NTTドコモ 2026年夏からRCS提供開始
日本ではLINEが圧倒的に普及してしまっているので、SMSやMMSと聞いても「何それ?」というくらい使われていないのではないかと思います。ショートメールという呼び方が一般的なのでしょうか。携帯電話キャリアが提供するメッセージングサービスで、iPhoneでは「メッセージ」アプリで使用するもので、このメッセージアプリもSMSやMMSとiMessageがほぼ同じUIで提供されているのでわかりにくくなっているような気がしますが、メッセージアプリで緑色の吹き出しで提供されるものです。
このメッセージングサービスの新世代のものとしてRCS(Rich Communication Service)と呼ばれるものがあり、SMSやMMSでは対応できなかった高解像度の画像送信や既読通知、入力中表示などに対応しています。これはAndroidでは2016年からすでに対応を開始していたようですが、iOSでも5月11日に公開されたiOS 26.5から提供が開始され、これによってAndroidとiOSの間でのメッセージのやり取りが充実することを期待しているようです。しかし上述のように日本ではキャリアのメッセージングサービスはほとんど利用されていないので、これはほとんどテキストメッセージが活発に利用されているアメリカだけのためのような気がします。
このようなRCSについて、auは2025年から、ソフトバンクは2026年3月から提供を開始していたのですが、NTTドコモからRCSを2026年夏から提供開始すると発表されました。サービスの利用には特に手続きは必要なく、利用を希望しない場合にのみ利用停止の手続きが必要とのことです。わざわざ手続きしてまで利用しないというのはどういう人なのかわからず、実質的な不利益があるとは考えにくいですが、何か信条的なものなのでしょうか。
しかし、これが利用できるようになったとしても、LINEに対する優位性がどれだけあるのかが疑問です。アカウントを作る必要がなく、相手のアカウントを知らなくても電話番号さえ分かれば繋がるというのは、従来のSMSと同様の利点ではあります。一方で、相手がRCSに対応したキャリアでなければいけないというのがこれまで足かせだったのが、これでようやく解消されそうというところでしょうか。なお、ドコモ回線を利用するMVNOについては「今後対応する予定です。」となっていて、時期は不明ながら対応が明言されたのはIIJmioユーザーの私としては一安心といったところです。
それにしても、ここでもauやソフトバンクに大きく遅れをとってしまっているドコモの状況はだいぶ厳しいですね。今となっては繋がりやすさなどの面でも怪しいところがありますが、せめてそこだけは揺るがすことのないようにしてもらいたいのですが。
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