John Wick: Chapter 4 – ジョン・ウィック:コンセクエンス (2023年の映画)
先日、映画「ジョン・ウィック」シリーズの最新作かつスピンオフ作品である「バレリーナ」を観たところですが、なぜか私はシリーズが過去3作品であると思い込んでいて、つい最近実は4作品あったということを知りました。その4作目は「ジョン・ウィック:コンセクエンス」という作品で、わずか2年前に公開されていたのですが、どうもあまり気が乗らずに観に行かなかったようで、そのまま忘れてしまっていたのでした。しかし今ならアマゾンプライムビデオで観られるので、遅ればせながら観てみることにしました。
本作にもストーリーは一応ありますが、本シリーズの醍醐味はやはりまとわりつくようなたくさんの殺し屋をバッタバッタと薙ぎ倒すように無双するJohn Wickのアクションです。しかし前半の大阪を舞台とするシーンではJohn Wickだけでなく、真田広之演じるKoji Shimazuとその娘Akiraとの共闘で集団戦となるのですが、これがゴチャゴチャしてしまって逆に今ひとつでした。やはりKeanu Reevesのキレのあるアクションが見たいのです。
ハリウッド映画に登場する日本人といえばほとんど真田広之か渡辺謙になってしまっていますが、真田広之ほど英語のセリフが上手かったらそりゃ引く手あまたになるだろうなという感じでした。渡辺謙はまだ日本人の英語という発音ですが、真田広之はかなりアメリカ人の発音に近く聞こえます。もちろん私にはそう聞こえるというだけで、ネイティブスピーカーが聞いたらまだまだなのかもしれませんが、他の日本人俳優で真田レベルの人がそういないというのは間違いないでしょう。
また、Akira役のRina Sawayamaの本業はミュージシャンですが、本作が女優として最初で、今のところ唯一の仕事のようです。4歳からイギリス在住ということですが、血統的には日本人のようですね。ミュージシャンとしても知らなかったので、ちょっと注意してみたいと思います。
本作のエンディングではJohn Wickの生死が曖昧にされていますが、あえてどちらとも取れるようにしているのでしょうね。「バレリーナ」は良かったと思いますが、本作は正直に言うと少々退屈でした。本来のコンセプトを維持しつつ、新しいものを取り入れていかなければいけないのでしょうが、実際は難しいことですよね。
なお、「バレリーナ」にも登場していたニューヨーク・コンチネンタルのコンシェルジュ、Charon役のLance Reddickは作中で射殺されてしまいますが、現実では本作の米国公開直前に心疾患で急死してしまったとのことで、「バレリーナ」もクランクアップ直後だったようで、そのまま2年後の新作でも登場となったようです。そのようなことは知らずに「バレリーナ」を観ていましたが、そう聞くとちょっと複雑な思いになりますね。
#action #gunFight #hiroyukiSanada #johnWick #keanuReeves #movie