またもFL5型ホンダ・シビックRが席巻。南米王者モンテネグロが初優勝/TCRヨーロッパ第4戦

 早くも折り返しを終えた2024年TCRヨーロッパ・シリーズ第4戦が7月4~6日にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催され、トラックリミット違反が多発した混沌の予選から週末の決勝2ヒートを含め、すべてのセッションをFL5型ホンダ・シビック・タイプR TCRが席巻。  予選では“幻のポールシッター”と化したルベン・ヴォルト(ALMモータースポーツ/FL5型ホンダ・シビック・タイプR TCR)がレース1を制覇すると、続くレース2ではイグナシオ・モンテネグロ(ALMモータースポーツ/FL5型ホンダ・シビック・タイプR TCR)が最初にチェッカーを受け、昨季の南米大陸王者がヨーロッパ・シリーズ初優勝を飾っている。

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新興ゴート・レーシングがTCRヨーロッパにも参戦。FL5型シビックRにドゥサン・ボルコヴィッチを起用

 新たにFIAステータス認証を取得した創設2年目のFIA TCRワールドツアーに向け、初参戦のチャレンジを表明済みの新興ゴート・レーシングチームが、世界戦のプログラムと並行してTCRヨーロッパ・シリーズへの参戦をアナウンスした。チーム創設者ファミリーの出身であるフェリペ・フェルナンデス・ギルとともに、セルビア出身のドゥサン・ボルコヴィッチを起用した2台体制でエントリーする。  同じく、北欧のツーリングカー・シリーズとして複数年にわたってTCR規定を採用したSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権にて、オレンジのリンク&コーCo 03 TCRを走らせてきたMA:GPは、引き続きヴィクトル・アンダーソンを擁して2年目の欧州最高峰シリーズへの挑戦を発表している。 <h2>■シートを失っていたボルコヴィッチがシビックのドライブ機会をゲット</h2>

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