元王者ジロラミ完勝で選手権リード拡大。ホンダ陣営のFL5シビックRもワン・ツー達成/TCRヨーロッパ第5戦

 欧州のサマーブレイク明けとなる9月6~8日にチェコ共和国のブルノ・サーキットで争われた2024年TCRヨーロッパ・シリーズ第5戦は、今季もタイトル候補として選手権首位を行く2022年王者フランコ・ジロラミ(モンラウ・モータースポーツ/クプラ・レオンVZ TCR)が先行。予選でオーレリアン・コンテ(SPコンペティション/クプラ・レオンVZ TCR)を抑えポールポジションを獲得すると、そのままレース1を“ライト・トゥ・フラッグ”で制覇してみせる。

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元王者ジロラミ完勝。新型クプラ・レオンVZが2戦連続のワン・ツーデビュー/TCRヨーロッパ開幕戦

 新生『FIA TCRワールドツアー』の開幕戦にも指定された4月20~21日のイタリアのヴァレルンガにて、2024年のTCRヨーロッパ・シリーズも幕を開け、今季より本格デリバリーが開始された新型クプラ・レオンVZ TCRが躍動した。  2022年のチャンピオンでもあるフランコ・ジロラミ(モンラウ・モータースポーツ)が、シリーズ復帰初戦をポール・トゥ・ウインで飾ると、同ヒートで2位に入ったオーレリアン・コンテ(SPコンペティション/クプラ・レオンVZ TCR)が日曜にポジションを入れ替えて勝利を挙げるなど、クプラの新型モデルがヨーロッパ・デビュー戦で2戦連続のワン・ツーフィニッシュを決めている。

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新興ゴート・レーシングがTCRヨーロッパにも参戦。FL5型シビックRにドゥサン・ボルコヴィッチを起用

 新たにFIAステータス認証を取得した創設2年目のFIA TCRワールドツアーに向け、初参戦のチャレンジを表明済みの新興ゴート・レーシングチームが、世界戦のプログラムと並行してTCRヨーロッパ・シリーズへの参戦をアナウンスした。チーム創設者ファミリーの出身であるフェリペ・フェルナンデス・ギルとともに、セルビア出身のドゥサン・ボルコヴィッチを起用した2台体制でエントリーする。  同じく、北欧のツーリングカー・シリーズとして複数年にわたってTCR規定を採用したSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権にて、オレンジのリンク&コーCo 03 TCRを走らせてきたMA:GPは、引き続きヴィクトル・アンダーソンを擁して2年目の欧州最高峰シリーズへの挑戦を発表している。 <h2>■シートを失っていたボルコヴィッチがシビックのドライブ機会をゲット</h2>

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