
勝田貴元、4台目出走で見せた意地と速さ。勝者オジエからの“金言”と限界領域での課題/WRCポルトガル
5月9日(木)から12日(日)にかけて開催された2024年WRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』。TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のレギュラードライバーである勝田貴元は、チームメイトのカッレ・ロバンペラとセバスチャン・オジエの両名がエントリーしたことから、マニュファクチャラーポイントの対象外となる4台目で今大会に出走し、最終的に総合29位でラリーを終えた。
今回は大会前から「とにかくベストを尽くし、最初から最後まで攻め続けるつもりです」と語っていた勝田は、その言葉通りとなるデイ2のSS2でトップタイムをマーク。その後もつねに上位5台に入る走りを続け、首位ロバンペラから4.7秒差の総合3番手で確かな速さを示した。
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WRCトヨタ育成2期生、ラリー2で初のグラベルに挑戦もデイ2で悔しいリタイア/ラリー・ポルトガル
TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの2期生である小暮ひかると山本雄紀が、5月9~12日にかけてポルトガル北部のマトジニョスを中心に開催されたWRC世界ラリーレイド選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』にトヨタGRヤリス・ラリー2で参戦。彼らにとって初めてラリー2車両で挑むグラベル(未舗装路)ラリーとなった今回、小暮はメカニカルトラブルで、山本はコースオフによってデイ2でリタイアを喫する結果となった。
長い歴史を誇る同イベントは、1973年にWRCがスタートした最初の年からシリーズに組み込まれてきた。開催地が一時、ポルトガル北部から南部に移っていたが、数年前に北部へ回帰し、北部最大の都市であるポルト近郊のマトジニョスにサービスを置くフォーマットが近年は定着している。ステージの路面は、市街地のスーパーSS以外はグラベルとなっており、流れるような中高速コーナーが続くステージもあれば、非常に荒れた路面が続くテクニカルなステージも存在する。
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タナクが復調の2位表彰台「土曜のパンクがなければ勝利を掴めた」/WRCポルトガル後コメント
5月12日(日)、WRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』の競技最終日となるデイ4が行われ、デイ3で首位に立ったTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)がリードを守って総合優勝を飾った。また今回はマニュファクチャラー外での参戦となった日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、デイ3でのデイリタイアが響き、首位と1時間10分33秒8差のクラス7番手で大会を終えている。
また、2024年シーズンから新たにポイント付与の対象となった日曜日のみの総合順位“スーパーサンデー”では、オット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヒョンデi20 Nラリー1)が首位となり、7ポイントを獲得した。そんな大会最終日を終えた各陣営から、ドライバーたちの声が届いている。
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トヨタが8度目のポルトガル制覇、ランチアとシトロエンに並ぶ。GRヤリス・ラリー2のWRC2初優勝も達成
5月12日(日)、WRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』の競技最終日となるデイ4が行われ、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)からは4台のトヨタGRヤリス・ラリー1が出走。首位で最終日を迎えたセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(17号車)は、リードを守り切る的確なペースでのアタックを決め、見事第4戦クロアチア・ラリーから続く2連勝を飾った。
エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は、多くのアクシデントに見舞われながらも的確に対処し続け、総合6位でフィニッシュ。ポイントランキング2位の座を守り抜いた。大会三日目でのデイリタイアから再出走した勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)とカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は、日曜のみの総合順位でポイントを競う“スーパーサンデー”で順位を得る走りを見せ、それぞれ総合29位、総合31位で完走した。
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豊田章男会長、オジエの戦いぶりに「“真のプロ”の仕事」。ペースノート紛失への追伸も/WRC第5戦後コメント
5月12日(日)、WRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』の競技最終日となるデイ4が行われ、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)からは4台のトヨタGRヤリス・ラリー1が出走。デイ3時点で総合首位に浮上したセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(17号車)は、最終日の残る4ステージでもリードを守り切って、第4戦クロアチア・ラリーから続く2優勝を飾った。
伝統のラリー・ポルトガルで2019年からの5連覇(2020年大会はCOVID-19のために未開催)を飾ったTGR-WRTの活躍に、豊田章男会長はオジエが見せた真の強さと、度重なるトラブルに対してこれまでよりも一層冷静に対処したチームのメンバーへ向けてコメントを送っている。
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オジエが2連勝。突然の濃霧もお構いなし、自身6度目のラリー・ポルトガル制覇【WRC第5戦最終日】
5月12日(日)、WRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』の競技最終日となるデイ4が行われ、デイ3で首位に立ったTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)がリードを守って総合優勝を飾った。また今回はマニュファクチャラー外での参戦となった日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、デイ3でのデイリタイアが響き、首位と1時間10分33秒8差のクラス7番手で大会を終えている。
また、2024年シーズンから新たにポイント付与の対象となった日曜日のみの総合順位“スーパーサンデー”では、オット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヒョンデi20 Nラリー1)が首位となり、7ポイントを獲得した。
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【最終結果】2024年WRC第5戦ラリー・ポルトガル パワーステージ後
5月12日(日)、WRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』の競技最終日となるデイ4が行われ、デイ3で首位に立ったTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)がリードを守って総合優勝を飾った。また今回はマニュファクチャラー外での参戦となった日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、デイ3でのデイリタイアが響き、首位と1時間10分33秒8差のクラス7番手で大会を終えている。
また、2024年シーズンから新たにポイント付与の対象となった日曜日のみの総合順位“スーパーサンデー”では、オット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヒョンデi20 Nラリー1)が首位となり、7ポイントを獲得した。
<h3>■2024年WRC世界ラリー選手権第5戦ラリー・ポルトガル
最終パワーステージ後結果</h3>
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総合3番手に急浮上のヌービル「昨日の時点からは信じられない展開」/WRCポルトガル デイ3後コメント
5月11日(土)、WRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』の大会三日目が行われ、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位に立っている。11.9秒差の2番手には、ヒョンデ・シェル・モービスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が続く展開だ。
TGR-WRTのレギュラーである日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、SS12でサスペンションにダメージを負ったことによりデイリタイアとなっている。そんなデイ3を終えた各陣営から、ドライバーたちの声が届いている。
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カッレ・ロバンペラと勝田貴元を襲った苦難のデイ3「すべてをコントロールできていると感じていた」
5月11日(土)、WRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』の大会三日目に総合首位で臨んだカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)と総合3番手から走り始めた勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)。非常に僅差な順位争いのなかで迎えたデイ3は、午前中で起きた2台のリタイアによる幕開けとなってしまった。
ロバンペラはデイ2終了時点で、2番手のセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)に対して1.0秒差のわずかなリードを持った状態でデイ3に臨んだ。
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ロバンペラと勝田が無念のデイリタイア。首位争いはオジエVSタナクの元王者対決に【WRCポルトガル三日目】
5月11日(土)、WRC世界ラリー選手権第5戦『ラリー・ポルトガル』の大会三日目が行われ、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位に立っている。11.9秒差の2番手には、ヒョンデ・シェル・モービスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が続く展開だ。
TGR-WRTのレギュラーである日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、SS12でサスペンションにダメージを負ったことによりデイリタイアとなっている。今年も行われている伝統のラリー・ポルトガルは、大会前半から僅差の首位争いが繰り広げられており、高い緊張感のまま折り返しを迎えた。
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