2月下旬、日本海側の漁港でロックフィッシュゲームに挑戦。北海道の厳寒期は“魔の2月”とも言われ、アイナメ狙いには最も厳しいシーズン。そんな状況の中、足元のブロック帯を丁寧に穴撃ちしていくと、ついにファーストヒット!果たして結果は……?極寒の過酷なフィールドでの実釣記録をお届けします。●北海道のリアルタイム天気&風波情報(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・久末大二郎) 2025年3月17日 久末大二郎北海道札幌市在住。北海道の四季を感じながら、ロックフィッシュを求めて釣行してます。皆さんがロックフィッシュの魅力を感じるような記事書けるように頑張ります! ×閉じる ショア ソルトルアー 日本海漁港へロックフィッシュゲーム天候の影響と公私共に忙しかったのもあり、久々にフィールドへ行くことができました。しかし、アイナメを狙うには厳しいシーズン。実釣した2月は“魔の2月”とも言われる、北海道ロックフィッシュにとって厳しい時期。その厳しい2月をどう攻略しようか?とフィールドへ向かう筆者。結論からいうと厳しい釣果になりました……。しかし、これも現場のリアルだと思って恥を忍んで釣行記にさせていただきます。当日の釣り場(提供:TSURINEWSライター・久末大二郎)足元に沈んでいるブロック帯の穴撃ち冬は足元に沈んでいるブロック帯で越冬しているアイナメが多いため、まずはセオリー通りの“穴撃ち”をすることに。厳しいのは承知の上で、1箇所1箇所丁寧に撃っていきますが、やはり厳しいものは厳しい……(泣)。この日は幸いにも気温0度だったので、防寒対策をすれば耐えることができる気温でしたが、もし、マイナス4〜5度の氷点下を大きく下回る気温であれば、心が折れていたかと思うようなタフな状況でした。それでもめげずに魚からの反応を得るために撃っていくことにしました。穴撃ちで探っていく(提供:TSURINEWSライター・久末大二郎)可愛いサイズのカジカをキャッチ漁港の先端部へ移動し、ファーストバイトをものにし、フッキング成功!しかしなんだか軽い……。上がってきたのは、可愛いサイズのカジカでした。カジカをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・久末大二郎)港内をランガンするもノーフィッシュその後は漁港内を転々とランガンしました。穴撃ちだけでなく一応ライトリグをキャストしてオープンエリアも撃ってみましたが、反応なし。数少なく取れた2つのバイトはどちらも穴の中でしたが、ものにすることができずに日没前にストップフィッシング。この厳しい状況で5時間ほど同じ漁港でよくやり続けたなと、自分を褒め称えたいなと思っています(笑)厳しい洗礼を受けた釣行にこれが北海道のロックフィッシュゲームでよく言われる“魔の2月”なのかと実感しました。これが現場のリアルです(笑)。上級者でもなければトップトーナメンターでもない筆者ですが、一般アングラー目線で表現することで、この時期のロックフィッシュゲームの厳しさを伝えることができたら幸いです。微力ですが、ロックフィッシュゲームの楽しさをこれからも記事で表現していけたらと思います。リンク<久末大二郎/TSURINEWSライター>
大寒波による暴風が連日続く太平洋側。しかし、日中に一時的に風が緩む予報を確認し、7m超えの風でも波が立たない風裏ポイントを求めて三重県南部へ釣行しました。狙うターゲットは、真冬でも狙えるアカハタ。通常、ハタ系ロックフィッシュは水温低下とともに沖へ移動し、オフショアでの釣りが中心になります。しかし、このエリアには水温が安定する深場があり、太ったアカハタが居付いていると考えました。●三重県のリアルタイム天気&風波情報(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人) 2025年3月13日 田村昭人近畿圏でイカや根魚、バス、船ジギングと様々なルアーフィッシングを楽しむ単独釣行メインアングラーです。 ×閉じる ショア ソルトルアー 当日の状況天候は晴れ。午前中は北西風が緩やかで、昼から南風に変わる予報。風向きが変わる瞬間は無風になり釣りやすいと判断しました。南風が強まると遠投が難しくなるため、風が落ち着いている間の短時間勝負です。使用したタックル・ロッド:9フィート台のハードロックフィッシュ用スピニングロッド ・リール:2500番クラス ・ライン:PE1.5号 ・リーダー:フロロカーボン5号(根ズレ対策) ・ワーム:シャッド系&甲殻類系(サイズ4インチ)リグは根掛かり回避しやすいテキサスリグ。タングステンバレットシンカー1oz~2ozを用意し、ワームは大きめの物を組み合わせました。12時に地磯に到着選んだ地磯は、普段は波を被るため釣り座が限られますが、この日は安全に釣りが可能でした。手前10mほどは浅く、根掛かりしやすいですが、沖には急深なブレイクがあり、一気に20mほど落ち込む地形。このブレイクに居付くアカハタを狙い、1oz以上のシンカーを使って80〜100m先の深場を攻めます。まずは1ozのシンカーにエコギア・パワーシャッドをセット。波動が大きく広範囲にアピールできるワームです。1投目、着水から着底まで時間がかかります。どうやら沖へ払い出す潮のようです。すぐに1.5ozに変更します。ボトムをゆっくりリーリングで探ると、沖の潮が緩むポイントでコツコツとしたアタリ。しかし、掛からず回収するとフグにワームを噛みちぎられていました。リンクボトムバンプで小型アカハタキャッチ広範囲を探るもアカハタの反応がないため、ワームを一誠・ジャコバグに変更し、ボトムバンピングで攻める作戦に。ボトムを3回ほど叩いた後、大きくシャクってフォールを繰り返していると、着底直後に「ガツガツッ」とアタリがあり、釣れたのはガシラ。続いてスイミングを交ぜて探ると、ようやくアカハタがヒット。しかし、サイズは20cmほどのかわいいサイズでした。リンク攻略法を変更し40cmアカハタ登場ゆっくりスイミングで狙う作戦に変更し、シンカーを1ozに戻し、ワームを一誠・キャラメルシャッド(カラー:アカキン)にチェンジしました。キャラメルシャッドは柔らかい素材ながらボディ形状が波動を生み、スイミングで狙うときに効果的なワームです。すると1投目からヒット!アカハタが連続で釣れるものの、サイズが伸びず…。このタイミングで風が止み、南風に変わる予兆。沖の大型個体が不在と判断し、ブレイク付近を狙うために斜めにキャストする作戦へ変更します。何投かすると、ラインがブレイクに擦れる感覚が伝わった瞬間、「ガツンッ!」と大きなアタリ。根に潜られないよう一気に巻き上げると、透明度の高い海から鮮やかな赤いボディが見えました。狙い通り、40cm近いアカハタをゲットできました。40cm近い良型をキャッチ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)15時過ぎ、南風が吹き始め、ラインがブレイクに当たりだします。2ozシンカーで遠投しますが、ヒットはするもののサイズダウン。16時になると波が足元までかかり始めたので、納竿しました。リンク釣り終了&振り返り今回の釣行は、狙い通りの良型アカハタが釣れて大満足。30cm以下のアカハタも複数釣れ、短時間でも十分に楽しめました。アカハタの数釣りに成功(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)ワームは日によってシャッド系・甲殻類系の好みが異なるため、複数のワームを用意するのが重要になります。今回も、アタリがない中でカラーチェンジやワームのタイプを変更したことが釣果に繋がりました。今後、水温が上昇するとハタ系ロックフィッシュは数釣りがメインになるため、大型を狙うなら今がチャンスです。<田村昭人/TSURINEWSライター>