80年前の昨日・1945年6月23日は、沖縄戦での”日本軍の組織的戦闘が終結した日”。
22日(23日説も)に牛島司令官らが自決し、軍の正式な指揮や降伏を決める責任者が不在となった事で、戦いは泥沼のゲリラ戦に突入。
自暴自棄/疑心暗鬼となった敗残兵による住民への加害も続いたのです。
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80年前の今日・1945年5月4日早朝、地上戦下の沖縄では首里の北部・浦添や西原村に迫る米軍に対し、日本軍が総攻撃を開始。
しかし各地で戦闘に敗れ日本兵約5千人が戦死、翌5日に攻撃は中止へ。
また軍が沖縄島北部への移動停止を命じため、多くの住民も巻き込まれて死んだのです。
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沖縄島の北端・辺戸岬から北西に約33kmの海上に浮かぶ、伊平屋島。
面積は約21k㎡、亜熱帯海洋気候の下、豊かな自然と昔ながらの暮らしが残る所だそう。
そんな伊平屋島に想いを寄せた民俗学者・上江洲均氏が、1986年に書き下ろした一冊がこちら『伊平屋島民俗散歩』です。
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日本の「和食」と言えば、米を中心に穀類・野菜・魚介などが主な食材。
一方沖縄の伝統料理では、豚を初めとする獣肉が多用されてきました。
こちら『沖縄の豚と山羊』は、そんな沖縄ならではの「食肉文化」の謎を紐解いていく、ユニークな書籍です。
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昨夜の「ちゅらさん」スペース、多くのご参加ありがとうございました!
2001年の朝ドラながら、今見て初めて気づく事もありますね。
第2回で主人公えりぃ(子役)が巧みに「琉球舞踊」を踊り、しかも演目が「加那ヨー」という、今後の物語の重要場面を予感させる物だった事には、驚かされました。
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沖縄戦の惨劇「戦争マラリア」。
日本軍が八重山諸島の住民を、マラリアが蔓延する西表島のジャングルへ強制的に疎開させ、マラリア感染により3600人を超える死者を出した事件です。
写真①『沖縄「戦争マラリア」』と②『もうひとつの沖縄戦』は、その実像に迫るノンフィクション。
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①,②が着目する波照間島では、教師に偽装して村に潜入した陸軍特務機関のスパイ”山下虎雄”が、暴力的に島を掌握。
「反対する者は首をはねる」と住民を脅し、全家畜の屠殺や井戸への毒の投入、そして西表島への強制移住を決行。
島の人口の3分の1にあたる約500人がマラリアで死亡しました。
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こうした沖縄戦での”軍の実態”を、私達は何も知らされていません。
またかつて日本が沖縄やアジアの国々に行った加害にも、政府は向き合おうとしません。
自らの加害を隠し誤魔化し、被害者のせいにさえする…。
今も政界から芸能界まで蔓延する、この精神的な未熟さを、私達は恥ずべきでしょう。
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「アマン シドゥ マクブウ ッツ」…とは何でしょう?
実はこれ、宮古島に伝わることわざ。
日本語に訳すと「ヤドカリでマクブ(ベラ)を釣る」、ちょうど「海老で鯛を釣る」と同じ意味なのです。
そんなユニークな宮古のことわざ100編を集めた本が、こちら「沖縄・宮古のことわざ」です。
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カナスサドゥ アパラギサ=いとしさが美しさ/愛すれば全て美しい
サキユ ヌマシミードゥ ピトゥヲ スサイ=酒を飲ませれば人がわかる
ナツヌ アミア ウスヌ カタドゥードゥ ンーマス=夏の雨は牛の片胴を濡らす/世の中は不公平
ファーン ファーン ナナマカイ=食わぬ食わぬの七茶碗
などなど。
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本書では、それぞれのことわざの意味と言葉の訳、背景にある昔の生活様式や気候風土などを詳しく解説。
各ことわざからは、人々の暮らしや価値観が見え、自然や出来事に対する受け止め方が伺えます。
先人の知恵と宮古の言葉の魅力が詰まった、興味尽きない一冊です。
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昨夜、NHKの番組でイリオモテヤマネコを特集していたので、関連本を😸
「ヤマピカリャーの島」(1985刊)は、イリオモテヤマネコはじめ鳥や昆虫・珊瑚礁など、西表の自然をテーマとするエッセイ。
カンムリワシやオオコウモリなどの生態を、著者の体験も交えて楽しく紹介してくれます。
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「山猫たんけん隊」(2011刊)は、美しく詳細なイラストで、自然に触れる楽しみを伝えてくれる絵本。
5人の小学生を主人公に、ヤマネコ発見を目指す子ども達の冒険を通して、島の希少な生き物が描かれます。
またテント張りや釣り・料理・自然観察などのノウハウも伝授。
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「西表島自然誌」(1990刊)は、動物研究者である著者による、西表島での生活とヤマネコ研究の様子を綴ったエッセイ。
島の暮らしや人々との交流、そしてイリオモテヤマネコより身体の大きな、幻の”オオヤマネコ”の目撃談も。
西表の自然と、歴史や文化までも肌で感じさせてくれる好著です。
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先日の京都精華大学での講義で参考にした、沖縄の音楽の本がこちら。
民謡研究誌の発行やラジオ番組の司会でも知られる、在野の研究者・仲宗根幸市氏の名著です。
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①『「しまうた」流れ』は、沖縄の音楽を民謡・古典音楽・古謡・新歌などに分類、それぞれの成り立ちや役割をわかりやすく解説。
②「南海の歌と民俗」では、古代まで遡る民謡の起源、八重山・宮古・奄美までの歌の比較や遷移など、さらに深掘り。
③「恋するしまうた 恨みのしまうた」は、沖縄の木やり歌「国頭サバクイ」や道化師「チョンダラー」、奄美の哀歌「かんつめ節」や怪談「いまじょう小」などの謎に迫る研究書。
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沖縄の音楽は、聴くだけに留まらず、歌詞の意味やその背景を知ればもっと楽しくなります。
地理や歴史、暮らしや風習、食べ物からラブストーリーまで、音楽の扉の向こうに広がる沖縄文化の世界に、仲宗根氏の本でぜひ触れてみてください。
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沖縄の歴史学者・高良倉吉氏の著書「おきなわ歴史物語」。
タイトル通り沖縄の歴史を紐解く読み物ですが、”三山統一”や”薩摩侵攻”といった大きな出来事ではなく、そういう正史からこぼれ落ちた庶民の事情や無名の人物の活躍などの、興味深い記録を拾い上げていくエッセイです。
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目次を見ても「遊女から愛する男への手紙」「流人たちの素顔」「人魚と王様」「幕末のコスモポリタン(真栄平房昭)」など、読書欲をそそるタイトルが。
著者の明快な語り口に導かれ、個人を見つめるミクロな視点と、歴史を俯瞰するマクロな視点を行き来しながら、琉球〜沖縄史のロマンを満喫できる一冊です。
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特装版のカバーイラストは名嘉睦稔氏。
著者と睦稔氏は同郷で、この絵も本書のための描き下ろしだそう。
なお「続編」もありますが、こちらは少々趣の異なる内容。
琉球の海外貿易、中国や欧米との交流など、やや硬いテーマを扱っています。
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