
FIA格式2年目は全8戦。新たにメキシコと韓国が加わり南北アメリカ戦が消滅/TCRワールドツアー
王者ノルベルト・ミケリス(BRCヒョンデN スクアドラ・コルセ/ヒョンデ・エラントラN TCR)がワールドツアー連覇で自身3度目の世界王者を獲得したFIA TCRワールドツアーが、来季2025年のカレンダーを発表。FIA格式を取得して2年目のシーズンを迎える5月から11月にかけての全8戦が予定され、メキシコと韓国が新たな開催地に名を連ねている。
「2025年のカレンダーでは、この『クムホFIA TCRワールドツアー』にメキシコと韓国というふたつの新しい国が加わることを誇りに思っている」と語るのは、ご存知TCR規定の生みの親で、統括団体のWSCグループを率いるマルチェロ・ロッティ会長。
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新生TCRワールドツアーのカレンダー変更が承認。豪州戦の消滅が確定しブラジル戦も開催地更へ
創設2年目となる2024年に向け、早くもFIAステータス認証を取得した新生FIA TCRワールドツアーだが、先日開催されたFIA世界モータースポーツ評議会(ワールド・モータースポーツ・カウンシル/WMSC)にて、改めてのカレンダー改訂が承認された。既報のとおりオーストラリアでの2戦が削除され、7月のブラジル戦もゴイアニアからインテルラゴスへと変更。さらに中国・株州(ズーハイ)でのイベントも、当初予定より1カ月遅れの10月下旬に更新されている。
autosport webTCR豪州新王者ジョシュ・バカンはヒョンデ陣営HMOと2年契約延長。プジョーやアウディ陣営も体制確定
南半球を代表するTCR国内選手権、TCRオーストラリア・シリーズで新たなシリーズチャンピオンに輝いたジョシュ・バカンが、所属先であるHMOカスタマー・レーシングとの2年契約延長をアナウンス。引き続きヒョンデ・エラントラN TCRで「タイトル防衛を目指す」ことを表明した。
また古豪ギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)や、昨季『TCRワールドツアー』にもチャレンジしたベン・バルグワナ擁するプジョー陣営は、年度後半にも新型モデルの投入を予告。さらに2022年王者としてFL5型ホンダ・シビック・タイプR TCRの投入を決めているトニー・ダルベルトのウォール・レーシングを始め、複数チームのジョイント体制を採るアウディ陣営など、シリーズに参戦するチームが続々とラインアップを固めている。
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