キャデラック陣営へ移るハーツ・チーム・JOTAが2025年WECドライバーを発表。ブルデー、バトンら6名

 キャデラック・ハーツ・チーム・JOTAは11月14日、2025年のWEC世界耐久選手権に参戦する2台のファクトリーVシリーズ.Rのドライバー6名を発表した。  チップ・ガナッシ・レーシングに代わって新たなパートナーチームとなるJOTAスポーツとの最初のシーズンで、キャデラックは1台から2台へと体制を拡大。これをドライブする6名のドライバーは、事前に予想されていたとおりとなっている。

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キャデラック、JOTAとの提携を正式発表。2025年WECではVシリーズ.Rを2台体制に拡大へ

 キャデラック・レーシングは8月6日、2025年のWEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに2台のVシリーズ.Rを投入するため、新たにJOTAスポーツと提携することを正式に発表した。  このアメリカのメーカーは、WECが1マニュファクチャラーあたり2台の参戦を義務付ける来シーズン、初めて2台目のフルシーズンエントリーを追加する。  同時にキャデラックは、チップ・ガナッシ・レーシングとの現在の提携が終了することに伴い、かねてからの噂どおり、現在はポルシェのカスタマーチームとなっているJOTAと協力することになった。 <h2>■ドライバーは3人が内定? バトンの動向にも注目</h2>

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ル・マン決勝前日に完成。シャシー交換で蘇ったJOTAポルシェが8位入賞「完走できると思ってなかった」

 ウィル・スティーブンスは、ハーツ・チーム・JOTAの12号車ポルシェ963がル・マン24時間レースでクリーンな走りを見せ、トップ10フィニッシュを達成したことを喜んだ。彼は、レース前の金曜日の夜にチームがシャシーの交換作業を強いられたあとのレースで「それが可能だとは信じられなかった」と語った。  スティーブンスがカラム・アイロット、ノーマン・ナトとシェアしたポルシェ963のカスタマーカーは、6月15日から16日にかけて、サルト・サーキットを舞台に熾烈な戦いが繰り広げられた、WEC世界耐久選手権第4戦『第92回ル・マン24時間レース』をリードラップで終えた9台のうちのひとつだった。

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ル・マン決勝前日に完成。シャシー交換で蘇ったJOTAポルシェが8位入賞「完走できると思ってなかった」

 ウィル・スティーブンスは、ハーツ・チーム・JOTAの12号車ポルシェ963がル・マン24時間レースでクリーンな走りを見せ、トップ10フィニッシュを達成したことを喜んだ。彼は、レース前の金曜日の夜にチームがシャシーの交換作業を強いられたあとのレースで「それが可能だとは信じられなかった」と語った。  スティーブンスがカラム・アイロット、ノーマン・ナトとシェアしたポルシェ963のカスタマーカーは、6月15日から16日にかけて、サルト・サーキットを舞台に熾烈な戦いが繰り広げられた、WEC世界耐久選手権第4戦『第92回ル・マン24時間レース』をリードラップで終えた9台のうちのひとつだった。

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ハイパーカーデビューから1年で初優勝「JOTAの成長と努力にふさわしい」とスティーブンス/WECスパ | ル・マン/WEC | autosport web

 5月11日(土)にベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで決勝レースが行われたWEC世界耐久選手権第3戦。長い赤旗中断後の異例の“延長戦”を制したのは、プライベートチームのハーツ・チーム・JOTAが走らせる12号車ポルシェ963だった。  カラム・アイロットとともにこのクルマをドライブしたウィル・スティーブンスは、JOTAが昨季2023年のスパ6時間レースでハイパーカー・デビューを果たしてからちょうど1年後にWECの総合優勝を飾ったことについて、「自分たちがここまで来られたことに驚いた」と語った。

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