市販車ベースHRC-K20Cエンジンのポテンシャルと気になるコスト。HRC/ホンダが目指すターゲット

 11月7日に鈴鹿サーキットで行われた、スーパーフォーミュラSF19に搭載した市販車のシビック・タイプRのエンジンテスト。HRC(株式会社ホンダ・レーシング)が主導し、HRC-K20Cと呼ばれる市販のシビック・タイプRエンジンを改良したエンジンであることが明らかになったが、今回のプロジェクトについて現場開発陣を率いる佐伯昌浩プロジェクトリーダーに話を聞くことができた。

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謎のスーパーフォーミュラマシンが鈴鹿を疾走。そのエンジンは……なんと市販車のタイプR!?

 早朝の鈴鹿サーキットに謎のフォーミュラマシンが走行を行った。事前にでスーパーフォーミュラのマシンらしいという情報を入手していたが、実際、11月7日の鈴鹿には、真っ黒なカーボン地のスーパーフォーミュラサイズのマシンが走行を重ねた。エンジンサウンドは現行のスーパーフォーミュラとは若干異なっているようにも感じる。いろいろ調べていくうちに、このマシンに搭載しているのはなんと、ホンダの市販エンジンであることが判明した。

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