
ル・マン24時間に自動招待される全チームが決定。APRとマンタイが最後の枠を獲得
アルガルベ・プロ・レーシング(APR)とマンタイは、AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズで成功したことによって、2025年6月14~15日にフランスで行われる第93回ル・マン24時間レースの最後の自動招待枠を確保した。
このふたつのチームはそれぞれLMP2クラスとGTクラスで2024-2025年シーズンを戦い、前者はミカエル・イェンセン、バレリオ・リニチェッラ、プジョーのワークスドライバーであるマルテ・ヤコブセンのトリオが3大会で1勝ずつ、シーズン6戦中3勝を挙げる活躍でタイトルを獲得。同時に“世界三大レース”のひとつであるフランス伝統の耐久レースに挑む権利を得た。
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ランボルギーニの信頼性に不満の女性チーム、来季はポルシェに鞍替えか。テストが“マンタイの秘密”を知る機会に?
WEC世界耐久選手権最終戦翌日に行われるルーキーテストで、マンタイポルシェ911 GT3 Rをドライブする予定のミシェル・ガッティンは、「秘密」を発見できることに興奮していると語った。今回のテストは、彼女が所属する女性チーム『アイアン・デイムス』が2025年にポルシェと手を組む前兆となるかもしれない。
<h2>■「レベルが違いすぎた」マンタイのファクトリー</h2>
先週発表されたエントリーリストで明らかになったように、11月3日に行われる1デイテストで、ガッティンはジリアン・ヘンリオン、そしてアイアン・デイムスのメンバーであるセリア・マルタンとともに、LMGT3のタイトルを獲得したマンタイ・ピュア・レクシングの92号車ポルシェ911 GT3 Rをドライブする。
これは、今季のWECをランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo2で戦ってきたこの女性ラインアップチームにとっての厳しいシーズンを経て、アイアン・デイムスとマンタイが2025年に手を組む準備ができているという、強い憶測がされている中での出来事だ。
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ポルシェ、名門マンタイの名を冠したパフォーマンスキットを販売開始。サーキット走行性能が向上
ポルシェジャパンは10月5日、マンタイ・レーシングの名を冠した『ポルシェマンタイパフォーマンスキット』の国内販売開始を発表した。対象車両は、718ケイマンGT4、718ケイマンGT4 RS、911 GT3、911 GT3ツーリング(911は992前期型)のGTモデル4車種となる。
ポルシェマンタイパフォーマンスキットは、ポルシェ車の性能を最適化し、サーキットでの走行性能を向上させるアップグレードキット。キット名に入れられたマンタイとは、モータースポーツでポルシェとともに多くの耐久レースなどでタイトルを獲得してきた名門マンタイ・レーシングのことだ。
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恐るべし名門マンタイ。驚きのタイヤ戦略で12台抜きを実現、WEC富士でLMGT3初代王者に輝く
WEC世界耐久選手権で92号車ポルシェ911 GT3 Rをドライバーするジョエル・シュトームは、富士スピードウェイで9月15日に行われた『富士6時間耐久レース』におけるマンタイ・ピュアレクシングのタイヤ戦略が、リトアニアの国旗を掲げるチームがLMGT3クラスの初代チャンピオンを確定させるうえで重要な要因になったと語った。
シュトームと彼のチームメイトであるアレクサンダー・マリキン、クラウス・バハラーは、クラス14番手から今季第7戦の決勝レースを開始し、54号車フェラーリ296 GT3(ビスタAFコルセ)に次ぐクラス2位フィニッシュを達成。ランキング2位の姉妹車91号車ポルシェが下位に沈んだことから1レースを残して年間タイトルを確定させた。
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SC味方に12台抜きのポルシェが初代王者に。フェラーリ優勝、バトルで魅せたロッシが初の富士で表彰台【LMGT3決勝】
9月15日、静岡県の富士スピードウェイで2024年WEC世界耐久選手権の第7戦『富士6時間耐久レース』が行われ、18台が争うLMGT3クラスは、ビスタAFコルセの54号車フェラーリ296 LMGT3(トーマス・フロー/フランチェスコ・カステラッチ/ダビデ・リゴン)が優勝を飾った。
ビスタAFコルセの55号車フェラーリ296 LMGT3(フランソワ・エリオ/サイモン・マン/アレッシオ・ロベラ)がポールポジションを獲得した予選日には、夜にサーキットでは雨が降った。迎えた決勝日は雨雲も去り、富士山の上空に虹がかかる晴天に恵まれた。
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雨のル・マンを制したポルシェのリエツ「前にも似たような状況を戦った」自身5度目のGTクラス勝利
6月15日から16日にかけてフランス、ル・マンのサルト・サーキットで行われた『第92回ル・マン24時間レース』。2024年シーズンのWEC世界耐久選手権に新設されたLMGT3クラスは、マンタイEMAの91号車ポルシェ911 GT3 R LMGT3(ヤセル・シャヒン/モーリス・シューリング/リヒャルト・リエツ組)がクラス優勝を飾った。
2位には31号車BMW M4 LMGT3(チームWRT)、3位には88号車フォード・マスタングLMGT3(プロトン・コンペティション)が続くトップ3となり、3メーカーが表彰台を分け合う接戦となった。
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大クラッシュのポルシェ911、シャシー交換へ。ドライバーのマリキンは決勝出走可能との診断/WECスパ
ポルシェ911 GT3 Rを駆り予選ハイパーポールで大クラッシュを喫したLMGT3ポイントリーダーのアレクサンダー・マリキンは、5月11日のWEC世界耐久選手権第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースへの出場が医学的に許可されており、マンタイ・ピュアレクシングは代替シャーシを使用してマシンの修復に取り組んでいる。
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経験を信じたWRTとリスクを避けたマンタイ。雨中のタイヤ選択がLMGT3上位の明暗分ける/WECイモラ
4月21日(日)にイモラ・サーキットで開催されたWEC世界耐久選手権第2戦『イモラ6時間レース』は、決勝レース後半に降り出した雨によりハイパーカークラス、LMGT3クラスともに展開に変化が訪れた。後者の新しいGTカテゴリーでは、チームWRTがレインコンディションでライバルたちから一歩抜け出し、最終的に31号車と46号車BMW M4 GT3がワン・ツー・フィニッシュを飾った。
一方、スタートから3時間までレースをほぼ完璧に支配していたマンタイ・ピュアレクシングの92号車ポルシェ911 GT3 Rは、レインタイヤを選択したことにより後退。BMW勢の後塵を拝するかたちで3位フィニッシュとなった。
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