悲願のFIA TCRワールドランキング・ファイナル初開催へ。マカオ終了1週間後にイタリア・ヴァレルンガで実施
https://www.as-web.jp/overseas/1185640

#asweb #海外レース他 #2025_FIA_TCR_World_Tour #2025_TCR #FIA_TCR_World_Ranking_Final #TCRオーストラリア

悲願のFIA TCRワールドランキング・ファイナル初開催へ。マカオ終了1週間後にイタリア・ヴァレルンガで実施

 瞬く間に世界を席巻するツーリングカー・シリーズに成長を遂げたTCRだが、その統括団体たるWSCは、FIA世界モータースポーツ評議会(ワールド・モータースポーツ・カウンシル/WMSC)が「開催日程を承認した」ことを確認し、ここまで幾度も開催がキャンセルされてきた“世界統一戦”こと『FIA TCR World Ranking Final(ワールドランキング・ファイナル)』の実施を発表。現在のFIA格式ワールドシリーズ『FIA TCRワールドツアー』の最終戦、伝統のマカオGPが終了して1週間後となる11月21〜23日に、イタリア・ヴァレルンガでの開催をプロットした。

autosport web
ホンダのエース不在のなか新型プジョーが2勝目。王者バカンが初の連覇を達成/TCR豪州最終戦

 今季限りでその役目を終えることがアナウンスされている『The Bathurst International(バサースト・インターナショナル)』での最終戦を迎えたTCRオーストラリア・シリーズ第7戦は、新型モデル増殖のニュースや前戦で発生したアクシデントの余波が残るなか、レース2ではジョーダン・コックス(プジョー308 TCR/シェフラーGRM)が2代目『プジョー308 P51 TCR』での2勝目を獲得。  そしてザック・スーター(アウディRS3 LMS 2/タフリフト・レーシング)の挑戦を退けた王者ジョシュ・バカン(ヒョンデ・エラントラN TCR/HMOカスタマー・レーシング)が連覇を決め、シリーズ初となる2度目の王座に輝いている。

autosport web
プジョー・スポールと開発提携のギャリー・ロジャース・モータースポーツが新型『308 TCR』をロールアウト

 フランス本国のプジョー・スポールとTCR規定新型ツーリングカーの開発委託契約を結び「世界初の豪州製TCRモデル」となる2代目『プジョー308 TCR』を仕上げている古豪ギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)が、地元のサンダウン・レースウェイにて“P51”の型式を持つ新世代プジョーのシェイクダウンを敢行。併せて最初の走行画像を公開している。

autosport web
ホンダのダルベルトが今季初勝利から週末2勝。プジョーの新鋭も初優勝/TCRオーストラリア第5戦

 南半球サマーバカンス明けの1戦として、8月2~4日にクイーンズランド・レースウェイで争われたTCRオーストラリア・シリーズ第5戦は、元王者トニー・ダルベルト(FL5型ホンダ・シビック・タイプR TCR/ホンダ・レーシング・チーム・ウォール)が週末3ヒート中で2勝を飾るスピードを披露。さらにレース2では、古豪ギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)に所属する新鋭ライアン・カシャ(プジョー308 TCR/チーム・バルボリンGRM)が、リバースポールの好機を捉えてシリーズ初優勝を飾っている。  6月初旬に旧タイレムベンドことザ・ベンドにて開催された第4戦から、約2カ月のインターバルを経て再開されたシリーズは、レースウイークを前に悲しいニュースで幕を開けることに。2019年の新規開催以降、オーストラリア大陸が誇る“聖地”での新たな国際イベントに育てようとの意気込みで実施されてきた『バサースト・インターナショナル』が、実質3回目となる今季限りでその役割を終えることとなった。

autosport web
ホンダの元王者トニー・ダルベルトは惜敗。アウディの新鋭が3戦2勝と躍進/TCRオーストラリア第4戦

 豪州大陸南部、サウスオーストラリア州に位置する旧タイレムベンドこと“ザ・ベンド”にて、6月1~2日に争われたTCRオーストラリア・シリーズ第4戦は、元王者トニー・ダルベルト(FL5型ホンダ・シビック・タイプR TCR/ホンダ・レーシング・チーム・ウォール)と、終始首位争いを展開したジョーダン・コックス(プジョー308 TCR/シェフラーGRM)が、オープニングヒートで今季2勝目を獲得。続く2ヒートは選手権ランク2位で週末に乗り込んできたザック・スーター(アウディRS3 LMS 2/タフリスト・レーシング)が連勝劇を飾り、新たなポイントリーダーに浮上している。

