90年代に沖縄県知事として基地問題で国と対決した政治家であり、また沖縄戦や社会批評など100冊以上の本を書いた研究者でもある、大田昌秀氏。
こちら『大田昌秀―沖縄の苦悶を体現した学者政治家』は、そんな氏の生涯を追った評伝です。
著者は、名著『沖縄県知事その人生と思想』の野添文彬氏。
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53年前の今日・1972年5月15日、沖縄は戦後27年間の米軍統治から日本に”返還”され、日本復帰を果たしました。
しかしこちら『沖縄県知事 その人生と思想』や『拒絶する沖縄』を読めば、この復帰が「県民不在」のうちに決められ、「沖縄の気持ちを踏みにじる」ものだった事がわかります。
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こちら「沖縄県知事 その人生と思想」(2022刊)は、日本復帰後から現在に至る歴代の沖縄県知事を研究し、論じた一冊。
各自の生い立ちから県政まで、人生全体に着目。
その生身の姿から、保守・革新の二項対立だけではない、多角的な視点で沖縄の政治や基地問題を捉え直そうという、意欲作です。
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登場するのは、屋良朝苗・西銘順治・大田昌秀・翁長雄志・玉城デニーら8人。
県政運営はもちろん、日本政府や米軍・日米安保とも対峙せねばならない困難な立場。
保守の知事が首相を批判し、革新の知事が官邸に協力するなど、一筋縄ではいかない行動や苦渋の決断の裏に、何があったのか。
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時代の激流から生まれ、翻弄され、抗う知事達の姿は壮絶。
その姿を通して、著者は沖縄の近代史を描き、日本の政治のあり方を問うていきます。
“沖縄を理解するには、沖縄の人々がどのように生き、悲しみ、苦しみ、怒り、喜んだのかに思いを馳せる事が重要”…巻末の著者の言葉に、頷くばかりです。
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