「当事者」という言葉はしじゅう会話のなかに登場するので、その意味はだれにとっても自明のもので、ことさら定義をくだすにはおよばないとおもわれるかもしれない。しかし、じつは日常語というものは、それによってあらわされている概念と同じように、いつも曖昧なものなのだ。だから、日常語を慣用どおりに使って、その意味を特別に吟味し、あらためて規定する労をいとうならば、重大な混乱におちいるだろう。
というわけで、はじめての論文が出ました!オンラインで公開されたら、またお知らせします。今回は「 #当事者概念の批判的継承 」なので、次回は「 #当事者概念の批判的拡張 」にしようかな。