定期購読している月刊『地平』7月号が届きました。
創刊1周年だそうです。
今号も、現状を変えていくためにはどうしたらいいのか
考えるための記事がならんでいます。
もちろん、一番の注目は
雇用の仕組みの崩壊とその社会的影響について論じる
「対談 雇用の劣化と極右抬頭 ー新自由主義的再編の果てに
三宅芳夫・皆川宏之」です。
グラビアページでは、先日の武器見本市の写真を
「国際武器見本市 DSEI Japan2025 殺戮のビジネス」と題して掲載。
特集「戦争国家を拒む」は
安保法制から10年経った今
私たちはどのような地点にいるのかを明らかにしていきます。
この特集の論考はどれも必読だと思います。なかでも古関彰一さんの「安保5条と憲法9条」はスリリング。
2025年2月の「石破・トランプ共同声明」から、
日米安保条約の5条が
従来よりも踏み込んだ解釈を加えられていること、
そして、それは2015年の安保法制を経たことによって可能になったこと
が指摘されています。
また、武器見本市の問題は
この特集内でも
國﨑万智さんの「ジェノサイドに加担する防衛省」で
を扱われています。
竹信三恵子さんの新連載「ルポ 無法労働 -非正規公務員の荒野」
も良かったです。