『選手の声は大事』だが『寄りすぎ』は禁物。FRDA会長・山本尚貴に聞くSUGOの悪天候の教訓と今後

 今週末、富士スピードウェイで第4戦を迎える全日本スーパーフォーミュラ選手権。4週間前にスポーツランドSUGOで行われた第3戦は、悪天候、そしてクラッシュによりサーキット設備が破損したことから、序盤にして赤旗終了となった。  このレースでは、多くのドライバーがグリップ不足を訴えるなか、最終コーナーでアクシデントが立て続けに発生。レース後に記者会見やミックスゾーンに姿を現したドライバーたちは、コース上がいかに危険なコンディションであったかを口々に訴えていた。  それから約2週間後の富士公式テストで、スーパーフォーミュラに参戦するドライバーで構成される組織であるフォーミュラ・レーシング・ドライバー・アソシエーション(FRDA)会長を務める山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)に、SUGOの一件についてのドライバー側からの総括や、今後の課題・見通しなどについて聞いた。 <h2>■目指すのは「ジャッジする側の材料になるような情報の提供」</h2>

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「結構な周回数を走る」岩佐歩夢の『フライデーサポート』とは。知られざるF1シミュレーター担当の仕事内容

 今シーズン、全日本スーパーフォーミュラ選手権で活躍中の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)。レッドブルの育成ドライバーとして4月のF1日本グランプリではビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム(RB)からFP1に参加するなど、F1のプログラムと並行しながらシーズンを戦っている。  そんな岩佐だが、第3戦SUGOが終わった後に、自身の公式Xでイギリスに向かう投稿や、レッドブルのファクトリー外観を撮影した投稿がされ、一部ファンの間では「これは何か匂わせなのか?」というような憶測も飛び交っていた。

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カメラ沼へ一直線/Jujuの“気遣い”/ドキドキのペペロンチーノetc.【SF富士テストメディアデー・ダイジェスト】

 富士スピードウェイで行われた今季2回目のスーパーフォーミュラ公式合同テスト。走行前日の7月6日には、『メディアデー』として、各チームのドライバーと監督が出席する囲み取材のセッションが設けられた。主に前半戦の振り返りやテストへ向けた抱負がメインの話題となったが、普段は聞けないようなやり取りや、エピソードが披露された時間にもなった。ここでは、そのなかからいくつかのやりとりを紹介したい。 <h2>■大嶋和也が語るドリフト参戦の“効能”</h2>

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「偶然ではない、今までとは違う」好感触。山下健太に漂う浮上の予感【富士テストから占う後半戦勢力図】

 7月7〜8日の2日間にわたって富士スピードウェイで開催されたスーパーフォーミュラの公式合同テスト。昨年も、シーズン途中に行われたテストを経て調子を上げたチームやドライバーもいただけに、後半戦を占う上でも注目が集まる2日間となった。  特に今シーズンは、来週の第4戦、そして10月のダブルヘッダーラウンド(第6戦&第7戦)と、残り6レースのうち半分が富士ということもあり、各陣営とも今回のテストを重要視していた。  その中で、後半戦のキーパーソンになりそうな4名のドライバーをピックアップし、今テストでの手応えと後半戦の展望を聞いた。

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「アクセルが戻らなくなって」「最後だけタイムが出た」「GT500にフィードバック」【SF Mix Voices 富士テスト(2)】

 7月7日から8日にかけて、富士スピードウェイにて行われたスーパーフォーミュラ公式テスト。2日目は、セッション3は山下健太(KONDO RACING)が、セッション4は坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)がトップタイムを記録した。  ここでは2日目の走行終了後に行われた取材セッション”ミックスゾーン”に参加したドライバーたちの声をお届けする。 <h3>■山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING) セッション3=16番手/セッション4=2番手</h3>

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岩佐歩夢、ロングラン中心の最終日は充実の100周超え。マシンに自信も「トップとは言い切れない」/SF富士テスト

 7月7日から8日にかけて富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式テスト。TEAM MUGENから参戦する岩佐歩夢は、2日目午前のセッション3では19周目に1分23秒155をマークし2番手タイムを刻んだが、目を見張ったのは2日目の周回数だった。  初日も計73周(セッション1:39周/セッション2:34周)と比較的多い方であったが、2日目では、セッション3に45周、セッション4に60周、計105周と頭ひとつ抜ける周回数となった。テスト後に記者から2日目は100周を超えたと伝えられると「そうなんですか」と少し驚いた表情を見せた。 <h2>■進んだ富士習熟。終盤は「ラインによってグリップ感が違った」</h2>

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【タイム結果】2024スーパーフォーミュラ富士公式テスト 2日間総合結果

 7月7〜8日に静岡県の富士スピードウェイで行われた2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権公式テストの総合結果表が公開され、総合トップタイムは山下健太(KONDO RACING)が記録した1分23秒099となった。2番手には牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、3番手には岩佐歩夢(TEAM MUGEN)が続いている。全ドライバーのベストタイムと周回数は以下のとおり。 <h3>■2024スーパーフォーミュラ富士公式テスト 総合結果</h3>

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なぜ富士テストで『セーフティカー訓練』が実施されたのか。周回遅れの送り出しは「状況に応じて導入の可能性あり」
https://www.as-web.jp/super-formula/1101358

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なぜ富士テストで『セーフティカー訓練』が実施されたのか。周回遅れの送り出しは「状況に応じて導入の可能性あり」

 富士スピードウェイで行われた、今季2回目となるスーパーフォーミュラの公式テスト。1日目の7月7日、セッション1が終わった後に、同カテゴリーでは珍しくセーフティカー訓練が行われた。これは、F1や他のカテゴリーでも実施されている“周回遅れの車両を送り出しする手順”を確認するためのものだった。  これまでSC先導中に周回遅れを送り出す場面はなかったが、実は2年ほど前に全日本スーパーフォーミュラ選手権の統一規則の第33条(セーフティカー)に項目が追加されていた。

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覚醒のルーキー勢。「恥ずかしい話」の木村偉織が午後5番手、平良響も「ロングは95%、OK」/SF富士テスト

 7月8日、2日目を迎えた全日本スーパーフォーミュラ選手権の富士公式テスト。午前のセッション3、そして午後のセッション4を通じて、ふたりのルーキードライバーが上位に進出する場面が見られた。  ひとりは、San-Ei Gen with B-Maxから参戦する木村偉織だ。午前中、25周目に1分23秒504を記録した木村は、このタイムでセッション9番手に。さらに午後も1分23秒532で5番手に食い込んだのだ。

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Juju担当エンジニアに聞く富士テストの収穫。新ドライビングスタイルやフィードバックの向上も

 7月7日から8日にかけて富士スピードウェイで実施された全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式テスト。TGM Grand Prixから参加したJujuこと野田樹潤は、1日目に85周、2日目に66周と多くの走行を重ねた。  そのなかでも、今回はドライビングでの癖の解消を要点のひとつとして取り組んでいたようで、Juju本人は「いろいろと試せたことはポジティブでした」と好感触を語った。

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