岩佐歩夢の気になる去就。「F1に向いているハイブリッド思考」担当の小池エンジニアが話すローソンとの比較

 鈴鹿サーキットでの第8戦、第9戦の2連戦で2024シーズンを終えたスーパーフォーミュラ。FIA F2から今季スーパーフォーミュラに参戦したルーキーの岩佐歩夢(TEAM MUGEN)は結局、シリーズランキング4位で今季を終えることになった。その速さは誰もが認めるところながら、レースでなかなか期待された結果が残せず、この最終鈴鹿大会でもスタートのトラブルに見舞われるなど苦しい週末になってしまった。レース後の岩佐、そして担当の小池智彦エンジニアに聞いた。

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自律走行スーパーフォーミュラが鈴鹿で3週間のテストを完了。デモランでのクラッシュ理由も説明

 11月9日~10日にかけて鈴鹿サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦『JAF鈴鹿グランプリ』において、Abu Dhabi Autonomous Racing League(A2RL)で使用されるマシンがデモランを実施。AI対AI、元F1ドライバーのダニール・クビアトを起用した人間対AIのデモレースを含む3週間の国際テストプログラムを終了した。  JRPがパートナーシップを締結しているASPIRE社が立ち上げた中東初の自律走行レースリーグA2RLは、スーパーフォーミュラで使用されているダラーラ社のSF23シャシーをもとにした無人AIスーパーフォーミュラマシンを導入したことで話題を呼んだ新たな選手権だ。  今回は、SF鈴鹿大会でのデモランを最終ターゲットに据えたテストプログラムに取り組み、大会まで鈴鹿サーキットにて専有走行を繰り返しながら準備を進めていた。

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【山本尚貴へ】「彼を越えたくて頑張ってきた」。仲間・ライバルたちが語る王者の背中と、はなむけの言葉

 全日本スーパーフォーミュラ選手権で3度のタイトルを獲得した山本尚貴が、2024年最終戦の鈴鹿大会を最後にSFから引退した。  2010年、当時の全日本選手権フォーミュラ・ニッポンにNAKAJIMA RACINGからデビューした山本は、2013年に初のタイトルを獲得し、2018年、2020年と計3回王座に輝いた。  これまで15年のキャリアで12回のポールポジションと9回の優勝を飾り、スーパーフォーミュラでのタイトル獲得数は最多を誇る山本。そんな彼と、時にはチームメイトとして、一方はライバルとして戦ってきた各関係者から寄せられたコメントやエピソードを紹介する。

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気になる経緯と高まる期待。太田格之進のアメリカ/IMSA挑戦のカギを握るHRC USソルターズ社長インタビュー

 昨年、アメリカのHPD(Honda Performance Development)が、HRC USに社名を変更して、日本のHRC(株式会社ホンダ・レーシング)は四輪モータースポーツ開発、運営をそれまで以上にグローバルに展開することとなったが、そのHRC USのデイビッド・ソルターズ社長が来日。昨年のスーパーフォーミュラ第5戦SUGOに続き、今季のスーパーGT第8戦もてぎに姿を見せた。先日、ホンダドライバーの太田格之進がHRC USとIMSAの公式テストに参加することが発表されたばかり。太田格之進への期待や今後の展開について聞いた。

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2024年のスーパーフォーミュラには計20万9600人が来場。過去最高を記録

 11月11日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を開催する日本レースプロモーション(JRP)は、2024年のスーパーフォーミュラにシーズンを通して20万9600人が来場したことを発表した。これは2013年のシリーズ発足以来、過去最高記録となる。

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「悪さは割り切って」「箸にも棒にもかからない」「スーパーGTへ活かす」【SF Mix Voices 第9戦決勝】

 11月10日、三重県鈴鹿市に位置する鈴鹿サーキットで、全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦『第23回JAF鈴鹿グランプリ』の決勝レースが行われ、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が連勝を飾った。2位は坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、3位には福住仁嶺(Kids com Team KCMG)が入っている。  その結果、坪井が2024年シーズンのドライバーズチャンピオンに輝いた。ここでは決勝後、全ドライバーが参加して行われる取材セッション“ミックスゾーン”から、ドライバーたちが決勝レースについて語った内容をお届けする。

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タイトル争い最終戦で「まさかの大苦戦」の牧野任祐。悔しさが溢れるキャリアハイのシーズン

 今季のスーパーフォーミュラ最終戦、第9戦JAFGP鈴鹿、チャンピオン争いは坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)と、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の一騎打ちとなったが、牧野は最後の予選では牧野がまさかの10番手と低迷。決勝でふたつ順位を上げて8位となったものの、2024年のタイトル争いは敗れることになった。チームメイトの太田格之進が2連勝を飾っただけに、悔しい敗戦となった牧野、その敗因はなんだったのだろうか。

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トムスから2021年に受けていた“注意”。止まらない進化でSF初制覇の坪井翔は「陰で努力」

 11月10日に鈴鹿サーキットで行われた2024年最終戦で2位に入った坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)は、初となるスーパーフォーミュラのドライバーズチャンピオンに輝いた。  2019年にスーパーフォーミュラデビューを果たした坪井は昨年までCERUMO・INGINGの一員として戦い、今年からトムスに移籍。開幕戦ではノーポイントに終わるも、第2戦以降はコンスタントにポイントを稼ぎ、富士スピードウェイで行われた第4戦・第6戦・第7戦で優勝。最終鈴鹿2連戦でもランキング首位を守り切り、初戴冠を果たした。

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連勝飾った太田「1コーナーは絶対引かないと決めていた」。坪井「あっという間に離された」【第9戦決勝会見】

 11月10日、2024全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦『第23回JAF鈴鹿グランプリ』の決勝レースが三重県の鈴鹿サーキットで行われ、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が予選2番手から逆転優勝を飾った。  土曜のポール・トゥ・ウインに続く週末2連勝を果たした太田と、この最終戦を2位で終えドライバーズタイトルを獲得した坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、そして3位に入った福住仁嶺(Kids com Team KCMG)、さらに優勝チームのDOCOMO TEAM DANDELION RACINGから村岡潔監督が決勝トップ3会見に登壇し、今年最後のスーパーフォーミュラ・レースを振り返った。

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Juju vs 平良響のオーバーテイク・バトルと来季。Juju「今は乗るところがない」TGMとの2025年の参戦は黄色信号

 11月10日、鈴鹿サーキットで行われた2024全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦JAFグランプリに出走したJuju(TGM Grand Prix)と平良響(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、レース中盤に約5周にわたって接近戦を展開。ルーキー同士の接近戦は公式放送にも映し出され、サーキット中も注目した。  前日の第8戦では自己ベストの12位完走を果たしたJujuは、21番手からスタートするとミニマムの10周目でピット作業を済ませ、隊列に続きながら周回を重ねていた。一方、19番手スタートの平良は16周目までピットインを遅らせ、ピットアウト後にJujuの後ろで隊列に合流する。数秒ほどあった2台の差はすぐに縮まり、20周目から約5周に渡ってテール・トゥ・ノーズのバトルが展開され、24周目の日立Astemoシケインまでバトルは続いた。この戦いについて、ふたりに聞く。

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