
“新型GT3ラッシュイヤー”のホモロゲ取得は「不可能」。メルセデスAMGの次期型は2027年に供給開始か
メルセデスAMGの新型GT3カーは、2025年中にトラックテストを開始する予定であると同ブランドのカスタマー・レーシング責任者、ステファン・ウェンドルは述べたが、カスタマーへ向けた完全なロールアウトは「早くても」2027年までは行わないと語った。
同社の新しい子会社、アファルターバッハ・レーシング社は、2016年から世界選手権に出場している現行のメルセデスAMG GT3の後継車の開発を任されている。
この新型車両は、メルセデスAMG GT 63の市販車をベースにしていると思われる。
autosport web
「絶好の機会」を呼び込んだエンゲルとマカオ6連覇のメルセデス。「自力では勝てないと分かっていた」
マーロ・エンゲルは、11月17日にマカオで開催されたFIA GTワールドカップのタイトルを決めるメインレースでのまさかの勝利を称賛し、残り2周を切った時点で上位2台が劇的なかたちで脱落したあと、彼らに代わって優勝する「絶好の機会」を与えられたことを認めた。
この勝利により、エンゲルはギア・サーキットでGTワールドカップ2度目のタイトルと従来のGTカップを含め4度目の優勝を獲得し、メルセデスAMGによるマカオGT“6連覇”を確実にした。
autosport web
『3週連続24時間レース』に「サステナブルでない」とメーカーから不満。観客やドライバーへの影響も懸念
BMWとメルセデスAMGの首脳陣は、2025年6月に3週末連続で24時間レースが開催される見通しに反対し、「実現不可能」かつ「サステナブルでない」と述べた。
来年のIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのカレンダーが発表され、スパ24時間レースの日程が判明したことで表面化したこの問題。2025年6月は14〜15日にWEC世界耐久選手権のル・マン24時間レース、その翌週にニュルブルクリンク24時間レース、さらにその翌週の28〜29日にスパ24時間と、3週連続で欧州の主要24時間レースが行われることになったのだ。
autosport web
メルセデスAMG、ル・マン/LMGT3参入に向け交渉を続ける。ELMSを糸口にする可能性も
メルセデスAMGのカスタマーレーシング責任者ステファン・ウェンドルによると、将来的に自動招待枠を通じてル・マン24時間レースに出場できるようにするために、メルセデスAMGは自社のGT3マシンをELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦させる可能性に前向きだという。
2024年、それまでのLMGTE車両からGT3車両へと移行したWEC世界耐久選手権は、参戦希望メーカーが多数押し寄せるなか、最高峰ハイパーカークラスに参戦しているマニュファクチャラーにLMGT3参戦の優先権を与えた。
この結果、WECおよびELMSのLMGT3クラスには、BMW、フェラーリ、ランボルギーニ、レクサス(トヨタ)、シボレー(GM)、ポルシェというハイパーカー参戦メーカーに加え、アストンマーティン、フォード、マクラーレンというマニュファクチャラーが選出され、参戦を果たした。その一方でメルセデスAMGは、アウディとともにこのクラスから除外された状態となっている。
autosport web