
19歳のダリル・デレオンが名門WSR入り。2025年はアダム・モーガンに代わりBMWをドライブへ/BTCC
来季2025年より100パーセント持続可能な燃料を導入するとアナウンスしているBTCCイギリス・ツーリングカー選手権だが、クリスマス休暇を前にストーブリーグにも動きがあった。
近年はチームBMWとしてFR駆動のNGTC規定モデルを走らせる名門ウエスト・サリー・レーシングは、19歳のイギリス系フィリピン人ドライバーであるダリル・デレオンとの契約をアナウンス。新王者ジェイク・ヒル(レーザー・ツール・レーシング・ウィズ・MBモータースポーツ/BMW 330e Mスポーツ)に次ぐふたり目のレギュラー発表となった。
autosport web
イングラムは降格裁定でBMWのヒル連勝。フォードの王者サットンも待望の今季初勝利/BTCC第4戦
ドライバーズコースとして名高い英国が誇る超高速トラック、スラクストンにて6月7~9日に開催されたBTCCイギリス・ツーリングカー選手権第4戦は、レース2を制覇して通算30勝に到達したかと思われた2022年王者トム・イングラム(ブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8/ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス)が、最終シケインの攻防により「不当なアドバンテージを得た」とみなされ降格処分に。
代わってオープニングヒートの覇者ジェイク・ヒル(レーザー・ツールズ・レーシング・ウィズ・MBモータースポーツ/BMW 330e Mスポーツ)が連勝を手にするリザルトとなり、最終レース3ではディフェンディングチャンピオンのアシュリー・サットン(NAPAレーシングUK/フォード・フォーカスST)が待望の今季初勝利をマーク。開幕から連続表彰台記録を続けていた王者が選手権リードを拡大している。
autosport web
ダンプ条件でBMWのヒルがポールから連勝。元世界王者ハフも待望の復帰後初勝利/BTCC第3戦
英国が誇る伝統と格式のハコ車シリーズ、BTCCイギリス・ツーリングカー選手権の2024年第3戦が5月25~26日にスネッタートンのフルコース“300“で開催され、週末の走り出しからBMWが猛威を振るう展開に。そのFP1から続く予選でも最速を決めたジェイク・ヒル(レーザー・ツールズ・レーシング・ウィズ・MBモータースポーツ/BMW 330e Mスポーツ)が、新規参戦ボビー・トンプソン(ゼウス・クラウド・レーシング・ウィズWSR/BMW 330e Mスポーツ)を従えポール・トゥ・ウインからの序盤2ヒートを制圧する強さを披露した。
しかし最終ヒートでは様相が一変しトヨタ勢が逆襲に転じると、今季よりBTCC復帰参戦を果たした元WTCC世界ツーリングカー選手権王者ロブ・ハフ(TOYOTA GAZOO Racing UK/トヨタ・カローラGRスポーツ)が、サテライトチームの2台を従えてトヨタの歴史的ワン・ツー・スリーを牽引。これ以上ないかたちで、ハフが約20年ぶりの復帰後初勝利を飾っている。
autosport web
名門WSRが2024年型『BMW 330e Mスポーツ』を披露。シリーズは世界初のTikTokライブ中継も発表/BTCC
元WTCC世界ツーリングカー選手権王者でもあるロブ・ハフが、新たにスピードワークス・モータースポーツ(SWM)に加入しフル参戦を果たすことが決まったBTCCイギリス・ツーリングカー選手権だが、ときを同じくして名門ウエスト・サリー・レーシング(WSR)も2024年の参戦体制をアナウンス。引き続きチームBMWとしてエントリーするコリン・ターキントン、アダム・モーガンの2024年仕様『BMW 330e Mスポーツ』を披露している。
世界に名だたるツーリングカー・シリーズの先駆者として、FFとFRの両駆動方式を許容するNGTC規定において、つねに“後輪駆動の代表格”として君臨してきたBMWだが、2024年モデルは引き続きBMWのファクトリー仕様カラーリングを採用するとともに、前後のエアロバランス最適化を狙った形状変更が施され、空力、冷却、シャシーの各分野ともにアップデートを受けたという。
autosport web