2025年向け暫定ドライバー・カテゴライゼーション発表で、LMGT3上位陣に余波。宮田所属チームも影響

 FIA国際自動車連盟は10月9日、2025年に向けたドライバー・カテゴライゼーション(ドライバー・レーティング)の一覧を発表した。多くのドライバーが、2025年1月1日付でカテゴリーの変更を受けることになる。  FIAによるドライバー・レーティングは、キャリアや実績等が似たようなドライバーをグループ分けするために使用され、世界中の選手権がそれぞれのクラス、特にプロ/アマで実施されるカテゴリーにおいて、ラインアップに制限を課すことを可能にしている。レーティングはキャリアや年齢、レースでのパフォーマンスなどを加味し、FIAの分類コミッティにより決定および変更される。

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恐るべし名門マンタイ。驚きのタイヤ戦略で12台抜きを実現、WEC富士でLMGT3初代王者に輝く

 WEC世界耐久選手権で92号車ポルシェ911 GT3 Rをドライバーするジョエル・シュトームは、富士スピードウェイで9月15日に行われた『富士6時間耐久レース』におけるマンタイ・ピュアレクシングのタイヤ戦略が、リトアニアの国旗を掲げるチームがLMGT3クラスの初代チャンピオンを確定させるうえで重要な要因になったと語った。  シュトームと彼のチームメイトであるアレクサンダー・マリキン、クラウス・バハラーは、クラス14番手から今季第7戦の決勝レースを開始し、54号車フェラーリ296 GT3(ビスタAFコルセ)に次ぐクラス2位フィニッシュを達成。ランキング2位の姉妹車91号車ポルシェが下位に沈んだことから1レースを残して年間タイトルを確定させた。

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