真空の揺らぎで「時間がぼやける」可能性が示された - ナゾロジー

アメリカのスティーブンス工科大学(Stevens Institute of Technology, SIT)とコロラド州立大学(Colorado State University, CSU)、さらに米国国立標準技術研究所(NIST)などの研究者によって行われた最新の理論研究により粒子が「真空の揺らぎ」によって動かされることで、ごくわずかな時間の歪みが起こる可能性があることが指摘されました。 これはアインシュタインの特殊相対性理論で知られる「高速で動くほど時間が遅れる」という現象の、さらに量子的なバージョンともいえるものです。 もしこの現象が実験で確認されれば、量子力学と相対論という二大理論の…

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「時間を曲げて」量子コンピューターの演算に利用する理論が発表 - ナゾロジー

量子力学と相対性理論――現代物理学を支えるこの“二大柱”が出会ったら、いったい何が起こるのでしょう? オーストリアのインスブルック大学(UIBK)で行われた研究によって、アインシュタインの“時間の伸び縮み”を、量子コンピューターの演算にそのまま使ってしまおう、というまるでSFのような構想が示されました。 高速で動く量子ビットが固有時間の遅れを利用して自在に回転し、さらに量子場を介して遠く離れたビット同士を結び付けるこの手法は、理論検証の結果、あらゆるアルゴリズムを走らせ得る“汎用型”量子計算機たり得ます。 研究者は「従来機が“止まった世界”で計算していたとすれば、私たちは“動く世界”で新しい…

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亜光速で移動する物体は観察者には回転して見える - ナゾロジー

光速に近い速さで運動する物体は、いったいどのように見えるのでしょうか? たとえばSF映画では、飛び去る宇宙船や加速する隕石がぐんと押しつぶされるように描かれることもあります。 しかし実際にカメラで“瞬間を切り取る”と、物体の形が変わるどころか、むしろ「回転したような姿」に映る――という不思議な予言が、特殊相対性理論から導かれてきました。 これを「テレル効果」と呼びます。 オーストリアのウィーン工科大学(TU Wien)で行われた研究によって、長らく理論やシミュレーションの話にとどまっていたこの現象が、ついに実験映像としてとらえられたのです。 研究では、収縮ではなく微妙に“回転している”ように…

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もし人間が「光速」で宇宙空間を飛べたら、どんな世界が体験できるのか?
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/167410

#nazology #宇宙 #アインシュタイン #地球 #思考実験 #物理学 #特殊相対性理論 #重力

もし人間が「光速」で宇宙空間を飛べたら、どんな世界が体験できるのか? - ナゾロジー

映画『スター・ウォーズ』に登場するハン・ソロとチューバッカの愛機「ミレニアム・ファルコン」は、ハイパードライブという推進システムを起動させることで、光速を超えた移動ができます。 しかし私たち現代人は最新テクノロジーを持ってしても、光の速さで移動する技術をまだ実現できていません。 「まだ実現できていない」というより、光速で移動することは「物理法則的に不可能」とされているのです。 けれど今回はそうした限界を取っ払い、「もし人間が宇宙空間を光速で移動できたら、どんな体験ができるのか」を空想科学してみましょう。 目次 質量があるものは「光の速さ」に到達できない「光の速さ」は誰が見ても一定、そし…

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宇宙は137億歳なのに観測可能な宇宙の直径が930億光年である理由とは?
https://nazology.net/archives/147270

#nazology #宇宙 #光 #惑星 #特殊相対性理論 #銀河

宇宙は137億歳なのに観測可能な宇宙の直径が930億光年である理由とは? - ナゾロジー

少なくない人々が「宇宙が137億年前に誕生したのならば、宇宙の半径も137億光年なのではないか?」と間違った考えを持っています。 興味深いことに、この誤解は根強く、現在においても世界各国の科学雑誌や科学ニュースサイトでも、しばしば見受けられます。 今回は「地球の全周」や「銀河団の直径」からはじめて、観測可能な宇宙の直径、そしてその外に広がる宇宙全体の直径まで順に述べて解説しつつ、誤解の原因に迫りたいと思います。 目次 地球の直径から太陽系の直径まで隣の恒星や銀河団の大きさ観測可能な宇宙の直径と全宇宙の直径 地球の直径から太陽系の直径まで まずは地球や太陽系の大きさをみてみよう / Cr…

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今週は何だか長く感じるよね
#特殊相対性理論