスペンションに反映」すでに追加使用も予定
ポルシェは、FIA世界耐久選手権とIMSAウェザーテックスポーツカー選手権で使用しているプロトタイプマシンの963に対し、2025年シーズン内に2度目のアップデートを行うためのテストを行った事を明かした。
このことから遡及的に同ブランドは、ホモロゲーション期間中に許可されている5つのうち最初の“ジョーカー”を使用していたことが初めて確認された。今季はすでにIMSAのGTPクラスのタイトルを獲得しているポルシェは、2025シーズンの開始までにふたつ目のジョーカーを使用する予定であり、アップデートへ向けた事前テストをすでに行った模様だ。
autosport web
ポルシェ、BMW、プジョーが『ドライバー3名体制義務』に反対を表明。トヨタ技術首脳は「強い意見はない」
WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦しているポルシェ、BMW、プジョーのマネジメント陣は、シリーズが来年からの導入を検討している『すべてのレースで3名のドライバー・ラインアップを義務付ける』という提案に、反対を表明した。
ACOフランス西部自動車クラブ会長のピエール・フィヨンは以前、WECのレースでで2名のドライバーで構成されるラインアップを禁止する規則の導入を「検討中」であると述べていた。
<h2>■「ルールを変更する意味が分からない」</h2>
autosport web
WEC、2025年からハイパーカークラスの“3名体制”義務化を検討か。チーム側は賛否両論
WEC世界耐久選手権は、来季2025年からトップカテゴリーであるハイパーカークラスで1台につき3名のドライバーを起用することを義務付ける可能性がある。これは、シーズン中にいくつかのチームが6時間の短いラウンドで2ドライバーのラインアップを使用してきたことを受けて検討されるものだ。
チップ・ガナッシ・レーシング(CGR)が運営するキャデラック・レーシングは、アレックス・リンとアール・バンバーの2ドライバー制ですべての6時間レースに参戦しており、このほかにプロトン・コンペティションやハーツ・チーム・JOTA、プジョー・トタルエナジーズも2名で6時間レースを戦うラウンドがあった。
autosport web
最高速を欠いたポルシェ。表彰台を逃す結果に「BoPのせいじゃない」とLMDh責任者/ル・マン24時間
ポルシェのLMDhファクトリーディレクターであるウルス・クラトルは、6月15~16日にフランス、ル・マンのサルト・サーキットで開催された第92回ル・マン24時間レースの結果を嘆き、ポルシェ963がライバルに対してトップスピードで苦戦したと語った。
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ(PPM)は、LMDh規定のファクトリーカーで総合4位と6位に入った。WEC世界耐久選手権の第4戦として行われた同レースではプライベーターのハーツ・チーム・JOTAも2台の963を走らせ、総合8位と9位で完走を果たした。
autosport web
ポルシェ、ベッテルをル・マンで起用しない理由を説明「この物語は終わったわけではない」
ポルシェのLMDhファクトリーディレクター、ウルス・クラトルは、ポルシェ963のテストを行った元F1世界王者のセバスチャン・ベッテルを今年のル・マン24時間レースのドライバーとして起用しないと決定したことについて、その背景を説明した。クラトルは、「状況はまったく適切ではなかった」と語っている。
autosport web
ベッテルの名前はなし。ル・マン24時間、全車のエントリー固まる。FIA F2王者ドルゴヴィッチ初参戦へ
5月6日、ACOフランス西部自動車クラブは、6月12~16日にフランス、ル・マンのサルト・サーキットで開催される2024年WEC世界耐久選手権第4戦『ル・マン24時間レース』の暫定エントリーリストを公開した。これにより2月に発表された第一弾のエントリーリストではTBCとなっていた枠がすべて埋まり、186名の出場ドライバーが決定した。
フェラーリ、トヨタ、プジョー、ポルシェ、キャデラック、BMW、アルピーヌ、ランボルギーニ、イソッタ・フラスキーニという9つのメーカーが参戦しているトップカテゴリーのハイパーカークラスでは、ル・マンにのみ登場するポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの3台目と、同じく追加エントリーとなるウェーレン・キャデラック・レーシングの布陣が確定。
autosport web
ポルシェ963最新ファクトリーの利点を語るロッテラー「ピット作業のスピードと精度が上がった」
2023年から、WEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の双方においてポルシェのワークスチームとしてポルシェ963を走らせているポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ。WEC専用のファクトリーはドイツのマンハイムに置かれ、これまで秘密のベールに包まれてきたが、このほど報道陣への公開が行われ、その内部が露わとなった。
autosport web
セバスチャン・ベッテル、ル・マン24時間デビューなるか。「未来は大きく開いている」とポルシェ
LMDhファクトリーディレクターのウルス・クラトルによると、ポルシェは2024年のル・マン24時間レースのラインアップにセバスチャン・ベッテルを起用するかどうか、まだ決定を下していないという。
4度のF1世界王者であるベッテルは、3月にモーターランド・アラゴンで行われたポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのル・マン前の耐久テストに参加し、WEC世界耐久選手権に参戦する5号車ポルシェ963のステアリングを握って500km以上を走破した。
autosport web