
「悪さは割り切って」「箸にも棒にもかからない」「スーパーGTへ活かす」【SF Mix Voices 第9戦決勝】
11月10日、三重県鈴鹿市に位置する鈴鹿サーキットで、全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦『第23回JAF鈴鹿グランプリ』の決勝レースが行われ、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が連勝を飾った。2位は坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、3位には福住仁嶺(Kids com Team KCMG)が入っている。
その結果、坪井が2024年シーズンのドライバーズチャンピオンに輝いた。ここでは決勝後、全ドライバーが参加して行われる取材セッション“ミックスゾーン”から、ドライバーたちが決勝レースについて語った内容をお届けする。
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Juju vs 平良響のオーバーテイク・バトルと来季。Juju「今は乗るところがない」TGMとの2025年の参戦は黄色信号
11月10日、鈴鹿サーキットで行われた2024全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦JAFグランプリに出走したJuju(TGM Grand Prix)と平良響(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、レース中盤に約5周にわたって接近戦を展開。ルーキー同士の接近戦は公式放送にも映し出され、サーキット中も注目した。
前日の第8戦では自己ベストの12位完走を果たしたJujuは、21番手からスタートするとミニマムの10周目でピット作業を済ませ、隊列に続きながら周回を重ねていた。一方、19番手スタートの平良は16周目までピットインを遅らせ、ピットアウト後にJujuの後ろで隊列に合流する。数秒ほどあった2台の差はすぐに縮まり、20周目から約5周に渡ってテール・トゥ・ノーズのバトルが展開され、24周目の日立Astemoシケインまでバトルは続いた。この戦いについて、ふたりに聞く。
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【SF Mix Voices 第8戦“事件簿”】「発進した瞬間に」「130Rも曲がれない」「効いたり抜けたり」
鈴鹿サーキットで行われた2024全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦。31周の決勝レースは途中に2度のセーフティカーが導入され、全21台のうち完走15台と最近では珍しいサバイバルレースとなった。
スタートからレース終盤までさまざまなトラブルやアクシデントが起きたが、ハプニングがあったドライバーたちにレース後のメディアミックスゾーンで状況を聞いた。以下、レースでの時系列に沿ってお伝えする。
<h3>■岩佐歩夢(TEAM MUGEN):スタートできず</h3>
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「あんな順位を走っていたら」「足と手が逆のことを」「変なところでブレーキ」【SF Mix Voices 第7戦決勝(2)】
10月13日、静岡県の富士スピードウェイで全日本スーパーフォーミュラ第7戦の決勝が行われ、VANTELIN TEAM TOM’Sの坪井翔が前日の第6戦から続く2連勝を飾った。
ここでは決勝後、全ドライバーが参加して行われる取材セッション“ミックスゾーン”から、ドライバーたちが決勝レースについて語った内容を2回に分けてお届けする。
<h3>■国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
予選20番手/決勝15位</h3>
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後味悪い幕切れ。ペナルティ裁定に「日本独自のルールを感じた」とニック・デ・フリース/SF第7戦
10月13日に富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦。ITOCHU ENEX TEAM IMPULからスポット参戦していたニック・デ・フリースは、同シリーズでは今季最後のレースで8位チェッカーを受けるも、終盤に山下健太(KONDO RACING)と接触し相手をコースアウトさせたとして5秒加算ペナルティを受け、正式結果では11位に降格。レース内容は良かったものの、本人としてはスッキリしない幕切れとなった。
<h2>■オーバーテイクショーからの“初ポイント”が幻に</h2>
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デ・フリースに見た『ストイックさ』。貪欲なコミュニケーションで最終戦へ向け多くを吸収した平良響/第5戦もてぎ
8月24〜25日にモビリティリゾートもてぎで行われた2024全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦。今大会ではF1経験のあるニック・デ・フリースが初参戦するということで、ITOCHU ENEX TEAM IMPULのピットは大きな注目を集めていた。
その傍には、今季第3戦スポーツランドSUGOでスーパーフォーミュラデビューを果たし、7月の第4戦富士で初入賞を飾った平良響の姿があった。11月の第8戦・第9戦鈴鹿で再び19号車をドライブすることが発表されているが、それに向けて積極的にチームやドライバーの動きを確認しようと精力的に行動していた。
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「いろいろな経験をしてきたんだな」とインパル星野監督も感心のデ・フリース。まさかの“ムダ遣い”も/第5戦もてぎ
初めて全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)のレースに挑戦したニック・デ・フリース(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。8月25日にモビリティリゾートもてぎで行われた第5戦決勝では、18番グリッドから5ポジションアップの13位フィニッシュとなった。
レース中にはうまくいかないことも多く、次戦に向けて改善が必要なところもあったとデ・フリースは振り返るが、星野一樹監督は彼の勤勉な部分がチームにとっても刺激になったと語った。
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「すべてが繊細」とSF初参戦のニック・デ・フリース。ブレーキの限界に困惑、ロックでQ1脱落
栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われている2024全日本スーパーフォーミュラ選手権の第5戦。今回、初参戦で注目を集めているニック・デ・フリース(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、8月24日に行われた予選のQ1・Bグループで10番手となり、スーパーフォーミュラデビュー戦は18番手から決勝レースを迎えることになった。
今回のもてぎ大会と、10月にダブルヘッダー開催される富士大会への参戦が決まっているデ・フリース。事前にテストをする機会がなかったため、土曜朝のフリー走行1回目が初ドライブとなったが、いろいろな発見と驚きがあったという。初日を終えたデ・フリースに話を聞いた。
<h2>■ダウンフォースは「F1で感じていたものに近い」</h2>
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SF初参戦のデ・フリースが語る日本との関わりの数々「カート時代、最終ラップで仁嶺に抜かれたんだ」
元F1ドライバーにして現役WEC(世界耐久選手権)ハイパーカードライバー、2019年にはFIA F2、2020/21シーズンにはフォーミュラEを制したニック・デ・フリースが、いよいよ全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する。
8月7日にITOCHU ENEX TEAM IMPULから発表されたとおり、デ・フリースは8月24〜25日の第5戦もてぎと、10月12〜13日に開催される第6戦&第7戦富士に19号車からエントリー。なお、11月9〜10日に鈴鹿で開催される第8戦&第9戦では、平良響が19号車のステアリングを握る。
当初、19号車のドライバーとして起用されたテオ・プルシェールは鈴鹿での開幕戦のあと、インディカー参戦のためチームを離脱。以降、19号車は第2戦オートポリスではベン・バーニコート、第3戦SUGOと第4戦富士では平良がドライブしてきた。
初参戦となるもてぎラウンドを前に、デ・フリースは木曜にシート合わせを済ませ、走行前日となる23日には記者会見に臨んだ。そこで語られたのは、日本のレースへの“愛情”と、数多くの日本人ドライバーとのエピソードだった。
<h2>■もてぎのシミュレーターは未経験</h2>
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ニック・デ・フリースのスーパーフォーミュラ参戦が決定。ITOCHU ENEX TEAM IMPULから3戦に出走
全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するITOCHU ENEX TEAM IMPULは8月7日、2024年シーズン残る5戦(第5戦〜第9戦)において19号車をドライブするドライバー陣を発表した。
そのうち、8月24〜25日に開催される第5戦もてぎ、10月12〜13日に開催される第6戦&第7戦富士ではTOYOTA GAZOO RacingからWEC世界耐久選手権に参戦するニック・デ・フリースが起用されることが明らかとなった。
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