FF対FRの同点最終戦は、劇的な1点差の雨天決着でBMWのヒルが初戴冠/BTCC最終戦

 数字上で可能性が残された6名のドライバーによる直接対決の舞台が整い、スタンディングでは2022年王者トム・イングラム(ブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8/ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス)とジェイク・ヒル(レーザー・ツールズ・レーシング・ウィズMBモータースポーツ/BMW 330e Mスポーツ)が同率首位で並ぶという熾烈な展開で迎えたBTCCイギリス・ツーリングカー選手権の最終戦。  ブランズハッチのGPレイアウトで争われた週末3ヒートの激しいシーソーゲームの末に、今季最終レースに1点差で臨んだヒルとイングラムは、雨天へと変化したコンディションにも救われた後輪駆動のBMWが、前輪駆動のヒョンデを撃破することに成功。ここで2位表彰台に立ったヒルがキャリア初のBTCCチャンピオンに輝いている。

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約20年ぶり復帰参戦で元世界王者ロブ・ハフが2回目の表彰台「夏休み明けで狙っていた」/BTCC

 早めの夏休みを終え、7月26~28日に争われたBTCCイギリス・ツーリングカー選手権第6戦では、今季より約20年ぶりに地元最高峰シリーズ復帰参戦を果たした元世界王者ロブ・ハフ(TOYOTA GAZOO Racing UK/トヨタ・カローラGRスポーツ)が「夏休み明けで狙っていた」という得意のクロフトでシーズン2回目の表彰台に立った。  ノース・ヨークシャーに位置するこのトラックは、世界に飛び立つ前からハフ自身が好成績を残してきたサーキットで、昨秋にスピードワークス・モータースポーツ(SWM)が準備したトヨタ・カローラGRスポーツで初テストを実施した場所でもある。この機会こそ、近年は散発的な活動に留まってきた2012年のWTCC世界ツーリングカー選手権チャンピオンが、実に20年ぶりのBTCCカムバックを果たすキッカケとなった。

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プジョー陣営のハンセンが原点“レッド”に回帰。新たな市街地戦構想にBTCC王者も興味/WorldRX

 長年にわたりWorldRX世界ラリークロス選手権の強豪としてプジョーを投入するハンセンWorldRXチームが、新年度に向けてフル電動モデル『プジョー208 RX1e』の印象的な新デザインを発表。そのスキームには“温故知新”とも言うべきハンセン・モータースポーツのファミリーカラーでもある“レッド”が復活し、その輝かしい伝統を表現している。  またシリーズは昨季最終戦として初開催し、成功を収めた香港に続き新たな市街地戦の構想を模索し、ラリークロスが生誕した国でもあるイギリスで開催中の人気イベント『MotoFest Coventry(モーターフェスト・コベントリー)』とジョイントし、来季2025年の世界選手権開催を計画している。

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トヨタのクックが“7台ごぼう抜き”で移籍後初勝利。最終周の逆転劇でBMWヒルは5勝目/BTCC第5戦

 早くもシーズン折り返しを迎えた2024年のBTCCイギリス・ツーリングカー選手権第5戦が6月21~23日にオールトンパークで開催され、週末3ヒートそれぞれが劇的な展開を見せ、異なる3名のウイナーが誕生することに。  予選で今季3回目のポールポジションを獲得した2022年王者トム・イングラム(ブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8/ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス)がレース1を制すると、続くヒートでは8番手発進だった好調ジョシュ・クック(LKQユーロ・カーパーツ・ウィズ・シネティック/トヨタ・カローラGRスポーツ)が、オープニングラップで“7台抜き”の離れ業を演じてみせる。

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イングラムは降格裁定でBMWのヒル連勝。フォードの王者サットンも待望の今季初勝利/BTCC第4戦

 ドライバーズコースとして名高い英国が誇る超高速トラック、スラクストンにて6月7~9日に開催されたBTCCイギリス・ツーリングカー選手権第4戦は、レース2を制覇して通算30勝に到達したかと思われた2022年王者トム・イングラム(ブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8/ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス)が、最終シケインの攻防により「不当なアドバンテージを得た」とみなされ降格処分に。  代わってオープニングヒートの覇者ジェイク・ヒル(レーザー・ツールズ・レーシング・ウィズ・MBモータースポーツ/BMW 330e Mスポーツ)が連勝を手にするリザルトとなり、最終レース3ではディフェンディングチャンピオンのアシュリー・サットン(NAPAレーシングUK/フォード・フォーカスST)が待望の今季初勝利をマーク。開幕から連続表彰台記録を続けていた王者が選手権リードを拡大している。

