アーサー・ルクレールがフェラーリ499Pでルーキーテスト出走へ。一方で2025年のファクトリー・ラインアップは変更なし

 フェラーリは、2025年WEC世界耐久選手権ハイパーカークラスにおける2台のファクトリー・フェラーリ499Pのドライバー・ラインアップを変更せずに継続する。耐久部門のボスであるアントネッロ・コレッタが認めた。  コレッタはイモラで開催された『フィナーリ・モンディアーリ』に集まったメディアに対し、ファクトリーチーム『フェラーリAFコルセ』の50号車と51号車のラインアップが「(2024年と)まったく同じになる」と明かし、「両方のラインアップで、(2023、2024年と)ル・マンを制した。とてもうれしい」と付け加えた。

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フェラーリのアップデートは「弱点克服に役立つ」とニールセン。WEC後半戦はタイトル争いに集中

 フェラーリAFコルセのニクラス・ニールセンは、イタリアのメーカーが今週末のWEC第5戦サンパウロ6時間に向けて『499P』に施したアップデートが、彼らの弱点を補うのに役立つと確信していると語った。  6月にフランスで行われたル・マン24時間レースで2連覇を達成したフェラーリは先週初め、昨年のWEC世界耐久選手権デビュー以来初なる一連のアップデート計画を明らかにした。これにはブレーキ冷却ダクトの改良や空力特性の最適化などが含まれている。

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フェラーリが快挙! 90年ぶりのル・マンとモナコGP同年優勝。連覇達成で「まぐれではなかったことを証明」

 フェラーリは、6月15日から16日にかけてフランス、サルト県のル・マンで開催されたWEC世界耐久選手権第4戦『第92回ル・マン24時間レース』の決勝において、2年連続となる総合優勝を達成。前年の51号車フェラーリ499Pの勝利に続き、アントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセンのトリオがドライブする50号車フェラーリ499Pがライバルを下した。  フェラーリAFコルセがオペレーションを担う50号車499Pは、全長13.626kmのトラックを311周し、その最後に延べ32万9000人もの観客が押し寄せたサルト・サーキット(正式名称:ル・マン24時間レース・サーキット)で人々の喝采を浴びることとなった。

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