
重力は「宇宙が巨大コンピューター」であることの証拠となる - ナゾロジー
重力といえばリンゴを木から落とすあの引力ですが、最新の研究ではまったく新しい見方が提案されています。
イギリスのポーツマス大学(UoP)のメルビン・ヴォプソン博士は、「重力は宇宙が情報を整理整頓する過程で生じる副産物ではないか」という大胆な仮説を打ち出しました。
簡単に言うと、宇宙そのものが巨大なコンピューターのように振る舞い、自身の中のデータをきれいにまとめようとする(情報を圧縮しようとする)結果として重力が生まれる、というのです。
このアイデアは一見突飛に思えますが、新たな研究ではその可能性が示されることになりました。
私たちが常識としてきた“万有引力”は本当に情報整理の副産物へと書き換…
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AIが設計した重力波検出器は人間には理解しきれない仕組みがあったと判明 - ナゾロジー
アメリカのカリフォルニア工科大学(Caltech)で行われた研究によって、人工知能(AI)が従来の常識を超える重力波検出器を“自律設計”し、その図面の中には人間の研究者がまだ物理的原理を説明しきれない奇抜な仕組みが盛り込まれていることが明らかになりました。
それにもかかわらず、これらのAI設計の検出器は現行の人類製のものを大きく上回る性能を示しており、宇宙で発生する重力波現象を今まで以上に捉えられる可能性を秘めています。
はたしてAIはどんな“謎トリック”で宇宙の微かなさざ波をとらえようとしているのでしょうか?
研究内容の詳細は『Physical Review X』にて発表されました。
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連星に直交軌道で周回するトリッキーな惑星を発見 - ナゾロジー
宇宙が描く無数の円盤のなかで、たった一つ、きれいに交差する“十字路”が見つかりました。
イギリスのバーミンガム大学(UoB)で行われた研究により、若い褐色矮星ペア〈2M1510 AB〉が作る楕円軌道を、惑星が直交するのコースで周回している可能性が示されました。
褐色矮星どうしが寄り添う連星もレア、極軌道を描く惑星もレア、そして両方そろった今回のケースはまさに 宇宙レア度2乗です。
しかしいったいなぜ星になり損ねた小さな双子の周囲を “十字飛行” の惑星が走ることになったのでしょうか?
研究内容の詳細は2025年4月16日に『Science Advances』にて発表されました。
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統一理論完成か?重力と電磁気力を統合できる理論が発表された - ナゾロジー
アインシュタインが残した最大の宿題――重力と電磁気という“二大法則”を一本の数式で説明しようとする挑戦に、ついに決定打になり得る理論が発表されました。
フィンランドと豪州の研究者チームが発表した新理論は、電場や磁場を「時空の外付けシステム」ではなく「宇宙布に浮かぶシワそのもの」と見立て、余剰次元も謎の力も持ち込まずに両者を統合します。
ベッドシーツをピンと張ればシワが消えるように、時空のメッシュが最小エネルギー状態を探すと、そこに自然と電磁場の法則が立ち上がるのです。
この理論が正しければ、ブラックホールの縁や量子の揺らぎまで同じ物差しで測れる日が来るかもしれません。
果たして物理学の教科書…
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ダイソン球を理論的に安定化させる方法を発見 - ナゾロジー
太陽のような恒星を丸ごと覆い、そのエネルギーを余さず活用するという壮大な構想「ダイソン球」。
SF作品でもしばしば取り上げられ、未来文明の究極兵器やエネルギー源の象徴として描かれてきました。
しかし、理論的には「中心からわずかにずれるだけで構造全体が崩壊しかねない」とされ、長らく実現は不可能だと思われてきたのです。
ところがイギリスのグラスゴー大学(UofG)で行われた研究により、ダイソン球を安定化させる理論的枠組みが提示されました。
はたして、私たちが夢見るこの“恒星スケール”のメガストラクチャーは、本当に安定して存在しうるのでしょうか?
研究内容の詳細は『Monthly Notices …
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惑星の「自殺」を観測することに成功 - ナゾロジー
私たちが夜空を見上げるとき、そこで繰り広げられる物語は多彩です。
星々が一生を終えて爆発する「超新星」や、恒星同士の衝突・合体を示唆する「赤色新星」など、天文学の世界には壮大なドラマが数えきれないほどあります。
ところが今、これまでで最も直接的に捉えられたかもしれない、新たなショッキングな幕が開いた可能性があります。
アメリカ国立科学財団(NSF)で行われた研究により、惑星がまるで自ら飛び込むかのように恒星へ向かい落下する――「惑星の自殺」とでも呼ばれる現象が報告されたのです。
近年の観測技術の飛躍的進歩により、私たちはこれまで想像もできなかったような宇宙の瞬間を捉えられるようになりました。…
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【跳ぶ×飛ぶ】がもたらす”超効率”移動とは?MITが小型の「羽付きホッピングロボット」を開発 - ナゾロジー
子供のころ、「ホッピング(ポゴスティック)」というバネを使った遊具で遊んだことがあるかもしれません。
そんな遊具に羽が加わるという面白い構造の小型ロボットが、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームによって開発されました。
このロボットはなんと、全長およそ5センチですが、ジャンプと羽ばたきの組み合わせにより全長の4倍も跳び、効率的に移動できるのです。
「跳ぶ機能」をもつ小型ロボットに「飛ぶ機能」が加わるとき、移動ロボットに新たな可能性が生まれるかもしれません。
研究の詳細は、2025年4月9日付の科学誌『Science Advances』に掲載されました。
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ホッピ…
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火星に「氷の小惑星」をぶつけるとテラフォーミングできると研究者が発表! - ナゾロジー
テラフォーミングとは、地球外の惑星を改造して人類が住める環境にする計画です。
その最有力候補となっている惑星は「火星」ですが、ポーランド科学アカデミー(PAN)のレシェク・チェホフスキ(Leszek Czechowski)博士は、とんでもなく大胆な火星のテラフォーミング方法を提案しています。
それは火星に氷でできた小惑星をぶつけるというものです。
これにより「火星の極端に低い気圧を高めながら、気温を上げ、液体をもたらすことが理論上可能である」といいます。
研究の詳細は2025年3月に開催された第56回月・惑星科学会議(Lunar and Planetary Science Conferenc…
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マウスを宇宙に滞在させると、ある部位の骨がスカスカに⁈ - ナゾロジー
私たちの骨は、毎日歩いたり走ったりすることで、知らず知らずのうちに重力によって鍛えられています。
しかし地球のような重力がない宇宙空間で暮らすと、骨はだんだん弱まっていくものです。
その一方で、宇宙空間では全身の骨が等しく弱まるのか、それとも特定の部位が弱まるのかについては不明でした。
アメリカ航空宇宙局(NASA)のエイムズ研究センター(ARC)は最新研究で、その疑問の答えを見つけたようです。
彼らの報告によると、マウスを国際宇宙ステーション(ISS)に37日間滞在させたところ、大腿骨に大きな穴が空いたというのです。
研究の詳細は2025年3月26日付で科学雑誌『PLOS ONE』に掲載さ…
ナゾロジー超鬼畜!重力バラバラな世界でネザーから脱出せよ!【マイクラ】 - YAYAFA
超鬼畜!重力バラバラな世界でネザーから脱出せよ!【マイクラ】 - YAYAFA
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