autosport web
FL5型シビックRに乗る伏兵が3戦2勝の金星。新王者も今季初勝利/TCRオーストラリア第3戦

 裁定のドタバタ劇が続くTCRオーストラリア・シリーズは、4月12~14日にフィリップアイランドで第3戦が開催され、土曜レース1は2022年王者かつポールシッターでもある“渦中の人”トニー・ダルベルト(FL5型ホンダ・シビック・タイプR TCR/ホンダ・レーシング・チーム・ウォール)が、オープニングラップの波乱で勝機を逸して新王者ジョシュ・バカン(ヒョンデi30 N TCR/HMOカスタマー・レーシング)が今季初勝利を手にすることに。  続く日曜は、結果的にダルベルトを“撃墜”するかたちとなっていたブラッド・ハリス(FL5型ホンダ・シビック・タイプR TCR/エクスクルーシブ・スイッチボード・ウォール・レーシング)が覚醒し、連勝の“金星”を挙げている。

autosport web
ホンダの元王者がFL5型シビックで初優勝も「短縮ノーポイント」裁定に“抗議”の欠場/TCR豪州第2戦

 早くも2024年の第2戦を迎えた南半球はオーストラリア大陸のTCRオーストラリア・シリーズは、3月15~17日にシモンズプレイン・レースウェイで決勝3ヒートが争われたものの、赤旗短縮レース1の裁定を巡って抗議の応酬が続く後味の悪い結末に。結果「プロフェッショナルに反した」決定に抗議した2022年王者かつ週末レース1勝者のトニー・ダルベルト(FL5型ホンダ・シビック・タイプR TCR/ホンダ・レーシング・チーム・ウォール)が、レース3を欠場する事態となった。  開幕戦のサンダウンから2台減の参戦13台による勝負となったタスマニアの週末は、今季よりQ1、Q2のステージ方式に変更された予選で新王者ジョシュ・バカン(ヒョンデi30 N TCR/HMOカスタマー・レーシング)を撃破したホンダの元王者が、まずレース1に向けたポールポジションを手中に収める。

autosport web
FIA格式を得た2024年TCRワールドツアーが「国際情勢による輸送遅延を考慮」し豪州2戦をキャンセル

 創設2年目となる今季2024年に向け早くもFIAステータス認証を取得し、新たに『FIA TCRワールドツアー』として開催されるシリーズだが、世界中のTRC規定カテゴリーを統括する運営団体のWSCグループが突如のカレンダー変更を決断。昨季に続き終盤戦の南半球でシリーズの一部を構成する予定だったオーストラリアン・レーシング・グループ(ARG)に対し、2024年にオーストラリアでレースをする立場にないと通告した。

autosport web
王者のヒョンデがポール獲得も、新型デビューを控えるプジョー308が3連勝/TCRオーストラリア開幕戦

 夏の終わりのシーズンインとなるTCRオーストラリア・シリーズ開幕戦が、2月10~11日にサンダウン・レースウェイで開催され、今季よりQ1、Q2のステージ方式に変更された予選では、新王者ジョシュ・バカン(ヒョンデi30 N TCR/HMOカスタマー・レーシング)がポールポジションを獲得する幕開けに。  しかし決勝3ヒートでは古豪ギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)のプジョー308 TCR艦隊が躍動し、オープニングとレース3はベン・バルグワナ(GRMハンチャ・レーシング)が、レース2は予選メカニカルトラブルで走行不能となっていたジョーダン・コックス(GRMチーム・シェフラー)が制す結果となり、今季中盤に新型モデル投入を控えるプジョー勢が週末3連勝を成し遂げた。

autosport web
TCR豪州新王者ジョシュ・バカンはヒョンデ陣営HMOと2年契約延長。プジョーやアウディ陣営も体制確定

 南半球を代表するTCR国内選手権、TCRオーストラリア・シリーズで新たなシリーズチャンピオンに輝いたジョシュ・バカンが、所属先であるHMOカスタマー・レーシングとの2年契約延長をアナウンス。引き続きヒョンデ・エラントラN TCRで「タイトル防衛を目指す」ことを表明した。  また古豪ギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)や、昨季『TCRワールドツアー』にもチャレンジしたベン・バルグワナ擁するプジョー陣営は、年度後半にも新型モデルの投入を予告。さらに2022年王者としてFL5型ホンダ・シビック・タイプR TCRの投入を決めているトニー・ダルベルトのウォール・レーシングを始め、複数チームのジョイント体制を採るアウディ陣営など、シリーズに参戦するチームが続々とラインアップを固めている。

autosport web