「絶好の機会」を呼び込んだエンゲルとマカオ6連覇のメルセデス。「自力では勝てないと分かっていた」

 マーロ・エンゲルは、11月17日にマカオで開催されたFIA GTワールドカップのタイトルを決めるメインレースでのまさかの勝利を称賛し、残り2周を切った時点で上位2台が劇的なかたちで脱落したあと、彼らに代わって優勝する「絶好の機会」を与えられたことを認めた。  この勝利により、エンゲルはギア・サーキットでGTワールドカップ2度目のタイトルと従来のGTカップを含め4度目の優勝を獲得し、メルセデスAMGによるマカオGT“6連覇”を確実にした。

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マカオでの敗戦を嘆くBMW陣営。「他車を押しのけたらレースに勝てないはず」ファントールは裁定に不服

マカオでの敗戦を嘆くBMW陣営。「他車を押しのけたらレースに勝てないはず」ファントールは裁定に不服

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波乱満載の週末に先行ビョークを捉えたミケリスが連覇。自身3度目の世界王者に/TCR WT最終戦マカオ

 香港とマカオに繋がる常設ストップ・アンド・ゴーの珠海(ズーハイ)国際サーキットを経て、いよいよ伝説的なトラックであるマカオ市街地ギア・サーキットで2024年シーズン最終戦を迎えたFIA TCRワールドツアーの第7戦は、予選最速からのポール・トゥ・ウインを決めたテッド・ビョーク(リンク&コー・シアン・レーシング/リンク&コー03 TCR)が、まずは選手権首位までわずか5点差と詰め寄ることに。  しかし今季最終ヒートが予定された日曜は、レース2の開始が豪雨ディレイとなる天候波乱も発生するなか、王者ノルベルト・ミケリス(BRCヒョンデN・スクアドラ・コルセ/ヒョンデ・エラントラN TCR)が5位フィニッシュで先着、晴れてワールドツアー連覇で自身3度目の世界王者を獲得している。

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残り2周でまさか……エンゲルがドラマチックなウエットレースで逆転勝利/マカオGTワールドカップ

 11月17日(日)、マカオのギア・サーキットで2024年FIA GTワールドカップのメインレースが行われ、メルセデスAMG・チームGMRのマーロ・エンゲルが(130号車メルセデスAMG GT3エボ)が優勝を飾った。  4番グリッドからスタートしたエンゲルは3番手に順位を上げたあと、首位争いを繰り広げていたアントニオ・フォコ(AFコルセSRL/83号車フェラーリ296 GT3)とラファエレ・マルチェッロ(TOROレーシング・パワード・バイ・MCG/1号車BMW M4 GT3)が絡むアクシデントで、両名が彼の目の前から消えたあとの終盤2周をリード。6.641秒差で2位となったアウグスト・ファーフス(チームKRC/89号車BMW M4 GT3)に先んじてトップチェッカーを受け、FIA GTワールドカップのタイトルを奪い取った。

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王者は移籍しても速し。BMWのマルチェッロが予選レースのポールポジション獲得/マカオGTワールドカップ
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王者は移籍しても速し。BMWのマルチェッロが予選レースのポールポジション獲得/マカオGTワールドカップ

 ラファエル・マルチェッロは、11月15日にマカオで行われたFIA GTワールドカップの予選で、予選レースのポールポジションを獲得した。  TOROレーシング・パワード・バイ・MCGの1号車BMW M4 GT3をドライブしたマルチェッロは、2分16秒509というベストラップを記録。2番手には、チームWRT32号車BMWのドライバー、ドリス・ファントールが0.053秒差で続き、BMW勢がフロントロウを独占した。

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マカオ2勝目に挑むBMWのファーフス、新加入に苦労も「グリッドを埋めるために参戦するわけじゃない」

 アウグスト・ファーフスは、チームKRCへの加入で多少の苦戦を強いられるものの、マカオでのFIA GTワールドカップでキャリア2度目の勝利を収められる可能性に自信を持っている。  2018年にここで優勝したこのブラジル人は、今年のレースではチームKRCに加入し、難関として知られるマカオ・ギア・サーキットで開催される一戦で、89号車BMW M4 GT3をドライブする。 <h2>■「史上最強のフィールド」での優勝に自信</h2>

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ふたつの2冠達成なるか。WEC新王者ファントール、マカオ2勝目とFIAダブルタイトルを「夢見ている」

 ポルシェのワークスドライバーであるローレンス・ファントールは、バーレーンで果たされたWEC世界耐久選手権のドライバーズチャンピオン獲得に続き、11月14日から17日にかけてマカオのギア・サーキットで開催されるFIA GTワールドカップに勝利することで、ユニークなダブルタイトルを達成すること「夢見ている」と語った。  ファントールは、上下逆さまとなったアウディの車内にいながら優勝した2016年の有名な勝利以来、8年ぶりにマカオのストリートトラックで優勝することを目指している。

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BMWでカムバック、マカオGTワールドカップ3勝目を目指すマルチェッロ「ここでは経験が重要」

 昨季2024年限りでメルセデスAMGを離れBMWに移籍したラファエル・マルチェッロは、FIA GTワールドカップのタイトル防衛を成功させることに自信を持っており、マカオの有名な公道トラック、ギア・サーキットは「新車で行くには最高のコース」だと宣言している。  29歳のマルチェッロは、このイベントに向けたBMW“カルテット”の一員となり、TOROレーシング・パワード・バイ・MCGの1号車BMW M4 GT3をドライブする。ミュンヘン・ブランドのラインアップには、同じく元マカオGT優勝者のアウグスト・ファーフスのほか、ドリス・ファントール、シェルドン・ファン・デル・リンデも参加している。

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FIA GTワールドカップ・マカオのエントリーリスト発表。2024年は前年から3台増、計23台が出場
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FIA GTワールドカップ・マカオのエントリーリスト発表。2024年は前年から3台増、計23台が出場

 10月22日、FIA国際自動車連盟は来月マカオで開催される『2024 FIA GTワールドカップ』のエントリーリストを発表した。計23人の“箱車使い”の名が並ぶリストには、メルセデスAMG、ポルシェ、アウディ、BMW、フェラーリ、ランボルギーニという6つの自動車メーカーのGT3マシンが名を連ねている。  2024年のFIA GTワールドカップは、11月14日から17日にかけて有名なギア・サーキットで開催される。エントリー台数の23台は2023年大会から3台増え、ランボルギーニは2017年以来初めてマカオに戻ってくる。

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