車椅子のロバート・ウィケンス、目指すはヒョンデLMDhか。ボッシュ新システムの「可能性に期待」 | ル・マン/WEC | autosport web

 カナダ人ドライバーのロバート・ウィケンスによれば、ボッシュのLMDh由来の新しいハンドコントロール・ブレーキシステムは、将来トップレベルのプロトタイプカーでレースを戦う「チャンス」を彼に与える可能性があるという。  2018年のNTTインディカー・シリーズの事故により下半身付随となった後、ウィケンスはTCRクラスにエントリーする際にハンドコントロール・システムを使用しており、現在はIMSAの『ミシュラン・パイロット・チャレンジ』に参戦している。  今回導入された新しいシステムは、現行世代のLMDhカーのボッシュ製電子ブレーキシステムを利用し、パイロット・チャレンジでウィケンスがドライブするヒョンデ・エラントラN TCRで使用しているハンドコントロールと連動するように変更されている。

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北米初上陸、ゲスト多数の「クレイジーな週末」はビョーク先勝でリンク&コーが連勝/TCRワールドツアー第3戦

 アメリカのミッドオハイオで開催された『FIA TCRワールドツアー』の第3戦は、接触バトル多発で多くのドライバーが「クレイジーな週末」と称する肉弾戦を経て、テッド・ビョークとヤン・エルラシェール(リンク&コー・シアン・レーシング/リンク&コー03 TCR)が連勝を達成。しかしアクシデントが続いたレース2は、本来ならワン・ツー・スリーを飾るはずだったビョークが表彰台剥奪、サンティアゴ・ウルティア(リンク&コー・シアン・レーシング/リンク&コー03 TCR)は「週末の予選、決勝からの失格」を言い渡されるなど、物議を醸すかたちで終わっている。

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