
NASCAR開幕戦『デイトナ500』はトヨタ移籍ブリスコがPP。トゥルーエクスJr.やジョンソンも決勝へ
デイトナ・インターナショナル・スピードウェイにて開催される伝統の開幕戦、第67回『デイトナ500』の週末を迎えた2025年のNASCARカップシリーズは、早くも2月12日水曜の夜に実施された予選にて、この2025年シーズンに向けトヨタ陣営に加入したチェイス・ブリスコ(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)が、自身キャリア3度目のポールポジションを獲得した。
さらにオープン登録ドライバーとして参戦する56号車のマーティン・トゥルーエクスJr.(トライコン・ガレージ/トヨタ・カムリXSE)や、同84号車のジミー・ジョンソン(レガシー・モーター・クラブ/トヨタ・カムリXSE)らも、シングルカー予選で最速を記録して早々の本戦出場枠を確保することに。そしてオープン免除暫定の申請で参戦枠を得ている注目のエリオ・カストロネベス(トラックハウス・レーシング・チーム/シボレー・カマロZL1)も、ストックカー初ドライブに臨んでいる。
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団結が試されるプレーオフ開幕SSW決戦は、ロガーノ&ブレイニーの王者ペアに軍配/NASCAR第27戦
いよいよ2024年のタイトル天王山に突入したNASCARカップシリーズのプレーオフ初戦、シーズン第27戦となるアトランタ・モータースピードウェイでの『Quaker State 400(クエーカーステート400)』は、ダニエル・スアレス&ロス・チャスティン(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ)のシボレー艦隊を退けた、ジョーイ・ロガーノ&ライアン・ブレイニー(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)の”チャンピオンコンビ”がオーバータイムスプリントを制覇。ロガーノはプレーオフ開幕の勝利で次なるステージ”Round of 12”へのアドバンテージを手にすると同時に、今季2勝目、キャリア通算34勝目を飾っている。
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73戦連続無勝利記録に終止符。ブリスコがブッシュの野望を粉砕/NASCAR第26戦
ついに迎えたレギュラーシーズン最終戦。泣いても笑ってもプレーオフ進出権獲得の16名が決まる2024年NASCARカップシリーズ第26戦『Cook Out Southern 500(クックアウト・サザン500)』は、今季限りで活動休止を表明しているスチュワート・ハース・レーシング(SHR)で最後の物語を紡ごうと、チェイス・ブリスコ(スチュワート・ハース・レーシング/フォード・マスタング)が実に73レース連続無勝利記録に終止符を打つ劇的な勝利を記録してみせた。
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初代大会覇者SVGがまさかの脱落第1号、ボウマンが雨絡みのシカゴで80戦ぶり勝利/NASCAR第20戦
昨季、衝撃のデビューウインを飾った“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲンの凱旋ラウンドともなったシカゴ市街地での2024年NASCARカップシリーズ第20戦『グラント・パーク165』は、初年度に続き2年連続で雨絡みの短縮ウエットレースという難しい条件と化すなか、戦略的に正しい判断を下したアレックス・ボウマン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)が実に80戦ぶりの勝利を獲得することに。
「前回勝ったときは、あまり祝うことができなかったが、今夜はバーボンをたくさん飲むつもりだ。これはマズいね……またバスルームの床で裸で目を覚ますことになりそうだ(笑)」と、喜びを爆発させる結果となった。
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後任“お漏らし”騒動の直後にブリスコのJGR加入が正式発表。複数年契約でトヨタ陣営へ/NASCAR
早くも来季に向け動きの出ているNASCARカップシリーズにて、今季限りでの解散を表明している強豪スチュワート・ハース・レーシング(SHR)所属のチェイス・ブリスコが、新たな“チームメイト”クリストファー・ベル(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)のプレゼンテーションを得て、来季2025年よりJGRへ加入することが正式発表に。フルタイム引退を決めたマーティン・トゥルーエクスJr.の後任として、複数年契約で19号車を引き継ぐことがアナウンスされている。
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早期スタートに終盤遅延。雨対策で6時間超のウエットタイヤ戦をトヨタのベルが制覇/NASCAR第18戦
ニューハンプシャー・モータースピードウェイで開催された2024年NASCARカップシリーズ第18戦『USA Today 301』は、予報された雨を完全に避けようとカップ主催側が早めのスタートを決断したにも関わらず、2時間以上の雨天中断を含む6時間の勝負が続く長丁場の日曜に。
その最終スプリントにて、異例のウエットタイヤ装着による残り73周ダンプ路面の消耗戦をクリストファー・ベル(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)が制覇し、週末ともに“渦中の人”となったチェイス・ブリスコ(スチュワート・ハース・レーシング/フォード・マスタング)を1.104秒差で下している。
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強豪スチュワート・ハース・レーシングが2024年限りで解散へ「バトンを渡す時期が来た」/NASCAR
アメリカン・モータースポーツを代表するビッグネーム、トニー・スチュワートとジーン・ハースの両名は、現地5月28日(火)にリリースされた共同声明において、改めてスチュワート・ハース・レーシング(SHR)の運営停止を発表。「我々はそれぞれの人生とビジネス生活において、バトンを渡す時期が来ている」とし、NASCARカップシリーズで一時代を築き上げた強豪が、今季限りでその表舞台から去ることが決まった。
今季2024年はジョシュ・ベリー、ノア・グラグソン、ライアン・プリース、そしてチェイス・ブリスコの4名がカップ戦レギュラーを務め、同じくNASCARエクスフィニティ・シリーズではコール・カスターとライリー・ハーべストの2台をフル参戦させているSHRだが、2002年後半に『ハースCNCレーシング』としてカップ挑戦を開始した組織は、2009年にスチュワートの参画を得てライアン・ニューマンとの2台体制へと発展し、その後もトップチームへの道のりを歩み続けてきた。
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