故・黒澤明氏が関東大震災についてこんな証言をしている。
大人たちが「朝鮮人が井戸に毒を入れた」と騒いでいるので「証拠はあるのか」と聞くと、「井戸にチョークで印がしてあるだろう。彼らの目印だ」という。
少年だった彼は唖然とした。
それは彼がした落書きだったからだ。
この話の典拠=黒澤明『蝦蟇の油: 自伝のようなもの』(岩波書店 1984年、その後文庫版も刊行されている)。
この話は、関東大震災時の朝鮮人虐殺を語る上で、デマがいかに現実を歪め、人々の行動を誤った方向へ導いたかを示す。
そして、現代社会においても、SNSなどでのフェイクニュースやデマの拡散が引き起こす危険性を考える上で、教訓となる。
デマが、いかに何の根拠もなく、しかも無邪気な行為ですら、特定の集団への憎悪と結びつけて、破滅的な結果を招きうるかを。
映画『七人の侍』が大晦日・12月31日(火)15:50からNHK BSで放送へ。総勢7人の侍たちが農民を守るために野武士集団に立ち向かう「日本映画の金字塔」が放送予定
https://news.denfaminicogamer.jp/news/241222n
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#黒澤明 の「天国と地獄」はまさにこういう話だった.警察とマスコミが全力をあげて誘拐犯を死刑にする話.
「公権力には,一般市民が持たない強制力があるために,その権力が間違った目的に使われると,私たち(一般市民)に不正を行うよう駆り立てることがある.」
将基面貴巳,従順さのどこがいけないのか,ちくまプリマー新書