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ダンプ条件でBMWのヒルがポールから連勝。元世界王者ハフも待望の復帰後初勝利/BTCC第3戦

 英国が誇る伝統と格式のハコ車シリーズ、BTCCイギリス・ツーリングカー選手権の2024年第3戦が5月25~26日にスネッタートンのフルコース“300“で開催され、週末の走り出しからBMWが猛威を振るう展開に。そのFP1から続く予選でも最速を決めたジェイク・ヒル(レーザー・ツールズ・レーシング・ウィズ・MBモータースポーツ/BMW 330e Mスポーツ)が、新規参戦ボビー・トンプソン(ゼウス・クラウド・レーシング・ウィズWSR/BMW 330e Mスポーツ)を従えポール・トゥ・ウインからの序盤2ヒートを制圧する強さを披露した。  しかし最終ヒートでは様相が一変しトヨタ勢が逆襲に転じると、今季よりBTCC復帰参戦を果たした元WTCC世界ツーリングカー選手権王者ロブ・ハフ(TOYOTA GAZOO Racing UK/トヨタ・カローラGRスポーツ)が、サテライトチームの2台を従えてトヨタの歴史的ワン・ツー・スリーを牽引。これ以上ないかたちで、ハフが約20年ぶりの復帰後初勝利を飾っている。

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元王者イングラムが逆襲の連勝発進、トヨタのモファットもリバースから開幕勝利/BTCC開幕戦

 英国を代表するカテゴリーとして名を馳せる、BTCCイギリス・ツーリングカー選手権の2024年開幕戦が4月26~28日にドニントンパークで開催され、タイトル奪還を狙う2022年王者トム・イングラム(ブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8/ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス)が予選ポールポジションからの連勝を達成。  最終レース3では、新規創設のトヨタ陣営サテライトチームより参戦するエイデン・モファット(LKQユーロ・カーパーツ・ウィズ・シネティック/トヨタ・カローラGRスポーツ)が、リバースグリッドから幸先の良い開幕勝利を手にしている。

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約20年ぶりのBTCCフル参戦に臨む元世界王者ロブ・ハフ「カローラはかなり快適だ。でも忙しいね!」

 新たにTOYOTA GAZOO Racing UKの一員としてトヨタ・カローラGRスポーツをドライブし、BTCCイギリス・ツーリングカー選手権に約20年ぶりの復帰フル参戦を決めたロブ・ハフが、週末に迫った開幕戦ドニントンパークを前に「大量のポイントを獲得することを目標にしている」と意気込みを語った。

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恒例のBTCC公式シーズンラウンチ開催。最後のドニントン・テストは王者サットンが最速

 開幕前恒例のシーズンラウンチと最後の公式テストを実施するべく、4月16日にドニントンパークへ集結したBTCCイギリス・ツーリングカー選手権は、改めて年間エントリーの公式ラインアップ全21台を発表。最終セッションではディフェンディングチャンピオンのアシュリー・サットン(NAPAレーシングUK/フォード・フォーカスST)が最速タイムを刻んでいる。

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名門WSRが2024年型『BMW 330e Mスポーツ』を披露。シリーズは世界初のTikTokライブ中継も発表/BTCC

 元WTCC世界ツーリングカー選手権王者でもあるロブ・ハフが、新たにスピードワークス・モータースポーツ(SWM)に加入しフル参戦を果たすことが決まったBTCCイギリス・ツーリングカー選手権だが、ときを同じくして名門ウエスト・サリー・レーシング(WSR)も2024年の参戦体制をアナウンス。引き続きチームBMWとしてエントリーするコリン・ターキントン、アダム・モーガンの2024年仕様『BMW 330e Mスポーツ』を披露している。  世界に名だたるツーリングカー・シリーズの先駆者として、FFとFRの両駆動方式を許容するNGTC規定において、つねに“後輪駆動の代表格”として君臨してきたBMWだが、2024年モデルは引き続きBMWのファクトリー仕様カラーリングを採用するとともに、前後のエアロバランス最適化を狙った形状変更が施され、空力、冷却、シャシーの各分野ともにアップデートを受けたという。

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