起業家のイーロン・マスク氏が率いる米スペースXなど3社は4日、米国防総省から総額135億ドルの契約を受注した。期間は2029年までで、宇宙軍向けにロケットを打ち上げ、機密性が高く構造の複雑な人工衛星を宇宙空間に運ぶ。写真はスペースXのロゴ。3月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration) - 起業家のイーロン・マスク氏が率いる米スペースXなど3社は4日、米国防総省から総額135億ドルの契約を受注した。期間は2029年までで、宇宙軍向けにロケットを打ち上げ、機密性が高く構造の複雑な人工衛星を宇宙空間に運ぶ。宇宙システム司令部(SSC)によると、宇宙軍が掲げる国家安全保障宇宙輸送(NSSL)プログラムの調達計画は2029年までに54回程度のミッションを想定している。各社の受注規模はスペースXが28回のミッションで59億ドル、米ボーイングBA.N, opens new tabと米ロッキード・マーチンLMT.N, opens new tabの共同出資会社のユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)が19回のミッションで53億ドル、米アマゾン・ドット・コム, opens new tab創業者のジェフ・ベゾス氏が率いる米ブルーオリジンが7回のミッションで23億ドルとなっている。このプログラムは国内で最も収益性の高い打ち上げ事業で、競争が激しいことから、契約を受注した3社は米国で最も能力の高いロケット打ち上げ業者としてお墨付きを得た形だ。私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tabMarisa Taylor, a Pulitzer Prize-winning investigative reporter, has more than two decades of experience covering business, healthcare, the Justice Department, and national security. As a Washington, D.C.-based reporter, she helped break the Panama Papers, which exposed offshore companies linked to more than 140 politicians. Taylor was also part of a team that exposed the CIA’s monitoring of Senate Intelligence Committee staff. She previously reported out of Texas, California, Virginia and Mexico. https://www.pulitzer.org/winners/staff-reuters https://www.reuters.com/authors/marisa-taylor/
トランプ米大統領は21日、航空機大手ボーイングに米空軍の最新鋭戦闘機の製造を委託することを決めた。関係筋2人が明らかにした。写真は3月21日、米ホワイトハウスで記者団に語るトランプ米大統領(2025年 ロイター/Carlos Barria)[ワシントン 21日 ロイター] - トランプ米大統領は21日、米空軍の次世代戦闘機の製造契約を航空機大手ボーイング(BA.N), opens new tabと締結したと発表した。自身が第47代大統領であることから、「F47」戦闘機と命名した。トランプ大統領は記者団に対し「大量発注したが、(契約の)額については言えない」と語った。他国も購入に関心を示しているとし、外国への売却も選択肢となる可能性があるとした。ボーイングにとっては、民間機および防衛事業双方で苦戦を強いられていただけに、今回の契約獲得は大きな勝利となる。契約受注を巡っては、米ロッキード・マーティン(LMT.N), opens new tabも競っていた。トランプ氏の発表を受け、ボーイングの株価は4%強上昇。ロッキード・マーティンは約7%下落した。次世代戦闘機の設計は極秘とされているが、ステルス性能や高性能センサー、最先端のエンジンが搭載される公算が大きいとみられる。アルビン空軍参謀総長によると、現在の主力戦闘機であるF22と比較するとコストが低く、将来の脅威に適応しやすいという。私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab