南海電鉄 特急ラピート
韓国からの帰りも関西空港着のフライトだったのですが、翌日から仕事があるということで自宅に早いうちに帰っておきたくて、12時台に着陸する便にしていました。そのため、最終日は早朝にホテルを出て空港に向かわなければならず、完全に移動日になってしまいましたが仕方ありません。
行きの仁川空港から市内への移動は鉄道を利用したのに対して、帰りは市内からリムジンバスを利用しましたが、市内の様々な場所にバス停があり、早朝から12分おきで運行されていたので、やはりとても便利でした。なお、空港行きのバスは6700番台の一部の路線を除いて事前予約はできないとのことなので、万一満席だった場合には次の便を待つほかないので、その点でも時間に余裕を持った予定とするべきでしょう。
一方、日本国内の移動については、行きは安価で速く移動できるJR新快速と関空快速を選択しましたが、帰りは時間的な余裕があるので他の選択肢も選べました。しかし、姫路行きのリムジンバスは朝夕しか運行されていないので選択できず、それなら1人の時でないと乗る機会もないだろうと思って南海電鉄の特急ラピートに乗ってみることにしました。さらに、せっかくだからゆったり帰ろうと思って、特急料金が210円高い「スーパーシート」というのを試してみました。
ラピートはあの独特な形状の先頭車両が印象的ですが、最高速度120km/hということですし、特急という割には停車駅が多いのでそれほど速いというわけでもありません。便名が「ラピートβ」となっているのはなんだろうかと思っていたら、「α」と比べて停車駅が多い便だったようで、しょっちゅう止まるような印象でした。
スーパーシートというのは通常の座席が2+2の1列4座席の配置なのに対して2+1のゆとりのある大型シートの配置になっているというものです。確かに座席は大きくしっかりしていて良かったのですが、近くの席に座っていた東ヨーロッパ系の言語を喋る外国人がスマートフォンのゲームの音などを響かせていてうるさく、落ち着かなかったのが残念でした。JRのグリーン車ほど料金が違うわけでもないので仕方ないのかもしれませんが、彼らもこれから滞在している間に日本を学んで馴染んでくれるのでしょうか。
南海本線は難波までなので、ここから姫路までは阪神なんば線と直通特急を乗り継いで帰ったのですが、この直通特急の停車駅がまた多く、かなり時間がかかってしまって後悔しました。仁川空港の混雑度合いがわからず早めに空港入りしたせいもありますが、ホテルから自宅まで12時間では着かなかったというのが少々ショックです。直通特急にはこれまでに何度も乗っているのですが、毎回後悔しているような気がして、学習できない自分にも呆れますね。