英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、欧州連合(EU)はトランプ米大統領が表明した関税を撤廃するための総合的な対策の一環として、米国産ロブスターの関税免除を延長することを検討している。(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/ File Photo)[22日 ロイター] - 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、欧州連合(EU)はトランプ米大統領が表明した関税を撤廃するための総合的な対策の一環として、米国産ロブスターの関税免除を延長することを検討している。複数の当局者の話として伝えた。EUは現在、米国産ロブスターへの関税を免除しているが、免税措置は7月31日に失効する。関税免除の協定はトランプ政権1期目の2020年に締結された。欧州議会のベルント・ランゲ国際貿易委員長はFTに対し、ロブスターの貿易は経済的にはあまり重要ではないが、トランプ氏との対立緩和につながったとし「7月に失効する。延長には本当に賛成だ」と述べた。EUの欧州委員会は、米国との関税交渉が決裂した場合、最大950億ユーロ(1076億ドル)相当の米国からの輸入品に対抗措置を課すことを提案しているが、報復関税よりも交渉による解決を望むと繰り返し述べている。私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab