
北米レース界から外国人エンジニアも新加入「いまに見とけよ」インパル星野監督は着実な上昇を目指す
2025年、全日本スーパーフォーミュラ選手権に継続参戦するチームのなかで、もっとも大きく環境が変わるのはITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULだろう。オリバー・ラスムッセン、高星明誠と2名の新加入ドライバーを迎えるだけでなく、2台を担当するトラックエンジニアも変更。また、『ITOCHU ENEX』に加え『WECARS』を新たなメインスポンサーに迎え、これに合わせてマシンカラーリングも改められている。
かつて『常勝軍団』と言われながらも、ここ数年は低迷が続いてしまっているチームを率いる星野一樹監督は、2025年が「変革の年」であることを強調。「いきなり切り替えられるとは思っていません。でも、どこかで始めないと始まらない、確実に取り組まなければいけなかったことだと思う」と決意を滲ませる。
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MARELLIとの最後のレース、最後尾から意地と感謝の表彰台。ホシノインパルで継承される『全開魂』と『イズム』
当初スケジュールされていた8月末から12月7~8日の週末に延期されての開催となったスーパーGT第5戦鈴鹿は、2024年シーズンを締めくくる一戦となったが、TEAM IMPULにとってはメインスポンサーであるマレリとともに戦う最後のレースでもあった。そのラストレースで2年前の“テール・トゥ・ウイン”を彷彿させる、クラス最後尾からの巻き返しで見事、3位となった12号車MARELLI IMPUL Zの平峰一貴と星野一樹監督に聞いた。
チームの総監督を務める星野一義氏の現役時代である1982年から、実に40年以上にわたってホシノインパルのスポンサーを続けてきた“盟友”に好リザルトで最後の恩返しをするべく、鈴鹿サーキットでの今季最終戦に臨んだTEAM IMPULだったが、7日(土)の予選はその出鼻をくじく結果に終わった。
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マレリとのスポンサー契約終了の報に星野一樹監督「本当に感謝」。来季スポンサーは未確定も前向きに
10月23日、マレリとホシノレーシングは共同で声明を発表し、TEAM IMPULへのスポンサー契約を終了することを決定したと発表した。スーパーGT GT500クラスのみならず、長年日本のモータースポーツ界で親しまれてきたカルソニック/マレリのカラーリングが2024年限りで姿を消すことになってしまった。そんな一報の翌日、チームを率いる星野一樹監督に話を聞いた。
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43年の歴史に終止符。マレリ、ホシノインパルとのスポンサー契約終了を発表
マレリとホシノレーシングは10月23日、共同声明を発表し、マレリが今季2025年2月の契約満了をもってTEAM IMPULとのスポンサー契約を終了することを明らかにした。
これによって1982年に始まり、当時の日本ラヂヱーターからカルソニック、カルソニックカンセイ、そして現在のマレリに至るまで、実に43年間にわたって続けられてきた両者のパートナーシップに終止符が打たれることとなった。
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「いろいろな経験をしてきたんだな」とインパル星野監督も感心のデ・フリース。まさかの“ムダ遣い”も/第5戦もてぎ
初めて全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)のレースに挑戦したニック・デ・フリース(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。8月25日にモビリティリゾートもてぎで行われた第5戦決勝では、18番グリッドから5ポジションアップの13位フィニッシュとなった。
レース中にはうまくいかないことも多く、次戦に向けて改善が必要なところもあったとデ・フリースは振り返るが、星野一樹監督は彼の勤勉な部分がチームにとっても刺激になったと語った。
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TEAM IMPULがスーパーフォーミュラ富士公式テストで車両スワップを試す。「やってよかった」と手応え
7月7日に静岡県の富士スピードウェイで開催された2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式テストでは、各チームがそれぞれのテストメニューを行いながら走行を重ねた。なかでもITOCHU ENEX TEAM IMPULは、午後セッション2で19号車と20号車のドライバーを入れ替えるという、テストならでは光景が見られた。初日終了後、その意図と感触を聞いた。
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「話が来たのは先週の日曜」急きょ参戦のバーニコートがIMPULに合流。気になる第3戦以降のドライバーは? | スーパーフォーミュラ | autosport web
テオ・プルシェールの全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)離脱に伴い、急きょITOCHU ENEX TEAM IMPULの19号車から2024スーパーフォーミュラ第2戦に参戦することとなったベン・バーニコート。オファーを受けてから数日で準備を済ませて来日し、チームと合流した。 FIA F2チャンピオンであるプルシェールは、ITOCHU ENEX TEAM IMPULから“SFルーキー”として今シーズンの全9戦に出場することとなっていた。しかし、第2戦オートポリスの開幕1週間前になって、彼がNTTインディカー・シリーズに参戦するアロウ・マクラーレンと正式契約を結ぶと同時にSFからの離脱が決定。プルシェールの代役として、今回はIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で活躍するイギリス人のベン・バーニコートが参戦することとなった。 ■「スタンディングスタートは4年くらいやっていない」
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4月26日19時からの『脇阪寿一のSUPER言いたい放題』はあの星野一義のレース史を本人と振り返る
2014年からファンの皆さんに、よりスーパーGT、そしてモータースポーツに親しんでもらおうとニコニコ生放送でお届けしてきた『脇阪寿一の言いたい放題!』。2019年からは『脇阪寿一のSUPER言いたい放題』としてリニューアルし、いよいよ2024年は誕生から10年を迎えました。そんな2024年の第4回目の放送を4月26日(金)19時からお届けします。
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ふたりの“王者”が新加入。星野一義総監督は「三歩下がって全体を」【2024全チームプレビュー/ITOCHU ENEX TEAM IMPUL】
いよいよ3月9〜10日に迫った2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕。前年王者こそ不在ではあるものの、FIA F2王者から“現役女子高生ドライバー”まで、話題の注目ルーキーが参戦するほか、メーカー・チームを移籍したドライバーも多い。また、共通ダンパーが導入されることなどにより、これまでの勢力図が動く予感も漂う注目のシーズンとなりそうだ。
ここでは2月21〜22日に鈴鹿サーキットで開催された公式合同テストを前にした『メディアデー』でのドライバー・監督らの発言をもとに、今季体制の変更点や注目ポイントなどをチームごとにまとめ、連載していく。
今回は星野一義総監督が率いる“全開魂”、ITOCHU ENEX TEAM IMPULだ。
autosport webさらばカルソニックブルー。TEAM IMPULは新たな“マレリブルー”の伝説へ2024年開幕に虎視眈々
2月15日、日産自動車/NMCは2024年のモータースポーツ活動概要を発表し、同時にYoutubeでファンイベントを開催した。すでにスーパーGT GT500クラスはドライバーラインアップも発表されており、この日目新しかった内容として、各車のカラーリングが公開されたが、GT500クラスの4台のうち最も大きなインパクトとなったのが、TEAM IMPULのMARELLI IMPUL Zのカラーリングだ。これまで35年間、日本のモータースポーツ界を彩ってきた“カルソニックブルー”が姿を消すことになった。
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