「当事他者探Q」宣言|非当事者研究

 とりあえずの「当事他者論」の構想について思いつくままに。  「当事他者論」は二部構成で、第Ⅰ部は「非当事者研Q」、第Ⅱ部は「当事他者探Q」と題してます。第Ⅰ部の「非当事者研Q」は「非当事者」の検討から「当事他者」の提案までで、内容はすでに書いたようなものです。  そして第Ⅱ部の「当事他者探Q」は、「当事他者」から連想できることやインスパイアされたことについて考えながら、「当事他者」としての構えや佇まいといったもの発掘し、豊かな概念としていければと思ってます。 #当事他者探究

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非当事者研究への脚注その8|非当事者研究

 「当事者に関わる人」を「当事他者」と名づけました。では「当事者に関わらない人」をどう呼ぶのか。やはり「非当事者」と呼ぶしかないのか。  「当事者」とは、一つには「事に当てはまる者」として属性を基準にした軸と、もう一つには「事に当たる者」として行為に焦点をあてた軸が考えられます。  ここで「当事者に関わらない人」は、「事に当てはまる」かどうかよりも「事に当たる」かどうかの後者の軸の範疇にあります。では「事に当たらない者」は「非当事者」でしょうか。  「非」という否定の接頭辞は名詞にかかるので、「事に当たる」という動詞を否定する接頭辞としては、「不」あるいは「未」が考えられます。「事に

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