
普通の人間が吸血鬼の真似をして大量の血を飲んだらどうなるの? - ナゾロジー
吸血鬼モノの物語ではしばしば、人間の血液は彼らにとって完全な栄養食であると表現されています。
たとえば『人間は摂取した栄養分を血液に乗せて全身に届けるため、血液には必要な全ての栄養分が含まれている』…などなど、ナルホドと思わせるセリフもみられます。
では、人間が人間の血をそのまま主食にすることはできるのでしょうか?
答えから言えば、どうやら「ダメ」なようです。
数滴の血液ならば問題ありませんが、大量の血液を飲んだ場合、最悪死ぬことになるようです。
私たちの体内を流れている血液に、どうして死ぬほどの毒性があるのでしょうか?
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「血を大量に飲んでも大丈夫?」専門家「ダメみたいです」他人…
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ほぼあらゆるウイルス感染から保護するmRNA薬 - ナゾロジー
アメリカのコロンビア大学(Columbia University)で行われた研究によって、「ほぼどんなウイルスにも広く効く可能性をもつ新しいmRNA薬」の開発に大きな進展がありました。
研究ではウイルス感染に強い耐性を持つ人々の免疫の仕組みをヒントに、10種類の防御たんぱく質を一時的に体内で作らせることで、インフルエンザや新型コロナウイルス、さらには未知のウイルスにまで対応できる「広域抗ウイルス薬」の実現が目指されています。
実際のテストでは、mRNA薬の投与で細胞では複数のウイルスで増殖が抑えられ、動物では病状の悪化が抑えられるといった効果が示されています。
いったいどのようにして、この“…
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皮膚がんの原因に「ありふれたウイルス」が存在していた - ナゾロジー
アメリカの国立衛生研究所(NIH)で行われた研究によって、これまで無害な“皮膚の常在ウイルス”と考えられてきたヒトパピローマウイルス(β-HPV)が、免疫不全の条件下では皮膚がんの直接的な原因となりうることを明らかにしました。
研究では先天的に免疫力が低下した患者において、皮膚にいるヒトパピローマウイルスが細胞のDNAに入り込み、がんを維持するのに役立つタンパク質を作り続けていた事実が突き止められています。
これにより紫外線だけでは説明できない皮膚がんの発症メカニズムが明らかになりました。
研究内容の詳細は2025年7月31日に世界五大医学雑誌の1つとして知られる『The New Engla…
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長すぎる「しっぽ」を持つ謎ウイルスを発見 - ナゾロジー
アメリカのハワイ大学マノア校(University of Hawai’i at Mānoa)で行われた研究によって、太平洋の海からこれまでの常識を覆すような特異な巨大ウイルスが新たに発見されました。
このウイルスは「PelV-1(ペルブイワン)」と名付けられ、植物プランクトンの一種に感染するものです。
最も驚くべき特徴は、その非常に長い「しっぽ」です。
このしっぽは、最大2.3マイクロメートル(μm)もあり、新型コロナウイルスの直径(およそ0.1μm)の20倍以上に相当します。電子顕微鏡で観察すると、その形状はまるで小さなエイのようです。
また、このウイルスはエネルギーの生産や光…
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「オレ辞めるわ」危険なウイルス、人間に感染するのを辞めていた - ナゾロジー
アメリカのハーバード大学で2024年に行われた研究によって、かつて人間や馬に感染していた危険な西部馬脳炎ウイルス(WEEV)が、哺乳類に感染する能力を失っていたことが示されました。
哺乳類は現在の地球において支配的な種であり、感染先としても魅力的なはずです。
にもかかわらず、なぜウイルスたちは人間に感染することを辞めてしまったのでしょうか?
研究内容の詳細は2024年7月24日に『Nature』にて発表されました。
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ウイルスの流行と衰退西部馬脳炎ウイルス(WEEV)は3種類の受容体を認識できるウイルスが哺乳類から手を引いてしまった理由ウイルスは常に進化するため「絶対」はない
ウイ…
ナゾロジーhttps://www.project-anime.com/1255555/ トランセンド(ウイルス)に対するみんなの反応集【トランセンド】【4th Anniversary】【ウマ娘プリティーダービー】
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コロナ禍が人々の「脳の老化を加速」させていたと明らかに - ナゾロジー
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は、社会や経済に甚大な影響を与えただけでなく、人間の脳にまで深い爪痕を残していたようです。
英ノッティンガム大学(University of Nottingham)の最新研究で、コロナパンデミックの期間中、人々の脳はコロナ以前よりも平均で5.5カ月分、加速して老化していたことが明らかになりました。
しかもこの変化は、ウイルスに実際に感染したかどうかにかかわらず確認されていました。
いったいなぜ、世界的な危機が私たちの脳に影響を与えたのでしょうか?
研究の詳細は2025年7月22日付で科学雑誌『Nature Communications』に掲載…
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癌に死をもたらす植物ウイルス - ナゾロジー
ウイルスというと多くの人は病気を引き起こす厄介者というイメージでしょう。
ましてや植物に感染するウイルスが人間のがん治療に役立つなんて、にわかには信じがたい話かもしれません。
アメリカのカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)で行われた最新の研究によって、「モザイクウイルス」という植物由来のウイルスを腫瘍に直接注入することで、人間の免疫システムを強力に目覚めさせ、がん細胞を効果的に攻撃できる可能性が示されました。
このウイルスは人間の細胞には感染しない(つまり人には害を及ぼさない)のに、体内に入ると免疫系の「異物アラーム」を鳴らし、眠っていた免疫細胞を呼び覚ましてがん細胞の攻撃に向かわせ…
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1918年の「スペイン風邪」ウイルスのゲノムを再構築することに成功 - ナゾロジー
今から100年以上前に世界で猛威を振るった「スペイン風邪」は推定で2000万~1億人もの命を奪ったと考えられています。
当時の人類の総人口が18億人から20億人であることを考えると、スペイン風邪によって最大で総人口の5%以上が失われた計算になります。
スイスのチューリッヒ大学(UZH)とバーゼル大学(UniBas)の研究チームによって、そんな人類に悪夢をもたらした「スペイン風邪」ウイルスのゲノム情報が復元されました。
研究者たちは100年以上もホルマリン漬けにされていた犠牲者の肺組織からRNAウイルスの断片を抽出し、その遺伝子配列を解析することに成功したのです。
またウイルスのゲノムを解析し…
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