キノコで動くコンピューター「シイタケRAM」誕生 - ナゾロジー

アメリカのオハイオ州立大学(OSU)で行われた研究によって、シイタケの菌糸が、電子回路のなかでコンピューターのメモリー装置(RAM:揮発メモリ)として動作が示されました。 このシイタケメモリは最大で毎秒5850回(5.85kHz)もの電気信号を書き換え、その精度は約90%(±1%)に達しました。 さらに驚くべきことに、このデバイスは乾燥させた状態で保存でき、再び水を吹きかけるだけで機能が復活することも確認されています。 これは人口シナプスなど脳の仕組みを真似た次世代コンピューター(ニューロモーフィック)の実現に向けた有望な成果とされています。 キノコでできたメモリー素子は、果たして本当に未来…

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宇宙がシミュレーションだとすると「神様のPCに必要な空き容量」はどのくらいか?
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/99623

#nazology #テクノロジー #コンピュータ #シミュレーション #宇宙 #物理学

宇宙がシミュレーションだとすると「神様のPCに必要な空き容量」はどのくらいか? - ナゾロジー

「宇宙」のインストールは最低でも6×10の80乗ビットの空き容量が必要なようです。 英国ポーツマス大学で行われた研究によれば、私たちの住む現実が全て巨大なシミュレーションによって構築されているとした場合に必要最低限の情報量を算出した、とのこと。 その大きさは驚異の6億の兆兆兆兆兆兆兆兆倍ビット。 私たちの宇宙をシミュレートしている演算機があるとすれば、それは途方もないレベルであると言えるでしょう。 研究内容の詳細は『AIP Advances』で公開されています。 目次 シミュレーション仮説は意外に学問的な側面も存在する宇宙をインストールするには「6億の兆兆兆兆兆兆兆兆倍bit」の空き容…

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役目を終えた人工衛星を乗っ取るのは簡単!?ハッカーが実演した報告
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/113522

#nazology #テクノロジー #アメリカ #カナダ #コンピュータ #軍事

役目を終えた人工衛星を乗っ取るのは簡単!?ハッカーが実演した報告 - ナゾロジー

「テロリストによる人工衛星のハッキング」は、フィクション世界ではすでにお馴染みの設定となっています。 しかし、現役のハッカーに言わせると、特定の機材とアップリンク(※)へのアクセスさえあれば、人工衛星は簡単にジャックできるというのです。 (※ アップリンク:人工衛星を用いた通信・放送・中継を利用するときに、地上局から衛星に向けて送信される通信経路のこと) アメリカのセキュリティ研究者で、通信機器や組み込み機器のハッキング集団「Shadytel」の一員であるカール・コーシャ(Karl Koscher)氏は、2021年に米ラスベガスで開催された世界最大の年次ハッカー会議「Def Con」にて、2…

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ヤバイ「コンピュータウイルス」5選 - ナゾロジー

世界の大部分は、今やコンピュータなしではうまく機能しません。 そのためコンピュータ世界の秩序を乱す「コンピュータウイルス」は、これまでにも増して驚異的な存在となっています。 コンピュータウイルスは、物理的な破壊活動よりもはるかに大きな損害を瞬時に与えることさえできるのです。 ここでは、これまでに多くの人々や企業に損害を与えてきた「最悪なコンピュータウイルス」を5つご紹介します。 目次 サッサー(Sasser)コードレッド(Code Red)ゲームオーバーゼウス(Gameover ZeuS)ラブレター(LOVELETTER)マイドゥーム(Mydoom) サッサー(Sasser) 急激に速…

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数学の超難問を収監中の殺人犯が解いてしまった話
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/102659

#nazology #数学 #コンピュータ #生活

数学の超難問を収監中の殺人犯が解いてしまった話 - ナゾロジー

アメリカ・シアトル近郊の刑務所には数学の天才が収監されています。 殺人犯であるクリストファー・ヘヴンズ氏が刑務所で数学を学ぶようになった結果、ある難問を解くまでになったのです。 彼の成果は学術誌に掲載されており、それ以来、刑務所の中で他の受刑者たちに数学を教えているとのこと。 今回は、まるで映画や小説にでも出てきそうな「数学を学んだ殺人犯」のエピソードをご紹介します。 目次 25年の刑期を過ごす殺人犯に転機が訪れる服役中の殺人犯が連分数の超難問を解く 25年の刑期を過ごす殺人犯に転機が訪れる 現在40歳のヘヴンズ氏は、まだ若いときに「道を踏み外した」そうです。 高校は中退し、仕事も見つ…

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重力を計算資源にする「時空コンピューター」の基礎理論が発表
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/179211

#nazology #物理学 #コンピュータ #光 #重力 #量子もつれ #量子力学

重力を計算資源にする「時空コンピューター」の基礎理論が発表 - ナゾロジー

重力そのものを利用して計算を行うコンピューター――SFでしかありえないような未来像に、物理学者たちが小さな現実の一歩を刻みました。 ベルギーのブリュッセル工科大学(ULB)で行われた研究によって、量子もつれを暴く式をヒントに、「時空が動くかどうかを一発診断する鋭い不等式」が報告されたのです。 この不等式は「ベル不等式が量子もつれが起きているかを判定するように、時空の曲率変化による通信成功率の変化を判定する」のです。 何やら突拍子のない話に思えますが、研究者たちは重力レンズのように曲がる通信経路を利用できれば、従来は光速と因果順序に縛られていた情報リレーの壁を超え、「重力を計算資源にする時空コ…

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どんなものもサイコロにできる技術が開発される - ナゾロジー

サイコロといえば普通は六面体の立方体を思い浮かべますが、もし「ネコの置物」や「ドラゴンのフィギュア」をサイコロのように振っても公平にランダムな目が出せるとしたら――そんな夢のような技術が現実になりました。 アメリカのカーネギーメロン大学(CMU)で行われた研究によって、どんな形状の立体物でも、転がしたときに最終的にどの向きで止まるかを純粋な幾何学計算だけで予測し、さらに好きな確率で特定の面が出る形状を設計できる方法が開発されたのです。 研究チームは実際に3Dプリンターでユニークな形の「サイコロ」を作製してテストし、この方法の精度を確かめました。 まさに「あらゆる物体がサイコロになる」驚きの成…

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盲目の犬を助けたい!工学部の学生が「第二の目」を与えた方法とは?
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/178579

#nazology #動物 #アメリカ #イヌ #コンピュータ #テクノロジー #バッテリー #犬 #視覚

盲目の犬を助けたい!工学部の学生が「第二の目」を与えた方法とは? - ナゾロジー

「最近の若者はやる気や意欲がない」 そんな声を聞くことがありますが、現実はそんなこともありません。 実際には、社会課題に対して積極的に立ち向かい、自分たちの技術や知恵を惜しみなく使う、やる気に満ちた学生たちが世界中に存在します。 米国テキサス州にあるライス大学(Rice University)では、ある学生チームが視覚を失った犬に“第二の目”を与えるという温かなプロジェクトに取り組みました。 その成果は、2025年5月28日に大学の公式ニュースサイトにて発表され、大きな反響を呼んでいます。 目次 盲目の犬「クンデ」を助けたい!工学部の学生たちの挑戦振動で「見える」世界へ!盲目のイヌに「…

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